fromPerpSpaceさんによる、準結晶(2011ノーベル化学賞)の解説

非常に詳しく解説してくれています。 flour_doubletさんと佐藤健太郎さんによる簡単な解説→http://togetter.com/li/197011
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がっくん @perpQ

(ここからはまったくコンセンサスが得られていないことをつぶやきます)準結晶が高次元によって記述できることは何か意味があるのでしょうか?高次元の弾性論は仮想的な空間である「直交補空間」に自由度を与えることで記述できます。

2011-10-05 23:20:36
がっくん @perpQ

また、実験的に得られる回折図形は正確に黄金比で傾いているものばかりではなく、直交補空間成分のせん断ひずみをもっているものもあります。準結晶の比熱を測ると3Rでなく5Rとう結果もあります。準結晶の記述には高次元に関連したような余分な自由度が必要に見えるのです。

2011-10-05 23:24:12
がっくん @perpQ

高次元が物理的に意味があるかどうかは分かりませんが、ベクトル・ポテンシャルも数学的な意味しかないのではないかと思われていましたが実在しましたよね?(←これは指導教員の受け売りです)高次元も実在したら楽しそうでしょ?(証明できればもう一回ノーベル賞ですな!)

2011-10-05 23:28:52
がっくん @perpQ

高次元云々の話は置いておいても、準結晶に今の固体物理では説明できない現象がたくさんあるのは事実で、非常に面白い研究対象です。これを機に裾野が広がるといいなあ。今年の金属学会で準結晶のシンポジウムがあります。ご興味があればぜひ。

2011-10-05 23:31:39