「ライン」のある人、ない人

なちゅ。さんは3歳の娘ちゃんのお母さん。娘ちゃんは自閉傾向の疑いあり。 このたび専門家の先生を訪ね、発達について診断を受けてきました。 先生の言葉によって、なちゅ。さんは娘ちゃんについての理解が一気に深まった! 診断の記録と、それを受けてのなちゅ。さんの考察がツイートされます。 自閉傾向には様々な側面がありますが、その中でも特に 続きを読む
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なちゅ。 @itacchiku

旦那にこの話をしたら、みんなが持ってるから欲しいとか、話題がわからなくて焦ったとか寂しく感じた事は一度もないって言ってた。やっぱりラインを持たない人は、同じである事で得る安心感がないから、こういう感情にもならないんだな。

2012-02-16 11:04:17
なちゅ。 @itacchiku

大人になって「他人は他人」を受け入れてる今では、私もそういう感情はもう殆どないけどねぇ。(TLに踊らされる事があるので全くないとまではいわないw)

2012-02-16 11:07:33
なちゅ。 @itacchiku

先日Twitterでも話題になった、知恵袋の「娘がジャニーズを聞かない事を心配する母」の話も、(ネタじゃないなら)あの母親は思春期にジャニーズという手段で周りとの共通性を確認し安心感を得て心の拠り所にしてきたから、それをしようとしない娘が理解出来ないし不安すら感じるんだろうな。

2012-02-16 11:14:37
なちゅ。 @itacchiku

【参考】娘がジャニーズを聞かない事を心配する母→http://t.co/bMYB009m

2012-02-16 11:15:59
なちゅ。 @itacchiku

そう考えると、この母親の不安感も理解出来なくはないよなぁって。防衛本能なのね。「みんなちがってみんないい」を受け入れてる人達からみたら、滑稽に見えるけどさw

2012-02-16 11:18:28
なちゅ。 @itacchiku

@hon_no_mori そうそう、そういうことみたい。思春期に悩み苦しんでその結論に辿り着いた身としては、なんとも羨ましい話だわー。自分探しの意味もわからないっていってた。「自分とは?」という疑問さえ、そもそもよくわからないんだって。周りに影響されないからだよね。

2012-02-16 11:25:34
なちゅ。 @itacchiku

@masami28 女の人は特に多いですねwでもそれは、本能に基づく通過儀礼的な行為でもあるので、我が子がその時期に差し掛かった時に、「みんなと一緒」を求める感情は認めつつ、大事なのはそうではないということを教えていくのがいいんだろうなと思いました。

2012-02-16 11:28:08
なちゅ。 @itacchiku

さー、もういい加減ラインの話はおしまい!キリがないwでも考えるのすごく面白かった。こんなものにしがみついて生きてるなんて、つくづく窮屈な人生だよwでもそれも仕方ないから、適度におのれのラインと付き合っていくわ。

2012-02-16 11:36:01
なちゅ。 @itacchiku

@hon_no_mori 逆に、確固たる自分がありすぎるから、社会に馴染みにくい=障害ってことにもなってしまうんだろうね。そうか、この間の成功体験を積むってのも、この確固たる自分を肯定する為の手段って事か。こうやってつながっていくのね。なるほど。

2012-02-16 11:41:12
なちゅ。 @itacchiku

@hon_no_mori 私も娘や旦那が傾向ありじゃなかったら、知らないままだったよー。傾向ありと言われる人達は私なんかよりはるかに自由な世界を生きてるのかも。知れば知るほど、障害じゃなくて特性なんだって事がよくわかったよ。娘や旦那を通して知らない世界を垣間見るようで楽しいわ。

2012-02-16 11:55:14
なちゅ。 @itacchiku

@hon_no_mori そうそう!この間、病院の先生が「傾向ありの人は複雑な世界で苦労してるから、はじめにお疲れ様という事にしています」って言ったのに対して、旦那が「それが当たり前の中で生きてるから、お疲れ様とか言われても」って言ってたの。まさにそういう事だよね!→

2012-02-16 12:20:20
なちゅ。 @itacchiku

@hon_no_mori 私も娘の傾向がわかって、はじめはどうしていいのか絶望すら感じたんだけど、こうやって色々知った今はもう心配もしてないし、むしろ特性を持って生まれた事を誇りに思うよ。胸張って自慢の娘っていえるwここに辿り着けてよかった。受け入れられてよかったよ。

2012-02-16 12:23:00

「ライン」の観点から、「蜘蛛の糸」について言及

なちゅ。 @itacchiku

「ライン」の話はもうおしまいといいながら、さっき旦那とメッセで話してた芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の話が面白かったので、ちょっとメモ的に残しとく。

2012-02-16 13:52:25
なちゅ。 @itacchiku

芥川龍之介が変わった人だったというのは周知の事実で、今でいういわゆる「傾向あり」のラインを持たない人だったと思われる。それを踏まえたうえで蜘蛛の糸の話を考えてみると面白い。

2012-02-16 13:53:39
なちゅ。 @itacchiku

蜘蛛の糸の中にでてくるお釈迦様とはラインの外側にいる人→龍之介自身。ある日、彼は雲の下(ラインの内側)にいるいわゆる定型の人達に目がいく。

2012-02-16 13:54:29
なちゅ。 @itacchiku

蜘蛛の糸をたらしそれに多くの人が群がる様は、まさに与えられたものに飛びつく流行を追う人々。その様子をしばらく眺めていた彼は、最後にはプツンと糸を切ってしまう。

2012-02-16 13:55:15
なちゅ。 @itacchiku

それは、ラインにしがみつく内側の人々を見切ったのかもしれないし、自分はあちらにはいけないと失望したからかもしれない。ただ単純に興味を失ったのかもしれない。

2012-02-16 13:55:51
なちゅ。 @itacchiku

あの作品は欲深さを戒めるような話になっているけど、実は彼のラインに対する葛藤の表現だったのかも。

2012-02-16 13:56:52
なちゅ。 @itacchiku

なーんて、文学なんてさっぱりわからん夫婦の思いつきばなしだけどwでも、ラインを持たない旦那から見れば、あの蜘蛛の糸の糸に群がる人々の描写は、まさにラインの外側からラインの内側の人達を見た時なんだそうな。面白いな。

2012-02-16 13:59:32