ジュンク堂&ネットストアHON共同企画 「電子書籍の衝撃」刊行記念トークセッション 佐々木俊尚 × 永江朗 対談 @ジュンク堂新宿店 2010年4月22日

企画・運営者が実況のみをまとめたものです。公式ハッシュタグ打ち込んでいたにも関わらず、検索から漏れているようなので、こちらにまとめ直しました。 ハッシュタグ内の議論は反映しているものは他でまとめて頂いているので、こちらは単純な実況としてご覧下さい。
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Yo @yo17mr

永江 「90年代ブックオフの登場、00年代アマゾン上陸、でも風景は大きく変わったか?」 佐々木 「紙がなくなるって言う人がいるけど煽ってるだけですよね」  #junku0422

2010-04-22 20:06:46
Yo @yo17mr

質疑応答タイム 「今回の本のプロモーションは?」「まずこの電子書籍に関する議論をするハッシュタグを設定。ディスカヴァー社長をはじめ活発な議論が起こった。」「それは電子書籍の本だから成功した?」 佐々木 「必ずしもそうではない。」 #junku0422

2010-04-22 20:08:16
Yo @yo17mr

佐々木 「ツイッターはまだキャズムを超えていないと見ている。都市部に利用者が多いので、そこで受ける本は効果が高いかも」 #junku0422

2010-04-22 20:09:08
Yo @yo17mr

干場さん登場 「フリーにしたらという意見があった。でもこの本は買うところから経験して頂きたいと思った。」サーバーダウンに言及 「非難もあったが、結果的に佐々木さんに助けられた。9割方が応援に変わった」 佐々木「炎上マーケティングだ」(笑)  #junku0422

2010-04-22 20:10:48
Yo @yo17mr

「プラットフォームは持っていかれるしか無いのか?」 佐々木 「問題がいくつか。いまだにモノづくりにこだわるばかりに、ネットワークづくりに目が向いていないアイポッドのような成功例が日本にない。それを再生出来るかというと難しい」 #junku0422

2010-04-22 20:12:04
Yo @yo17mr

佐々木 「今年のCESでは台湾などの電子書籍リーダーがたくさん出展されていたけど、まず生き残らない。環境づくりができていないから。」 #junku0422

2010-04-22 20:12:47
Yo @yo17mr

佐々木 「第二に、日本はアプリケーションづくりがメチャクチャ下手。ソニーのリーダーは今成功しているとされているが、一度日本で失敗している」すいません追いきれませんでした #junku0422

2010-04-22 20:14:08
Yo @yo17mr

「大手は守る側、中小はチャンスと仰る。自分は大手に身をおく人間だが、それでも国際標準を受け入れた時には、交渉力やコンテンツにおいて、大手が強いと思っている。」 佐々木 「その側面はある。しかし高コストが問題。プラットフォームに持っていかれてしまうので」 #junku0422

2010-04-22 20:16:22
Yo @yo17mr

「低コストでやっていけるスモールチームが強い。大手が徹底的にスリム化をしたらとても強い」 質問者「補足:編集能力は大手が高いとは思わないです」 #junku0422

2010-04-22 20:17:53
Yo @yo17mr

「作家、書き手側の反応はどうだったか」 佐々木 「あんまり無い。読んでないのでは?五木寛之さんは褒めてくれたらしい。坂の上のクラウドという連載で(笑)」 #junku0422

2010-04-22 20:19:00
Yo @yo17mr

「電子書籍による作家への影響は」 佐々木 「有名作家は成功する。素人の書き手は自費出版のような形で、低コストで出版が可能になるのでこれも可能性がある。その間の人が厳しい。」 #junku0422

2010-04-22 20:20:32
Yo @yo17mr

佐々木 「文芸誌で飯を食っている人は、そもそも雑誌が厳しくなる。実売部数印税みたいになったら、書いた時点でお金は入ってこない。」 #junku0422

2010-04-22 20:21:48
Yo @yo17mr

佐々木 「グーグルのような収益の高いプラットフォーム企業が、貴重な文化へのドネーションのような事をやっていく可能性はあるのではないか」 #junku0422

2010-04-22 20:22:35
Yo @yo17mr

永江 「文芸書は電子書籍化される最後のものになるのでは。ビジネス書にしても実用書にしても、兼業の作家が多い。文芸書の専業作家には、いきなり大きな変化は訪れないのでは」 #junku0422

2010-04-22 20:23:47
Yo @yo17mr

永江 「著作権の問題もある」グーグルブックサーチ問題に言及「日本では排他的な契約がされていなくて、作家の言いなりに近い。日本文芸家協会は会員数2000人で、モノ書いて生きてる人のわずかの割合。自分も加入しているけどしっかり考えていきたい。」 #junku0422

2010-04-22 20:25:36
Yo @yo17mr

佐々木 「基礎取材を編集者がやっているケースも結構ある。著作者と言いながら書き手がほとんど書いていないケースもある」 永江 「世界の中心で愛をさけぶ、のタイトルを考えたのはIさんだけど彼に権利はない」 #junku0422

2010-04-22 20:26:57
Yo @yo17mr

佐々木 「大手があまり声高に権利を叫ぶのも社会に印象が良くないので、なかなか難しい」 永江 「読む人を主体で考えないと。」 #junku0422

2010-04-22 20:27:48
Yo @yo17mr

佐々木 「テレビをなぜネット配信できないかというと、出演者が非常に多くて、収益が上がったとしても分配率が決められない。10年くらい議論してるけど決まらない。アメリカは契約の形があるが、日本は口約束」 #junku0422

2010-04-22 20:29:07
Yo @yo17mr

佐々木 「作家に契約書を持っていくと怒られるケースもある」 永江 「自分は事前の契約をしていない。原稿が遅れた時に訴えられたら困る。ギャラはすべて編集者の言いなりにするようにしている。必ずしも契約が作家を幸せにするものではないと思っている」 #junku0422

2010-04-22 20:30:40
Yo @yo17mr

最後の質問「電子書籍・雑誌と端末の相性は」 佐々木 「アイパッドは雑誌。キンドルは書籍」「アイパッドで写真をフリックするといろんな写真が出たり、動画が見れたり、リッチコンテンツが登場している。雑誌をPDFしちゃいけない。アプリじゃなきゃ」 #junku0422

2010-04-22 20:32:32
Yo @yo17mr

佐々木 「雑誌に「プログラミング」の要素が加わってくる」「一時的にコストがあがるかも知れないが、流通の面などでコストが下がる」 #junku0422 

2010-04-22 20:33:26
Yo @yo17mr

永江 「日本の雑誌は広告が収益の命。製作コストの要素だけではない。0円にすることだって可能」 #junku0422

2010-04-22 20:34:11
Yo @yo17mr

大手の人「このイベントをなぜ3000円でやらないのか」 僕「いい指摘。書店は金儲けを考えていない事を表している。帰りに本を買っていって頂ければ良いという発想で、いつも1000円で固定」 佐々木「短期的な収益を求めるのではなく、長期的に最適化されることが重要」 #junku0422

2010-04-22 20:38:56
Yo @yo17mr

最後にふさわしい質問でした。僕 「今後もこのハッシュタグで議論が続いたら嬉しいです。皆様ありがとうございました。」 tsudaるの初めてだったので、お見苦しい点ご容赦下さい。 #junku0422

2010-04-22 20:41:09