『恋愛を降りる（あるいは降ろされる）』ことと『らしさ』の抑圧性

ナツ @NATSU2007

恋愛対象を「自分と同じ権利と自我と意志と性的主体性を持った人間」と考えるのは(ヘテロの)女の側から見れば当然の事で、少なくとも「そんな権利を認めたら恋愛できない・面倒臭い」と逆ギレはしない。ところが男性にはそういう逆ギレをする人がいる。「考えなくて済んでいた」とすればそれは既得権

@ima_masato

@NATSU2007 おはようございます。ナツさんが目指されているところは理解したつもりですが、一方でhttp://t.co/68gfm0Muのように、「降り」ようとする男性に対して悪意の様なものも感じます。

@ima_masato

@NATSU2007 私は「主体性のある個人として女性と男性が向き合う関係」をフェミニズム（ウーマンリブか？）は目指して来た、そして現在そういった「関係」からも降りたい人達が自己主張し始めていると思っています。しかしナツさんの中で両者に対する評価は等価ではないと感じます。

ナツ @NATSU2007

「ヘテロ男性に主体性の揺らぎがない」というのは解る。ペドを正当化する論理に顕著。彼らは同性愛とペドを同列にして性的マイノリティの権利を訴えたかと思えば同じ口で「イスラムでは９歳から結婚が許されている・初潮が始まった少女に欲情するのは男の本能」とヘテロの優位性・本能性を平気で説く。

ナツ @NATSU2007

人権意識が希薄な社会で「不自由」になる行為もあれば、お咎めなしにされている行為もある。逆に、人権意識が進み民度の高い社会でこそ「自由」になる行為もあれば、「不自由」になる行為もある。これらを意図的に（あるいは本当に理解できずに）混同して論じている言説に惑わされてはならない。

ナツ @NATSU2007

@ima_masato 「降りよう」としている人ではなく「降ろさせられた」と思ってる人への悪意です。女性が権利や主体性を主張すると「女がうるさいので降りる」と言わんばかりの男性が現れますが、女性の主体性を自明としていれば「自分は自信がないから」という形になるのではないでしょうか。

ナツ @NATSU2007

@ima_masato 「主体性のある個人として男女が向き合う関係」から降りる事と、恋愛や性愛の対象が「主体性のある個人」である事を認めない事は違いますよね。前者から降りたとしても後者を認める事から降りる訳にはいかない。もうその段階に来てるのに認めようとしない人達が批判対象です。

ナツ @NATSU2007

「女性の主体性とか面倒臭い話がなかった時代の男女関係」を構築しようと思えば今でも十分可能なのよ。ジェンダーに沿った関係性を求める女性もいるから。ただしそういう女性は「男らしくて女性経験も豊富でグイグイ引っ張ってくれる人」つまり男性ジェンダーバリバリの男性を求める。

ナツ @NATSU2007

要は二次元のような「ジェンダーロールに素直に従って可愛い女を演じてくれる女子」が欲しいなら、自分もジェンダーロールに沿った勝ち組男にならねばならない。同性との競争から逃げ「弱者男性」を名乗りたがるのに、女に対してだけマッチョになりマウンティングしたがる男はバカにされる。

@ima_masato

@NATSU2007 おはようございます。「女がうるさいので降りる」、なるほど、こういった方は私も時々拝見します。そういった方をナツさんが忌諱されていることは理解しました。

@ima_masato

@NATSU2007 ところで私は中途障害者です。恋愛市場や労働市場からある日突然「降ろされた」立場です。未練はたらたらですし、何とか以前のように戻れないかと足掻いています。そういった私の事情から、ナツさんの「降ろされたと思っている人への悪意」に反応したのだろうと思います。

ナツ @NATSU2007

@ima_masato 私が批判してるのは「女が権利や主体性などを主張するようになったせいで降ろされた」(女にそんな権利はないのに不当な要求をしている)的な発言をする人なので、今さんのケースとは違います。降りるも降りないも自由だし、決定自体にどうこう言う権利は私にはないです。

@ima_masato

@NATSU2007 おはようございます。私は障害者が「降ろされ」ざるを得ない社会構造が問題だという認識を持っています。一方で「降ろされた」自分の現状を受け入れるために四苦八苦しています。

@ima_masato

@NATSU2007 。「女が権利や主体性などを主張するようになったせいで降ろされた」と主張する人を批判する点ではナツさんに全面的に賛成します。しかし引っ掛かりを感じるのは、「もしかしたら彼らも自分を受け入れるための葛藤の真っ最中なのかもしれない」という想像が働くからです。

@ima_masato

@NATSU2007 ナツさんはそういった場合でも「自分の葛藤に人を巻き込むな」とお考えですか？

ナツ @NATSU2007

@ima_masato それが葛藤にせよ、公に差別的な言動をすれば批判や反論は当然返ってきますよね。それを受け止める覚悟をもって発言するならどうぞ、と思います。女性の性的主体性は性犯罪にも関わる重要な問題だし、それを否定する人を批判しないでいる事はできません。

@ima_masato

@NATSU2007 ナツさんの批判対象が何であるか、どのような意図でもって批判されているか、理解出来たと思います。ありがとうございました。

ナツ @NATSU2007

@ima_masato 思うに、恋愛や結婚は他の「自由」と同列に並べられない点が難しい。相手が必要で、その相手の「好意・信頼」という見えざる物を得る事が社会構造の改革で可能なのかという問題ですね。恋愛や結婚は心身共に健康で充実したヘテロの男女の嗜みという抑圧を破壊する方向なら…。

@ima_masato

@NATSU2007 私が性愛と差別的構造を切り離せないと考えるのは、まさしく差別的である性役割や構造の顕在に、我々がどうしようもなく惹かれてしまう、という事実を体感するからです。ゲイ男性に顕著な「ガチムチ」は男らしさそのものですよね。私が男性に惹かれる限りそれを否定出来ません。

@ima_masato

@NATSU2007 同様に、ヘテロ女性フェミニストは男性への批判と共に、男性への性愛を彼らが男性であるが故に感じていると思うのです。その時批判と希求は矛盾しないのか、どのように自分の中で回答を出しているのか、個人的にはとても知りたい部分です。

ナツ @NATSU2007

@ima_masato 男らしさ・女らしさを無差別かつ一般論的に押しつける事がよくないと私個人は思っています。あんたの連れ合いでもない異性全般にどこまで自分の性嗜好を押しつけるんだ的な。性差別問題や男女平等に敏感な男性が女らしい女性を妻にしていても(その逆でも)それはありかと。

@ima_masato

@NATSU2007 せせりさんの「個人的なことは政治的なこと」という声が聞こえてきそうです（笑）。個人単位で収まっているはずの性役割が社会とつながっていると考えるなら、最も個人的な単位でこそ性役割は解消されるべきかも知れません。しかしナツさんのレスはひとつの回答して有難いです。

ナツ @NATSU2007

@ima_masato そういう思想のフェミニストもいるし結婚制度そのものを否定してるフェミもいますね。だから私は自分がフェミかどうか自信がないんです。

ナツ @NATSU2007

@ima_masato しかし結局の所、男・女らしい異性（同性でも）に惹かれるのは文化的刷り込みだと思うのです。「とにかく太っていれば母性的な美人」という文化圏もある。「らしさ」の社会的抑圧がなくなれば、いずれ嗜好も変容せざるを得ないんじゃないですかね。

@ima_masato

@NATSU2007 おはようございます。それは鶏が先か卵が先かという話になりますね。私は私の性愛を満たすために「らしさ」がなくなってもらっては困ります。私が（そして多分多く人が）「らしさ」を求める限り、「らしさ」の抑圧性は存在し続けるでしょう。「らしさ」の内容は問わず。