こう言っちゃなんだけれど、今まで関わってきたモノづくりにプライドを持つ人たちってのは「ワガママすぎる」人が多いように思う。例えば自著を自炊されたくないと叫ぶ作家とか、顧客からのオーダーに応じない伝統工芸士とか。
2012-02-04 09:58:07「秘すれば花ですから」という理由で自社製品のカタログを作らない伝統工芸の工房とかあったんですよ。そんで後継者がいないとか売上が伸びないこれは最近の若者がモノを知らないからだとかいう。
2012-02-04 09:59:37もちろん、モノづくりにおいてどうしても譲れない部分ってのはあると思うんですよ。でも明らかにそこじゃないだろ?みたいなところで強情を張る。これは図書館員とか教師にも(ry 例えば自動貸出機はぬくもりを伝えないからダメ、とか。
2012-02-04 10:01:50自分の瑣末なワガママを曲げてでも顧客の欲しいモノを市場に送りだす人の方が、そうでない人より儲かるのは自然の摂理だと思いますけれどね。
2012-02-04 10:02:48応じるべきでない要求ってのはありますよ。箪笥屋に着物を作れと捩じ込むとか。でもIT業界ならいざ知らず、伝統工芸の業界ってのはお客さんがよう勉強してはる人多い気がするなー。
2012-02-04 10:09:18で、マジでムカつくのが、そういう度を超えた偏屈マイスターが本当に「良い」モノづくりをしているかというとそうでもないこと。技術は高くてもデザインセンスが悪く、どう考えてもダサいモノ、現代の感覚に合わないモノを本人たちはカッコいいと思い込んでいたりする。
2012-02-04 10:12:11ヘンな「最高」主義--「最高」ってのは使われている技術や材料が最高って意味ね--を貫くために顧客の要望をあっさり踏みつぶす。そっちの材料や技術がより「良い」ってことは百も承知だけれど、それよりランクが落ちるモノが顧客にとっては「好ましい」ってことはよくあるのにね。
2012-02-04 10:14:06手書き友禅の方が型染めよりも、紅花染めの方がウコン染めよりも、絹の方が綿よりも「良い」のは知ってるよ。でも良いモノが欲しいんじゃないの、好きなモノが欲しいの!
2012-02-04 10:16:59伝統工芸業界におけるこの「最高」指向がイヤなんだよね。洋服は好きなモノを買って着ても似合っている限りは文句言われないのに、着物は好きなモノを着ているとそれが「良いモノ」じゃないという理由でpgrの対象になったりする。
2012-02-04 10:22:3720歳になりたてで着物にちょっと興味が出てきたレベルの若い女の子に「おばあちゃんになっても着られますよ~」とか言って60万円の超地味な結城紬とかすすめるのバカなんじゃない?と思って見てる。
2012-02-04 10:27:56顧客から「ここの赤の部分を橙色にしてくれ」と言われたくらいで貶められる職人のプライドなら随分お安いプライドなんですね~としか思わないのですわ。
2012-02-04 10:33:49