田中天氏、100レベルの頂を語る。

『アルシャードff×ガイアクロスオーバーリプレイ 創世!真ラグナロク!』を発表された田中天(@tanakaten)先生が100レベルという神話の域に達したPCを扱うことについて語る。 見たものの(そう多くは)ない神々の戦いを知るべし。
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田中天(公開用) @tanakaten

4月も今日で終わり、『アルシャードクロスオーバーリプレイ3 創世! 真ラグナロク!!』も無事に発売されたということで、ほんの少しばかり、「超高レベルのコツ」を書こうかと思います。具体的には、100レベルPC。

2012-04-30 21:30:55
ひなた @siratamahinata

それは興味深いです。 RT @tanakaten: 4月も今日で終わり、『アルシャードクロスオーバーリプレイ3 創世! 真ラグナロク!!』も無事に発売されたということで、ほんの少しばかり、「超高レベルのコツ」を書こうかと思います。具体的には、100レベルPC。

2012-04-30 21:31:53
田中天(公開用) @tanakaten

まず、100レベルPCというのはとても時間がかかります。まず、作成からして一日~数日がかり。

2012-04-30 21:33:25
田中天(公開用) @tanakaten

GMが提示する「今回予告」と「ハンドアウト」ですが、100レベルともなると、もはや神が相手と同じです。なので、先に「どういう神をやって欲しいか、あるいは、どういう神をやりたいか」の話し合いをしましょう。Character First,Plot Secondってやつですね。

2012-04-30 21:37:33
田中天(公開用) @tanakaten

んで、キャラ作成。分担を決めた上で、各人に「おまえは戦神な。ファイター30/バトルマスター20は確定」と、各基本クラスとアインヘリアルクラスまでは上限までとらせるレギュレーションが楽です。これで50レベル分(と方向性)は決まるので、プレイヤーも楽。

2012-04-30 21:39:34
田中天(公開用) @tanakaten

そして100レベルとなると加護の数がもう大変です。管理するGMは処理する加護数を想像するだけでめまいがするでしょう。そこで輝くのがクエストアイテムやワールドアイテムといった加護級装備。こいつを取得することで、GMもプレイヤーも処理が高速化します。

2012-04-30 21:42:06
田中天(公開用) @tanakaten

とはいえ、スカウトの《バックスタッブ》みたいに、加護の数=行動回数となるキャラの場合は、本人のキャラ立てと戦闘能力にも関わってくるので、あまりキチキチに数を絞らせることもないでしょう。

2012-04-30 21:43:48
田中天(公開用) @tanakaten

なお、リプレイでは、皆様が多くのアイテムをお送りくださったので、その中から自由に選ぶことができました。贅沢な話です。みんなありがとう。

2012-04-30 21:46:44
ひなた @siratamahinata

高LVになれば自分の領土というか支配地があるからな~ なるほど。

2012-04-30 21:47:31
田中天(公開用) @tanakaten

さて、キャラは出来ましたか? OK、では、100レベルの神々がGMの目の前に現れました。ではセッションを開始……しちゃダメだそいつらの戦闘能力は、あなたの想像をはるかに超えています。十中八九、現状のラスボスだと一瞬にしてミンチにされます。

2012-04-30 21:51:38
田中天(公開用) @tanakaten

そして、プレイヤー自身も、おそらく己や仲間の潜在能力を認識していません。自分が、撫でただけで神も悪魔も機械も世界もミンチにしてしまうモンスターだということを、頭では理解しても根っこのところで理解できてないはずです。

2012-04-30 21:54:06
田中天(公開用) @tanakaten

なので、あえて言います。「慣らしのために一日使え」と。試し割りの相手としては、『フリズスキャルヴ』収録のアーリマンくん(99レベル)が良いでしょう。この究極至高絶対暗黒邪悪の神をオモチャにすることで、参加者全員の100レベルPCへの理解が深まるはずです。

2012-04-30 21:56:56
田中天(公開用) @tanakaten

アーリマンくんをオモチャにすることで、神々の幼年期は終わり、己の怪物性を認識するでしょう。GMも、ラスボスとそこに至る試練のデータが「弱すぎる」ことに気づかれることでしょう。お互いに帰宅し、データの再調整などをしましょう。なんて贅沢な時間の使い方だ。

2012-04-30 22:01:37
田中天(公開用) @tanakaten

ここでGMにアドバイス。「神々の長所を潰すようなことはするな。君の使命は、偉大な神々(=PC)と恐るべき悪(=敵)の壮大な神話的闘争を語ることであり、神を罠にはめて惨めに死なせることではない」ということです。

2012-04-30 22:04:32
藤井忍 @ShinobuFujii

名言ですね RT @tanakaten: なので、あえて言います。「慣らしのために一日使え」と。試し割りの相手としては、『フリズスキャルヴ』収録のアーリマンくん(99レベル)が良いでしょう。

2012-04-30 22:05:03
田中天(公開用) @tanakaten

その上で、やり過ぎと思えるようなことをやっても大丈夫だから思い切りやっちまえ。回避できなきゃ一撃死、判定失敗で世界が滅ぶ、それも上等。

2012-04-30 22:05:54
田中天(公開用) @tanakaten

次にプレイヤーにアドバイス。「君は偉大な神だが、唯一神ではない。ほかの偉大な神(=パーティの仲間)や、敵にも敬意を払え」 まぁ、ここんとこは普段のプレイングマナーと変わりませんね。

2012-04-30 22:07:48
田中天(公開用) @tanakaten

で、超高レベルキャラにどんな物語が相応しいかは、『フリズスキャルヴ』などにしっかりと書いてあるので割愛。

2012-04-30 22:10:03
田中天(公開用) @tanakaten

とにかくね、100レベルは時間がかかります。なので、「時間がかかっても誰かを責めない」「その上で、時間を無駄に使わないように心がける」というマインドセッティングがより重要になります。まぁ、適度にセーブして次回持ち越しでもいいんじゃないでしょうか。

2012-04-30 22:13:02
田中天(公開用) @tanakaten

なお、リプレイ最終巻で一番時間を浪費したのは、いらんとこでべらべらとくっだらないセリフを挟みこみまくるGM本人でした。俺、ギルティ。

2012-04-30 22:14:29
田中天(公開用) @tanakaten

さて、かようにコストの高い100レベルアルシャードですが、やってみるとこれが実に面白い! 「数字がでかくなるだけでしょう?」なんてとんでもない。ただただ特技やアイテムの使用を宣言し、発生する事象を述べるだけでもむせるほどに立ち込める神話感。

2012-04-30 22:18:35
田中天(公開用) @tanakaten

「貴様の加護は《オーディン》で消す!」「あ、俺は《オーディンズアイ》あるんで、俺の加護はこの世の誰にも打ち消されません」とか「加護だけじゃどうにもならない!」「あ、俺の特技に加護以上の効果で願いを叶えるってのがある。さぁ望みを言え!」とか。そんなのが目白押し。

2012-04-30 22:21:41
如月しのむ @NIGATUSAN

@tanakatenナチュラルに高見先生。そして誰もそれを否定し得ない…!(*´∇`*)

2012-04-30 22:22:08
田中天(公開用) @tanakaten

これで時間に余裕あるなら、特技《クエスターの創造》で新しい英雄たちを生み出し、彼らを尖兵として用いた戦いなんかをFS判定で始めちゃったりすると、もう黙示録的娯楽。まさに暇を持て余した神々の遊び。

2012-04-30 22:27:07
田中天(公開用) @tanakaten

とにかく、神のレベルの物語に禁じ手はありません。GMが思いついたら、あるいはプレイヤーが望んだら、それをやっちまいましょう。ちょっとくらい話の辻褄が合わなくたっていいんです。だって、神話ってそういうもんじゃないですか。話が伝わった地域によって神の名前や性格も違ったり。

2012-04-30 22:29:25