吉田アミ『おとのおとvol.4』佐々木敦×ローファイ！（2010.06.12）

吉田アミ Ami Yoshida @amiyoshida

彼らは皆、かなりマニアックといっていいほどの音楽狂であり、ある意味で自分の楽器よりも、膨大なディスクコレクションを大切にするような世代に属している。第二に、にもかかわらず彼らは、音楽でなくても本当は別に構わないのだ。

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たまたまバンドを組んでしまっただけで、ミュージシャンとしての生き方への幻想など、これっぽっちも抱いていない。彼らは、これこれのサウンドはこうあるべきだ的な教条主義から、限りなく自由であろうとする。「That's Lo-Fi Sound」佐々木敦（『DICE』１号９３年）

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９４年はローファイ元年！１６年前！！！

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「ロウファイになりたい」と書かれた小さな手紙が同封されていたが、あんたらもうロウファイやがな。佐々木敦（『DICE』１号９３年）

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@goldbug2_2 ９３、９４年の話なので混沌としてて一概にもそうとはいえないです。

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@sensualempire 完全に私見ですが、神聖かまってちゃんとローファイには大きな溝があるような気がする。彼らのパフォーマンスをみたときに私は「ふつうだな」と思ってしまうのは、ローファイを経験しているせいなのかもしれません。どちらかというとナゴムっぽいと思いました。

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ローファイトはジャンル名ではなく、音楽することへと向かう姿勢のことですから、それがあたかも一種の裏トレンドになって蔓延したとしても（まあそれほど大袈裟なものでもないけど）、あくまで結果にすぎません。「ローファイトはジャンル名ではないぞ！」佐々木敦（『DICE』９５年）

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ローファイは佐々木敦を形作った決定的な要素である、と考えると現在の活動に興味がある人にもぜひ来てほしい！佐々木さんって聞き手ばっかやってて、逆ってあんまない。あっても、佐々木さんベースで話すことが多いですが、明日、私は容赦するつもりはありません。それが誠実ってもんでしょ。

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これは音楽に限ったことじゃないのだが、僕はアンノウンなものをミックスするのが自分の役割（のひとつ）だと思っている。しかしそれは別に次から次と新しいものを持ってくることを意味しているのではない。

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むしろそうした空騒ぎが見落としてしまいがちなものを、ひとつひとつ救い上げていくことの方が大切なのだ。でも僕は宝探しもしない。開拓競争にも参加しない。ただ目と耳を使って、可能なかぎりの組み合わせを創出し続ける。それはけっして安易な「何でもアリ」ではない。

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そこには別種の厳しさが存在している。務めていい加減でありたいと思っているが、無責任とは違う。僕がイヤなのは何につけ「こうあらねばならぬ」というフレーミングで、そうした強制と戦うためなら、どんなことをしてでもアナザー・チョイスを引っ張りだしていく覚悟がある。

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あれとこれ、足し算と掛け算。僕にとってUNKNOWN MIXとは、一種の哲学にさえなりつつある。佐々木敦（『DICE』９５年）

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やばい！本格的にあっちーに惚れてきた！熱いぜ！！！毎回、対象に惚れるということからはじめる私であった。

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僕は自分の価値判断を他人に押しつけるつもりはありません。こと音楽に関して言えば、自分の役割はまず第一に「優秀な紹介者」であることだと思っています。僕は「評価」することが嫌いです。それは個々のリスナーがすることです。佐々木敦（『DICE』９５年）

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@MRKSK1977 あ、これは日本で紹介されてからの話で、ムーブメントとしては海外が先。そっから日本に伝わり、独自の進化をはたしました。ペイブメントはローファイのとして紹介されてますねー。

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ローファイの反応で多いのはやっぱキャロライナーとコステスみたいですね。

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キャロライナーとはサンフランシスコの音楽集団。日本ではボアダムズの山塚アイさんが紹介していたことで知られるように。メンバーは絶対に顔を見せず、ステージでは全員、奇妙でカラフルな衣装を着用。

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ギタリストがトランポリンに乗ったまま演奏、ドラマーがはりぼてのピアノを背負っていたなど伝説多数。それもそのはず（？）メンバーは精神病院の集団カウンセリングで出会ったという本物のキチガイ！８２年結成。お金がほしくて日本向けに１枚だけCDを制作した。

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ほかはすべてアナログ盤でジャケットは全部手作り。音源は釘がうってあったり、枯葉やゴミ、古着にくるまれるなどして売られていた。しかも、アールビバンとかで！バンド名の由来は１９世紀にいた言葉をしゃべる牛の名前から。

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コステス フランスの音楽家。主にカセットで大量に音源を発表。基本、全裸。ジャパン・バッシングをテーマにした「ニッポン人ユダヤ人」では、日本語で「オカネクダサイ。ワタシハハダカ。トテモサムイ」と入っている。ライブではテープにあわせて、歌ったりおどったり破天荒なパフォーマンスを行う。

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「たとえば曲を書いていて、どうしてもうまくいかないとする。そこで辞めておくのが普通だが、私はそのまま無理にでも続けて、とにかく発表してしまう。だから私のカセットには聞くに耐えないようなヒドいものも含まれている。

吉田アミ Ami Yoshida @amiyoshida

しかしそれでいいのだ。なぜならそれが私のその時、その場での感情を表したものだから。言ってみれば私の音楽は、ホームビデオで撮影した映像のようなものだと思う。確かに技術もうまくないし、ひどく乱暴な作りではあるかもしれないが、

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その出来事を記録したのがただそのビデオだけで、他では絶対に見られないものだとしたら、それゆえにこそ価値があるということになるのじゃないだろうか」（コステス談。UNKNOWNMIX SWITCH1995MAY）

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@pop_ それ佐々木さんがつくったやつですね。厳密には９３年くらいからロウファイつってます！

吉田アミ Ami Yoshida @amiyoshida

【速報！】なんと明日のおとのおと　佐々木敦×ローファイに元クララの野界典靖くんがきますー！なんかレコードもってくるとのこと。すごい状態だ……。野界くん今月で家を追い出されるらしいので誰か助けてあげてくださいっ！レコード３０箱を置いてくれるスペースも募集中。