首相官邸HP「日本食(昆布など)の効果」の定量的見積もり

「海藻を食べる日本人は影響が小さい」を粗く見積もってみました。 【関連まとめ】 福島第一原発事故による(小児)甲状腺癌リスクhttp://togetter.com/li/299825 日常食(昆布など和食)による事故直後のヨウ素防御効果についてhttp://togetter.com/li/300885
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海藻効果によって定量的にどの程度安心なんでしょうか?

studying @kotoetomomioto

首相官邸HPの「海藻食べてるので安心」説http://t.co/j55W8IUK平成24年4月25日: 確かにヨウ素欠乏だと標準的なモデルより「内部被曝で倍くらい?」悪い可能性もありますが海藻を食べる(とされる)日本人はどれくらい得をするのか?少し定量的に考えてみます。

2012-05-10 18:42:48

「日本人はヨウ素過剰」の根拠ってこれ?、、、マジですか?

studying @kotoetomomioto

厚労省2011年資料237ページhttp://t.co/XCAU4cM0「日本人のヨウ素摂取量」:「尿などの調査から通常食で1日あたり0.4~0.5mgなんだけど長瀧先生が海藻から1.2mg/日ぐらい摂ると仰ってるので合計1.5mg」というお話。

2012-05-10 19:01:02
studying @kotoetomomioto

長瀧先生の有り難い見積もり。(というかお手紙?)http://t.co/ArYLHL1C:右側パラグラフ2段目 「国内の昆布消費量2万tを1億3千万人で割ると1人1日あたり1.26mg」、、、、、。

2012-05-10 19:06:59

最近、それも子供はそれ程過多でもないんじゃないでしょうか?

studying @kotoetomomioto

総務省の全国消費実態調査http://t.co/UG25a1iw: 聞き取り調査なので一般に過小評価になると言われていますが相対的な傾向を見るには便利です。 長瀧先生も「お手紙」の左段で少しだけ触れてはいます。

2012-05-10 19:49:55
studying @kotoetomomioto

「昆布・わかめ(一般向けには合計しか項目がない?)」の1世帯当たりの平均消費額:右肩下がりです。長瀧先生が調査した2006年(昆布450g)と比べても2009年は1割以上減っています。 http://t.co/r3hM5hDA

2012-05-10 19:55:00
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studying @kotoetomomioto

http://t.co/pn49TfRV 最近では2002年をピークに昆布の右肩下がり供給力からも伺えます。 http://t.co/n9UBHy9H

2012-05-10 20:09:32
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studying @kotoetomomioto

「昆布・わかめ」世帯主の年代別消費量:子供をかかえる20代、30代世帯の消費は特に低く全世帯平均の1/3程度。 http://t.co/BQd9ciJW

2012-05-10 20:18:53
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studying @kotoetomomioto

訂正)1世帯は約3.2人ぐらいとの事なので2009年頃の若い世代の家庭1日1人当たりの昆布摂取量は: 400g/3/3.2人/365日=0.12g(乾燥重量)

2012-05-10 22:52:50
studying @kotoetomomioto

昆布に含まれるヨウ素含有量はhttp://t.co/zBDzAeL1:100~300mg/100g(乾燥重要)との事なので平均的に200mg/100gと思うと

2012-05-10 20:41:45
studying @kotoetomomioto

「間欠的にヨウ素を過大に摂取する日本ならではの原因」とされる昆布による供給も1人1日あたり、 0.12g(昆布)×200mg/100g(含有量)=0.24mg程度。

2012-05-10 20:46:00
studying @kotoetomomioto

一方、全供給量(2割程度の歩留まり?)を1億3千万人で割った長瀧スケーリングから児童の摂取量を推定してみると、 1.2mg/日×0.9(全体の供給量低下)×1/3(若い世帯)=0.36mg/日

2012-05-10 20:49:34
studying @kotoetomomioto

つまり児童に対しては「全くムダ無く、取りこぼしもなく、昆布のヨウ素を家族全員で吸収し尽した」見積もりでも0.3mg/日程度。 他の食品からとされる〜0.5mgを超えなくなってきており半世紀近く使われている長瀧モデルは「21世紀の子供食卓」には通用しなくなってきている。

2012-05-10 20:58:11

一部居たかもしれない「過多」な子供はどれくらいメリットがあったんでしょうか?

studying @kotoetomomioto

とはいえ「昆布」という最強食材が存在する事により、一時的にヨウ素過多になる可能性はある。 厚労省資料の尿検査の様に「児童の1割ぐらいはたまたま1mg/日以上」の幸運だった可能性はある。どのくらいメリットがあり得たか?

2012-05-10 21:06:39

「半減期」のメリット?

studying @kotoetomomioto

日本人の甲状腺における放射性ヨウ素の 生物学的半減期に関する考察(甲斐倫明1982年)https://t.co/uhjlBurO:「(1982年以前の)日本人はヨウ素過多(だった)ので特殊な機構があり、甲状腺からの排泄が凄く速い」という凄い研究。

2012-05-10 21:26:52
studying @kotoetomomioto

ただし生物学的半減期が凄く速いとしてもヨウ素131に対しては物理半減期が8日と短い事から、 「1/実効=1/物理+1/生物」の式に従い実効半減期6.7日。 つまり被曝線量が1割くらいは減ったかもしれない。

2012-05-10 21:30:36

「除去効果」のメリット?

studying @kotoetomomioto

(全文はまだ読めてませんが)「1回なら30mg、毎日なら15mg以上ヨウ素を摂取すればほぼ防御できます」という論文http://t.co/Sy8cssr1: 2~3mgレベルの食品摂取にどの程度除去効果があるか判りませんが、1割程度は吸入を防げたかもしれません。

2012-05-10 21:36:48
studying @kotoetomomioto

明石先生の資料7「1980年に『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』誌に発表された論文」:単回投与に必要なヨウ素の量は30mg程度以上。 http://t.co/SYukPO5B

2012-05-09 20:29:08
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せいぜい「個人で20%減、集団で2%減」という感じでしょうか?

studying @kotoetomomioto

「仮に昆布で10日間くらい2~3mg分頑張った個人」のメリットは: ・摂取が1割減ったかもしれない? ・排泄で1割得をしたかもしれない? 被曝量が0.9×0.9=81%に減ったかもしれない?(最大2割お得?)程度。 「屋内退避」が9割お得だった事を考えるとやはり小さいかな、と。

2012-05-10 21:53:06