ソーシャルビジネスカレッジ第7回 池内タオル株式会社 池内 計司氏

m@(エムアット)🌳サステナブルな投資家 @msyk

ソーシャルビジネスカレッジの会場到着。 今日の講師は池内タオルの池内計司社長です。 愛媛県から世界へー今治とタンザニアを結ぶ『風で織るタオル』

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池内氏:池内タオルはソーシャルビジネスをやっているつもりはないが、周りからそのように言われている。IKTというファクトリーブランドで1999年に始めた。なぜ99年か？しまなみ街道が開通するため今治ではタオルを売ろうという事になった。

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池内氏:タオルはデザイナーズブランドがほとんどだった時代。その頃池内タオルはデザイナーズブランドのタオルハンカチがデパートの2/3を占めていた。そこで、担当しているブランドのタオルハンカチを買い取って物産館で売ろうとしたが断られた。

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池内氏:そこで、自社ブランドのタオルを作る事に。オーガニックコットンとしては今治でも10年ぶりだった。以前やっていたオーガニックコットンはミシン糸などでオーガニックではないコットンが使われていた。そこで再発売する際はウソをつかないオーガニックというキャッチコピー。

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池内氏:オーガニックで環境に優しいのはアグリカルチャーと高いのに買ってくれるお客様。自分たちは商売にしているだけ。そこで、自分たちも環境に優しい会社になろうという事になった。

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池内氏:東京で展示会をしたが、それは業界にとっては異例。普通は今治でやる。流通が崩れる可能性があるから。エコプロダクトショーは二回目から参加している。今は小学生の遠足場所になっているが、その頃はエコマニアがメーカーをぎゃふんと言わせようと来ていた。

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池内氏:ISO14001を取得したら環境だけかといわれ、翌年に9001も取得した。タオル業界で両方取得している会社は池内タオルだけだった。昨年卒業宣言したため今はいない。

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池内氏:テレビで大阪でグリーンパワーを利用した施設が出来るというのを見て小さい会社ながら連絡してみたらすぐに今治に来ると言われた。先方もどうやったら中小企業に売れるか検討しているところだった。

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池内氏:風で織るタオルを商標登録したのは2003年。小泉首相の所信表明演説の中で会社名は出さないが頑張っている企業として話したのをきっかけにニュースステーションが環境立国というテーマで池内タオルが紹介された。

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池内氏:グリーンパワーウインドという商標にたいして商標侵害と言われた。そこで、グリーンパワーウインドという商標をやめたら新宿伊勢丹が代わりの看板をと言うので風で織るタオルという事にした。

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池内氏:今はほとんどが風で織るタオル。1%くらいで他との提携商品。我々が作っている商品を選んだ企業はオーガニックコットンを選んでいる。風力発電を使うとどの位二酸化炭素が削減されるか？バスタオル一枚で473g。

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池内氏:池内タオルではオーガニックコットンの産地を言わない。他のメーカーは原産地で勝負しようとする。作りてとしては綿の差は30% 70%は誰がどのように作るか。更に綿花は綿糸を作る上の30%程。すると綿花は10%程しか影響がない。

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池内氏:現在は95%がインド 3%がタンザニア 残りがペルー。EU規格の綿糸であるものしか選んでいない。日本オーガニック協会の規格だと紡績工場が含まれない。紡績工場で他の綿と混ぜないようにするのは大変。アメリカで売ろうとしたらEU規格の紡績工場まで選ばないと認めてくれない。

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池内氏:なぜこんな事をしたか？売る気が無かったから。自社ブランドのオーガニックなんて売れないと思っていたのでこだわり抜いていた。売れ始めても基準を下げなかったのがピュアだと見られてソーシャルビジネスとか言われている。

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池内氏:タンザニアで綿花の生産者にコットンヌーボーを渡しにいった。バスタオル一枚で20坪必要。土地がたくさん必要。なぜ有機か？食べない野菜なので野菜でやってはいけないことを全てしている。

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池内氏:有機農法でない場合は枯れ葉剤をまいて枯らしてから機械で刈る。なぜオーガニックコットンが生まれたか？これ以上やったら土地も枯れるし、農夫がこれ以上死んだら困るから。

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池内氏:タンザニアに行った目的に本当にフェアトレードか？を確認しに行った。

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池内氏:3000ドルで井戸を一本掘る事が出来る。そこで池内タオルでも一本寄付する事にした。リーメイ社は学校も僻地で先生が来てくれないので先生向けに住宅を作ったりしている。10%くらいは還元しているのでは？

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池内氏:何をして欲しいと聞いたら安定して買って欲しいと言われた。日本の商社がブームの時だけ買い付けたりしているらしい。こんな僻地でも遺伝子操作された種子や農薬は売られている。タンザニアの有機栽培農家で年収が30万円くらい。一般の人と比較すると相当多い。

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池内氏:インドにも行って来たが、インドはもっと酷い。リーメイ社は医療バスを寄付したりしている。医療費の半額も負担したり。他には学校を作ったり。2万ドルで五年間面倒を見ると6年目から国が引き継いでくれる。売り上げが20億円のリーメイでこんなにやってる。

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池内氏:他のメーカーは糸にこだわっているのに製品にこだわりを感じない。もったいない。リーメイ社にとって一番の取引先に。タオルは糸を沢山使うから。来年は日本に来てコットンヌーボーの発表会で話そうという事になっている。リーメイの社長は奥ゆかしくてなかなか表に出てこない。

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池内氏:タンザニアだけでファーマーが2000人いるのでインドと合わせたら4000人くらいいるのではないか？リーメイの糸はとてもピュア。紡績を含めても混ざる事がない完璧なライン。

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池内氏:先週カンブリア宮殿に出演したがストーリーは秘められたままの生収録。ホームページでノーカット版を流しているが、本当に大丈夫なの？って事をしっかり流していて日本のマスコミにも良心があるとびっくりした。

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池内氏:愛媛は放映日が違うのでTwitterで見ていたが、池内タオルのサーバーが落ちたら楽天なら買えるとツイートする人がいたりして今度は楽天がすごい事になったり。翌日からは電話の対応に追われた。

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池内氏:来年はさらに違ったことを。