チェルI131被曝の甲状腺がん若年患者のクロモゾーム7q11領域の重複発現について

2011年8月12日東大最先端技術研究センター児玉龍彦先生の緊急提案で引用された、Julia Hess et al www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1017137108 に関するやり取り。チェルI131被曝の若年甲状腺がん患者のDNA特定部位(クロモゾーム7)7q11.22–11.23に特異的重複あり。の件。これは何ぞや?に関すること。引き続き医・生化関係者のコメ期待。
FALLOUT ヨウ素131 クロモゾーム 原発 児玉龍彦教授 チェルノブイリ 7q11 甲状腺がん
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この話、5月にJulia Hessたちの論文が出た時点で話題になるところではなっていたそうで。。。

この論文の正式最終版は、http://www.pnas.org/content/108/23/9595.abstract にあって、ライセンスもっていない機関・個人が本文PDFをDLしようとすると、料金を払ってね、と言われます。

が、正式版の前のEarly Edition というのが無料で掲示されていたときがあって、それを拾ったサイトhttp://anpron.eu/?p=5987 から、その Early Ed をタダで入手できます。

千葉どんぐり@休眠中 @chiba_donguri
Health News - Fingerprint of radiation exposure discovered in thyroid cancer http://j.mp/iW3U2W via @AddToAny これ信憑性高そう?英語わかる方ヘルプ!
buvery @buvery
簡単に言うと、チェルノブイリでの小児甲状腺癌のうち4割程で、7番染色体のある小さい部分のコピー数が増えている。他の小児甲状腺癌ではそこは増えていない。斜め読みだけれど、データはそうなっています。@chiba_donguri @AddToAny
千葉どんぐり@休眠中 @chiba_donguri
PNASの元記事はこれ。日本語で読んでも絶対理解できない確信がある!キリッ http://www.pnas.org/content/early/2011/05/18/1017137108.abstract
buvery @buvery
4割と書いたのは、PNASの論文のことです。甲状腺癌はret/PTCの組み替えが多いとか、下流はMAPKだとかいろいろありますが、それは置いておいて、あの論文で大事な事はチェルノブイリでは『ある特定場所でのコピー数変化』があること 。@chiba_donguri PNASの元記事
buvery @buvery
放射線で、例えば物理の人は、一本放射線が通りと遺伝子を一つ傷つけるとか、見てきたようなことを言っていますが、違う。実は甲状腺の場合は、ある場所(7番染色体7q11.22-23)でしかおこってない。@chiba_donguri PNAS
buvery @buvery
PNASの論文は、どんぐりさんの紹介が一番早かった。SMCが出してきたのは、そのしばらく後で、このコメントなど読むに値しない質の低いものです。ほんとは、ブログに書くべきなんでしょうね。RT @chiba_donguri: 専門家コメント http://bit.ly/l4jIgK
buvery @buvery
しかし、PNASの論文では、ERR 6.5と言っています。文献19の中の推定曲線によると書いてあって、pubmedではabstractだけで本文のリンクはないので、なぜこの数字が違うのかは私には分かりません。どうせ全部推定です。 @nishikawa_2011
で、それを8月になって東大の児玉龍彦さんの話を聞いてから掘り始めたやつがいて。。。
bunogeto @bunogeto
東京大学最先端科学技術センター所長 児玉龍彦 教授 講演 福島原発事故に対する緊急提案 110812 ustream.tv の録画 → http://bit.ly/nlLyLx
bunogeto @bunogeto
児玉さんの、http://twurl.nl/zlkr33 の10:00 ころの論文はhttp://twurl.nl/gshext ですな。ただし、abs読んでも、極限まで朧げにしか分からん orz
bunogeto @bunogeto
児玉さんの厚労委発言でもあったが、昨日のhttp://t.co/qd5KkgN (←スライド欲しいよね)で改めて strikingなのは、Cs137は要するに前世紀半ばに初めて出てきたものであり云々の部分。
bunogeto @bunogeto
確かに従来、Cs137の影響はよく分からん?てのが私周りの物理やの一般的理解で、それは実際知らないで来た為と思うが、てきとぉにウンチャラBq/Lくらいだったらまぁ大丈夫なんじゃない?など言うのは、最新の研究動向をふまえない思考停止かも知れぬ。
bunogeto @bunogeto
なので、http://t.co/C6vhtzR はもっとちゃんと理解したいし、これらと別に、医療用RI・診断治療被爆のことなぞも勉強したほうが良さそうだ。児玉氏の言う、緊急アクション諸々は当然やる、として。
ryugo hayano @hayano
御意.@bunogeto: なので、http://t.co/C6vhtzR はもっとちゃんと理解したいし、これらと別に、医療用RI・診断治療被爆のことなぞも勉強したほうが良さそうだ。児玉氏の言う、緊急アクション諸々は当然やる、として。
bunogeto @bunogeto
【質問】膀胱上皮細胞とか甲状腺細胞てのは培養できるんですか?それにCs137やI131を当てて遺伝子が損傷受けてる?の類を調べる実験的研究は行われている?それともまだ?その場合の理由は?
buvery @buvery
このPNAS論文は、もう2ヶ月程前についーとしたと思います。要点は、チェルノブイリの汚染地域で発生した小児甲状腺癌は4割で、染色体の特定部分(7q11)の重複が起きていた、につきます。RT @hayano: 御意.@bunogeto: http://t.co/NSeQxBa
ryugo hayano @hayano
感謝 @buvery: このPNAS論文は、もう2ヶ月程前についーとしたと思います。要点は、チェルノブイリの汚染地域で発生した小児甲状腺癌は4割で、染色体の特定部分(7q11)の重複が起きていた、につきます。@bunogeto: http://t.co/vwHUjq4
buvery @buvery
人の遺伝子は完全には安定してなくて、顕微鏡的には増えたり減ったりしているのですが、この数の違いを『コピー数の違い』copy number variation = CNVといいます。RT @hayano @bunogeto http://t.co/NSeQxBa
buvery @buvery
CNV自体は、もちろん、ゲノム計画以降全ゲノムに渡って調べる事が可能になったわけですが、この論文では、チェルノブイリの甲状腺癌の少なくとも大きな部分が特定のCNVによる、と言っています。RT @hayano @bunogeto http://t.co/NSeQxBa
buvery @buvery
もともと放射線による発癌のモデルは、DNAの二重鎖の切断=double strand break = DSBを代表とする遺伝子の変異による、が教科書的な理解ですが、どこかの特定の遺伝子座ばかり変異する話はなかったわけです。RT @hayano @bunogeto
buvery @buvery
『放射性物質はDNAを無差別に叩くのではなく、特定の染色体領域を標的とする特殊なメカニズムがあるかもしれない』興味深い話なのですが、小児甲状腺癌が100倍に増えていることから、因果関係は疫学的に確定しています。@hayano @bunogeto
buvery @buvery
CNV解析は特に珍しいわけでもなく、今では人の複雑な病気でよく行われている手法です。その手法を放射能由来の癌に適応して盲点をついた形になりました。確かに、ゲノム科学の進歩とも言えて、科学的には面白いのですが、放射線防護の観点からでは、内部被曝を防ぎましょう、と同じ結論になります。
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コメント

bunogeto @bunogeto 2011年8月14日
児玉さんの8/13のプレゼンでtw上広く知られるようになる前、Hess 論文が5月に少し話題になってたのの記録:http://bit.ly/p8GEPd http://bit.ly/p0X3xw http://bit.ly/nEn5tp http://bit.ly/rqB5a7 by @buvery さん、@chiba_donguri さんほか。
bunogeto @bunogeto 2011年8月14日
5-7月の関連twを掘ってきて、はじめのほうに挿入。
bunogeto @bunogeto 2011年8月14日
5-7月の関係twをさらに引っ張ってきて、補完
bunogeto @bunogeto 2011年8月14日
ようは、学問的に今後の関係方面の鋭意研究の対象事案、ということで、これでもってなにかしら決定的決着がついたよ、というのとは違います。
千葉どんぐり@休眠中 @chiba_donguri 2011年8月14日
@bunogeto さん、まとめありがとうございます。(しかし、私のツィだけおバカ丸出しwww)PNAS論文全文→ http://goo.gl/2AvZk
愛・蔵太(素人) @kuratan 2011年8月14日
.@buvery ニュートンでは「放射線が直接,生体分子を傷つける場合もあるが,間接的な影響の方が一般的には大きいという」と、活性酸素の影響を語ってますが(http://bit.ly/qERGjs)これはどう判断すべきでしょうか。コメントとして不適切でしたらすみません。
bunogeto @bunogeto 2011年8月15日
元togetter の筋からは若干蛇足気味ながら、実効線量と等価線量の違いについて整理して追加
袋小路茶犬 @fukubrowndog 2011年10月6日
今更ですが・・PNAS論文の原著者の一人であるGerry THOMASは福島の国際会議の演者の一人です(SessionⅣ-5)。Chernobyl Tissue Bankの方。彼女曰く「7q11変異は放射線による甲状腺がんを見分ける”可能性のひとつ”。まだ証明されたわけではない」とのこと。
Tsuyoshi CHO @tsuyoshi_cho 2012年4月1日
物理ではどっか1つ(よりは広いかもだけど)を傷付ける、でいいはず。それが生物のレベルになると(自己修復や自死もからんで)特定箇所でNGになったことが起因のガンが見える。じゃないかなぁ?他と違うのは、生理活動中の損傷(特定の所読むこと多いだろう)とそれ以外の時(安定時というかなんというか)の損傷のタイミング差?
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