- kjokjo1930
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「人間の偉大さと惨めさとはこんなにも明らかであるから、真の宗教はどうしてもわれわれに、人間のなかには何らかの偉大さの大きな原理が存在し、また惨めさの大きな原理が存在することを教えてくれなければならない。」(パスカル)
2012-04-22 20:04:40「ある宗教がほんとうであるためには、それがわれわれの本性を知っていなければならない。それは、偉大さと卑小さとを、そして双方の理由を、知っていなければならない。」(パスカル)
2012-04-23 19:49:20「中立を守ろうと思う者こそ、懐疑論者の最たるものであるからである。中立を守るというこのことこそ、この徒党の本質なのである。彼らに反対しない者は、りっぱに彼らの側に立っているのである。(そこに彼らの有利な点があるように見える)(1/2)」(パスカル)
2012-04-23 20:06:32「彼らは、自分たちの側に立つのではない。彼らは、中立で、無関心、すべてについて宙ぶらりんである。彼ら自身に対しても例外ではない。(2/2)」(パスカル)
2012-04-23 20:06:51「すべての人は生来たがいに憎みあうものである。人は邪欲を公共の福祉に役立たせようとして、できるだけ利用した。だが、それは見せかけにすぎない。愛の虚像にすぎない。実のところ、それは憎しみにほかならないのだから。」(パスカル)
2012-04-23 20:15:24「不幸な人々に同情するのは、邪欲にさからうことではない。反対に、人はそういう好意のしるしを見せ、何も与えずに、情けぶかいという評判をとりたがるものだ。」(パスカル)
2012-04-23 20:19:13「なんという判断の錯乱であろうか、人々が、他のすべての人々の上に出ようとし自分自身の善、自分の幸福と生命との永続を、他のすべての人々のそれらよりも好まずにいられないとは。」(パスカル)
2012-04-23 20:21:23「われわれは欠点を指摘してくれる人々に大いに感謝しなければならない。なぜなら、彼らはわれわれを鍛えてくれるからである。」(パスカル)
2012-04-24 17:05:08「人間は、おまえはばかだとたびたび言われると、そう思いこみ、またおれはばかだと自分にたびたび言いきかせると、そう思いこむようにできている。人間は一人で自分と内的な会話をするからである。そこでそれをよく調節するのがたいせつである。<悪い交わりは、良いならわしをそこなう>」(パスカル
2012-04-24 17:07:23「福音書のうちに引用された預言は、君たちを信じさせるためにしるされていると思うのか。いな、それは君たちを信仰から遠ざけるためだ。」(パスカル)
2012-04-25 16:59:59「弱者とは、真理を認めはするが、自分の利害がそれに合致するかぎりにおいてのみ、それを支持する人々のことである。そうでないときには彼らは真理を放棄する。」(パスカル)
2012-04-25 17:07:28「世には肉的な偉大にのみ感心して、精神的な偉大などはないかのように思っている人があり、また精神的な偉大にのみ感心して、知恵のうちにさらに無限に高いものはないかのように、思っている人々がある。」(パスカル)
2012-05-13 21:26:01「人が妙薬を持っていると称する多くの虚言者どもに多大の信頼をよせ、ときにはその生命を彼らの手にゆだねるまでになるのはなぜであろうかと考えて、私が気づいたのは、真正の薬のあることがその真因であるということであった。(1/2)」(パスカル)
2012-05-14 13:58:36「なぜなら、本物がなかったら、そんなに多くの偽物はありえないだろうし、また偽物をそんなに信用することもありえないだろうからである。(2/2)」(パスカル)
2012-05-14 13:58:52「宗教についても同様に推論すべきである。真の宗教がなかったならば、人が偽りの宗教を多く考え出すことはありえなかったであろうからである。」(パスカル)
2012-05-14 14:01:40