#この書き出しいかがですか まとめその3(2/29,3/1~3)
君を探して、一体どれほどの時が経っただろうか。 左手に僅かに感じた君の温もり。冷え切る夜の風に少しづつ奪われて行くような感覚を味わっている。切り捨てられた残響音の落ちた濃紺の夜空。月や星があざ笑うかのように見ているようだった。君を探して、今夜も俺は道化師になった。#書き出し
2012-03-03 21:14:52君を探して、一体どれほどの時が経っただろうか。やっと探し当てた足りない欠片、やっと繋がれた右手。君からの言葉を待ちわびていつか一緒に暮らしたいと願った夜達。何時の間にか君が他の手を握ってたなんて、思いもしなかった、安らかだった日々。#書き出し
2012-03-03 21:45:22「くっ…まずい、まずいぞ…このままでは…あうっ…はやく、はやく私から離れろおぉお!!さもなければ…お前達を巻き込んでしまう!私は…私は…もう誰も犠牲になんて…したくないん…いたっ!?」「五月蝿いバカモノ、授業中だ」 「…定規の角は酷いっす、先生…」#書き出し
2012-03-03 21:15:49空気を肺いっぱい吸い込んだら、レモンの味がした。抜ける風味は爽やかで、喉に残るは仄かな甘味。これはきっと、隣の君の香りだろう。胸を躍らせるのは、心を暖めるのは、足取りを軽くするのは、繋いだ右手の柔らかさ。レモンの味は恋の味。もう少しだけこのままで、味わっていよう。 #書き出し
2012-03-03 22:55:44最初に感じた違和感は、ひどく些細なものだった。作り物の笑顔が剥がれてく感覚。私は誰だったろうか。違和感が馴染んでいくたびに感じる。私は誰でもなかったと。ああ、それでは、胸を抉る悲しみは誰のものだろう。今ここにいる私、私を拒む私、それは一体、誰の残滓だったのか。#書き出し
2012-03-03 23:21:05いつわりもしんじつも燃え盛る炎の中ではきらきら光る幻だった。その幻想に見惚れていると、ふっと炎が消えた。残ったのは虹色に煌めく灰。いつわりとしんじつが混ざった灰は、風に乗って世界を覆う。きらきら光る世界は、新たな物語に染め上がった。 #書き出し
2012-03-03 23:28:49彼女は引っこ抜いた涙腺を蝶々結びにして笑っていた。僕は思わずその涙腺を琥珀を当てた。きらきら光る琥珀の中で眠る蟲。僕らもこうして閉じ込めれて息絶えることができれば…被虐願望が耳鳴り。笑う事しかしない僕はこれから彼女のために泣くカナリア。孔雀。なんて、そんな役割だ。 #書き出し
2012-03-03 23:27:08迷子さんたち
すみません、まとめ製作者の非力さ故です(◞‸◟)
取得漏れもあるかもしれません(´・ω・`)
#書き出し 将来、必ず子供は2人以上産もう。笑顔、涙、期待、怒り、喜び、注意、言葉、お手伝い、躾、理想、方針、主義、…お母さんの、お父さんの、母方のおばあちゃんの、母方のおじいちゃんの、父方のおばあちゃんの、父方のおじいちゃんの、…。一人っ子は全て1人で背負わなくちゃいけない。
2012-03-03 10:40:26