言葉の持つ4つの次元について
- Akanekoegg
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「ママは死んでどこに行ったの?」東日本大震災によって東北地方から噴出して、またたくまに全国を覆ったのは「人は死んでどこに行くのか、なにに成るのか」という怒涛のような「後生の一大事」。宗教者に突きつけられる古くて新しい喫緊の課題。
2011-09-26 08:18:56「死んだ人はどこへ行ったのか」という問いは子どもたちの「なんで勉強しないといけないの?」にベクトルが似ているのかもしれない。つまり、子どもたちは問いの形で「勉強したくない」と訴えている。「ママはどこへ?」は「ママがいなくて寂しい」であったり「死にたくない」という訴えではないかと。
2011-09-26 08:45:31<続き>日本語はそういう余韻を残す言葉であり、本質に食い込まず半透明で暗示にとどまる言語だから、こういう行き違いが起こるのかな。 でも、だからこそ本当に大切なものは保存されるという長所もある。日本語、好きだなあ~と(笑)
2011-09-26 08:47:21その「半透明なあいまいさ」を排除しちゃうと発音が「じょうど」でも内容が「天国」になっちゃったり。ただ、具体的なアプローチの仕方ってケースバイケースかもですねRT @Akanekoegg <続き>日本語はそういう余韻を残す言葉であり
2011-09-26 08:53:01言葉には大雑把に分けて4つくらいの層があると思うんだけど、言語の本質というところは第2層に留まる場合が多い感じがする。物質にあくまでも入り込むというか。暗示になると第3層なのかなあと。 そしてこの第3層の言葉になると、誰もが自分にとっての解釈で受け取っていくんだけど。
2011-09-26 11:14:30面白い、好きな話だ。特に書き言葉の場合によく思うんだけど、同じ言葉に対して、いろんな人が自身の思い入れを突っ込んで解釈しちゃうよね。でもって本人はそのことに気づかない。RT @Akanekoegg: 言葉には大雑把に分けて4つくらいの層があると思うんだけど(略)
2011-09-26 13:56:17なるほど!日本語の書き言葉は絵画だからイメージが入り込む隙が沢山あるってことだよね。 QT @azumyn (前略)特に書き言葉の場合によく思うんだけど(後略) RT @Akanekoegg: 言葉には大雑把に分けて4つくらいの層があると思うんだけど(略)
2011-09-26 14:02:01@azumyn なるほどー。日本語はイメージとセットになる言語だから、発信する人が意図しないものまで受け取ってしまう人も出てくるという構造がそこにあるわけか。何を連想するかでその人の精神的な背骨も見えるから、見てる分にはおもしろいけど、ある意味慎重になっちゃうよね。
2011-09-26 14:09:32@azumyn でもってこれがいい方面でも悪い方面でも「そう来たか!」ってなることがあるんだ。 悪い方面はまあ、そのまま記憶からデリートだけど、いい方面で来た場合はなんか目の前がぱあっと開ける気がするんだ♪
2011-09-26 14:17:28@Akanekoegg あー、わかる気がする、いい方面ってこともあるよね。なんかちょっと、思いもかけずいいこと発見したような嬉しさがある、かも。
2011-09-26 14:18:37ツイッターは文字制限があるから、マイルドな詩的言語の世界なのかもしれない。発信者が想いを込めた文字をまた別の想いを込めて受信する人がいる。そうやって微妙な誤謬を含みながら作られていく言語空間。 って書いたら、なんか素敵やん?(意味なくエセ関西弁なぞw)
2011-09-26 14:37:10また、楽しそうな話してるね♫あなたの頭の中はカラフルで面白いと思うよ~。azumyが理論的に共感してるのも面白い(^O^)/@Akanekoegg: 言葉には大雑把に分けて4つくらいの層があると思うんだけど(略)
2011-09-26 16:59:16これは草食系男子の話をしてた時に思いましたーRT @azumyn ネットでやりとりするとき、特に感じるんだ。なんでそこでそう返ってくる?!という時に、相手の立場や考え方を分析というか想像してみると、ああそういうことか、っていうことがある。あった。
2011-09-26 17:00:37@souco8 @Akanekoegg そういえば、言葉の4つの層のうち、第2層と第3層の解説はあったけど、第1層と第4層の解説がまだよ。ねこたまちゃん、是非是非!
2011-09-26 17:01:04共鳴してくれる人がいると嬉しいよ♪ RT @souco8 また、楽しそうな話してるね♫あなたの頭の中はカラフルで面白いと思うよ~。azumyが理論的に共感してるのも面白い(^O^)/@Akanekoegg: 言葉には大雑把に分けて4つくらいの層があると思うんだけど(略)
2011-09-26 18:54:42@azumyn @souco8 おおう。そういえば限りなくひとりごと(というか、それまでのsizuonさんとの「人は死んだらどこへ行く」の会話からスピンオフしたツイートだった)だったから話してなかったー。ではつぶやくよー。
2011-09-26 18:55:46言葉には4つの層があるというのは、大峯先生という浄土真宗本願寺派の教学研究所の所長さんが書かれた「人間と言葉」という文章(教学研究所ブックレット№9 真宗と言葉 より)にあったんだよね。先生は次元という言葉で表現されていたんだけど、それを読んで「おおー! その通りだっ!」と
2011-09-26 19:04:28言葉の話 その2) で、それによると言葉の第一の次元は「実用語」 ツールとしての言葉。多くの人が言葉って道具だと思っているのは、確かにそういう側面があるからなんだけど、それだけじゃないのが言葉のおもしろいところだよね。 そして第二の次元が「概念語」だと。
2011-09-26 19:38:35その3)概念語とは、実用語のようにその場限りで消費される期限付きの言葉ではなく、物事の本質に入り込む言葉だと。ロゴスの世界なんだ。哲学というのもそれなんだなあと。でも、それを突破するのが第三の次元「詩的言語」で、これが「詩においては、人間は物が物自身について語るのを聞く」
2011-09-26 19:55:10その4) とマックス・ピカートという人が表現したらしいけど、なるほど。と。 その詩的言語の部分と、ミヒャエル・エンデが対談で語っていた「アジアの言葉は暗示に留まり、半透明でふわふわと漂う」「アメリカは物事の本質に入り込みどんどん重たくなる」という表現が私の中でリンクしたんだ。
2011-09-26 19:57:25その5)「ここに壷がある。壷は土から作られているがその本質は土が作る空間だ」「ここに車輪がある。車輪の本質は材が作る空間である」という論語の言葉(記憶が頼りなので細部が微妙に違うかも)は詩的な次元でないと入ってこないよね。
2011-09-26 20:09:28その6)詩的言語というのは言葉の本当に深い次元に食い込むものだけど、使われているのは「言葉」だから、そこに第一、第二の価値観しかない人が見ると、やはり自分に沿った解釈をしてしまうというところもおもしろいところだなあと。詩的な暗示をどのように解釈するかでその人の深さも見えてしまう。
2011-09-26 20:11:39その7) では、詩的言語が最も深い言葉なのかというと、まだまだあるぞということで登場するのが第4の言語次元。これは、浄土真宗なら「南無阿弥陀仏」だしキリスト教ならヨハネによる福音書の最初の文章「初めにみ言葉があった」の「み言葉」なんだけど、これはここでは説明しきれないかなあ。
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