文化審議会著作権分科会国際小委員会(第1回2010/06/18)
上原委員:制度面、ACTAやスリーストライクは動きつつある話。事務局説明の通りACTAをどうするかという話ではないと思う。ただACTAについては欧州等では権利者団体等からの意見も出てきている。スリーストライクについてもネット上での動きもある。
2010-06-18 10:41:50上原委員:制度に対応してネット上の現実の動きが変わるのか、それにどう対応するのか、といった検討は必要だと思う。二国間協議についても結果だけではなく、ある要求が出てきた背景などの情報提供もお願いしたい。
2010-06-18 10:44:33上原委員:インターネット上の侵害と一口にいうのではなく、いくつかのパターンがあると思う。合法的に入手したものを違法に使っている、P2Pによる非常に有効な、有効というのも変だが海賊版流通手段、ネット上で流通しているものをパクる等。パターン別に分析すべき。
2010-06-18 10:46:37事務局:具体的内容はまだ考えていない。アニメ、漫画等のコンテンツをビジネスとして扱っている企業を対象に現場の声を聴きたい、ということ。
2010-06-18 10:50:09上原委員:個人的には、そのヒアリングでは全体把握はできないと思う。企業は自分たちのビジネスの範囲内のことを見ており、自分たちの市場として動かしにくいところは手を付けないと思う。インターネット全体での状況は把握する調査ができないものか?
2010-06-18 10:50:17久保田委員:漫画やアニメといった侵害がわかりやすいものの話はよく出る。だが、産業との関係でいえば、プログラム、ソフトの侵害も取り上げてほしい、わかりにくいことから避けられてきた傾向があると思う。
2010-06-18 10:52:01池田委員:スリーストライクに関して。各国でどのような侵害が行われていて権利者がどう困っているのか、それに対してどのような方策がとられて、それがどのような効果を挙げているのかを知りたい。
2010-06-18 10:53:23道垣内主査:資料3について大枠承認、細かい修正は当方に一任いただくということでお願いできないか(*異議無し承認)
2010-06-18 10:57:10事務局:①著作権等常設委員会(SCCR)非公式会合。権利の制限と例外、視聴覚実演の保護について。権利の制限と例外については、視聴障害者向けの条約について2012年採択前提としたスケジュール提案。他、2000年19か条の議論等。6月会合でスケジュール調整。
2010-06-18 11:03:44事務局:②第5回開発と知的財産に関する委員会(CDIP)。4月に会合。調整メカニズム、モニタリング、評価及び報告の形式について、既存の監視システムを活用し、2012~2013年に開始で合意。③IGC(実況省略)
2010-06-18 11:08:34事務局:④APECの知的財産専門会合(IPEG)。アジア著作権会議の概要についての報告。映連作成のDVD上映。韓国のスリーストライクを含む累進責任法には、各国が興味を示し、次回会合で引き続き報告されることになった。
2010-06-18 11:11:30事務局:ACTAについては条文案が公開されたが、公開を巡っても激しい議論が交わされたようだ。年内妥結を目指し、早く透明性を確保すべきだという意見と、現段階で公開すれば混乱を招くだけだという意見。
2010-06-18 11:14:14事務局:資料4-2により著作権情報センターとの共催による2月のアジア著作権会議の報告。資料4-3により3月の日中著作権協議および覚書締結に関する報告。
2010-06-18 11:29:25事務局:資料5によりスリーストライク制度に係る各国の状況報告。(*我が国での導入についてここで議論するものではない、海外の実情把握の点からの紹介との念押しあり)。
2010-06-18 11:31:28事務局:スリーストライク。韓国。2009年4月著作権法改正、7月施行。アカウントの停止、掲示板サービスの停止、著作権委員会による勧告等が盛り込まれている。
2010-06-18 11:35:44事務局:スリーストライク。台湾。2009年4月改正、5月施行。改正時原案には無く、国会審議で盛り込まれたとのこと。ISPとプロバイダの契約で対処することから、権利行使、本政策実施のための行政司法手続き、行政機関はない、ボランタリーベースでの対応を検討中。
2010-06-18 11:35:52事務局:スリーストライク。フランス。2009年6月の違憲問題などを経て導入。本年7月よりHADOPIの運営開始予定。
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