正しくTogetter / min.tにログインできない不具合が発生中です。X側の修正をお待ちください(詳細はこちら)

放射線による発癌のリスクにしきい値が存在しない事を、発癌のメカニズムから考えてみる

人間が癌になる理由はもちろん複合要因だと思いますが、その中でも放射線の影響は大きいのではないかと思ってまとめてみました。
6
スカルライド @skull_ride

①広島長崎の疫学データから放射線による発癌のリスクにはしきい値(これ以下なら安全という値)は存在しないことが分かっています→ http://t.co/Mw9PdWGx 。今回は発癌のメカニズムから考えてみました。

2012-04-02 11:36:57
スカルライド @skull_ride

②NHKの「驚異の小宇宙・人体~ミクロの戦士たち~」という番組。この中で人体の中では常に癌細胞が発生し、免疫細胞がそれを攻撃するのでなかなか癌にならないという事を知りました。 http://t.co/ACFJMbny

2012-04-02 11:37:25
スカルライド @skull_ride

③そして免疫力が衰えるとともに発生してくる癌細胞が抑えられなくなり、人間は癌になっていく。この番組を見て以来「じゃあ、何で人間の中で次々と癌細胞が生まれてくるの?」という疑問を持っていました。

2012-04-02 11:37:58
スカルライド @skull_ride

④活性酸素の話を聞いた時、もしやと思いましたがどうもしっくり来ません。こういうケミカルな物でそんな簡単に癌になるのか?もっとDNAを直接傷つけるような要因があるのではないかと思っていたのです。

2012-04-02 11:38:20
スカルライド @skull_ride

⑤そこに昨年の原発事故。これはちゃんと勉強しないとマズイと思って情報を集めていく中で出会ったのがゴフマンの「人間と放射線」でした。この中に僕の長年の疑問を解決してくれるような記載が数多くありました。

2012-04-02 11:38:43
スカルライド @skull_ride

⑥K40とCs137のγ線に話を絞ります。染色体やDNAを構成する化学結合を一つ切断するのに必要なエネルギーは5~7eV、それに対してK40のγ線は1461keV、Cs137のγ線は662keVと桁違いのエネルギーを持ちます。

2012-04-02 11:39:06
スカルライド @skull_ride

⑦高エネルギーのγ線は光電効果やコンプトン効果で電子にエネルギーを与え、エネルギーを受けた電子が電離作用で原子核から飛び出します。飛び出した電子は飛跡上の染色体やDNAをいとも簡単に切断します。

2012-04-02 11:39:29
スカルライド @skull_ride

⑧人間には染色体やDNAの修復機能が備わっていますが、もちろん全てが修復されるわけではありません。ですから染色体の転座なんかが起きますし、一見正しくくっついた染色体でも中の遺伝情報が破壊されていたりする訳です。

2012-04-02 11:39:52
スカルライド @skull_ride

⑨つまり人間は太古の昔から自然放射線により発癌のリスクを負っていて、それにセシウムなどの人工核種が加わることでそのリスクがどんどん「上乗せ」されていくというのが僕の理解です。

2012-04-02 11:40:18
スカルライド @skull_ride

⑩ですから放射線による発癌リスクにしきい値など存在するはずはないと思っていましたし、放影研の「しきい値なし」の疫学データを見た時もすんなりと納得が出来たわけです。以上です。

2012-04-02 11:40:42