ソ連政府がルイセンコを支持した理由とは

自分用メモ。 @tiseda さんのつぶやきを中心にまとめました。
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伊勢田哲治 @tiseda

立命館にてソ連科学史の講演会を聴講中。プロの同時通訳すごい。

2012-02-08 11:18:44
伊勢田哲治 @tiseda

講演者の解釈では、ソ連政府がルイセンコを1948年に支持した理由は真理よりイデオロギーを優先させたという話ではなく、理論的な科学の重視やラマルク主義の正しさについての確信が背景にあったとか。

2012-02-08 11:47:36
たく @polanyaan

ソ連における科学の権威は何だったか、だな。“@tiseda: 講演者の解釈では、ソ連政府がルイセンコを1948年に支持した理由は真理よりイデオロギーを優先させたという話ではなく、理論的な科学の重視やラマルク主義の正しさについての確信が背景にあったとか。”

2012-02-08 12:04:31
伊勢田哲治 @tiseda

つづき。スターリンは科学における批判の重要性を認識していたが、論争が長引くことは恐れていた。1948年の介入は論争はもう十分だと考えた結果だという。

2012-02-08 12:12:40
伊勢田哲治 @tiseda

つづき。ルイセンコの勝利はソ連における理論科学の重視の一環であり、そうした重視がこの失敗と同時におおくの成功ももたらした。非民主的政府が科学を重視すること、のリスクを示すのがこの事件だ、との結論。

2012-02-08 12:45:32
永瀬唯 @kakansaku

多くの成功ってなに?例えば宇宙工学はスターリン以前の草の根から。 RT @tiseda ルイセンコの勝利はソ連における理論科学の重視の一環であり、そうした重視がこの失敗と同時におおくの成功ももたらした。非民主的政府が科学を重視すること、のリスクを示すのがこの事件だ、との結論。

2012-02-08 15:43:55
伊勢田哲治 @tiseda

ラマルク主義のただしさをスターリンが確信していた背景にはマルクス主義イデオロギーがあるのでは、と質問したところ、これは彼が生物学を独学した結果であって、あまりイデオロギーは関係ないとのこと。

2012-02-08 13:10:25
Minaka Nobuhiro 『読む・打つ・書く』の人 @leeswijzer

[欹耳袋]ヨシフ・スターリンが〝ラマルク主義〟に惹かれたとしたら,ちょうど「ダーウィニズムの黄昏」の時期だったから納得できないことはないが…….

2012-02-08 13:25:47