【飯舘村2012/06/23】
まあ、どういう見方をされるかに撮った本人はかかわれないし「廃墟写真」が好きなのも事実なので、そういう撮り方になっているのだろうと思います。朽ちた放置自動車とかボロボロの農機具小屋とかもありますが、これらは普通に生活が営まれている農村でも普通に見られる光景ですし。
2012-06-24 13:26:08これからもし「廃墟」化するとしたら、バリケード封鎖される長泥だろう。戻る意思を強く持てなければ、バリケードの向こう側に思いを残すのは相当つらいだろう。人の出入りがなくなれば家も土地も荒廃の速度が上がる。外の人間はともかく住民はいま同様に自由に出入りできる形になってほしいと思う。
2012-06-24 13:34:30「記事にすることを前提に取材して撮った写真」は出してますけどね。小宮の3人の方とか長泥の鴫原さん夫婦とか。外の人間がそこで撮った写真を公開するというのは、なかなか微妙な問題を孕んでいるので、いきおい「誰もいない写真」が多くなってしまう。見守り隊のひとの写真はいまはご法度だし。
2012-06-24 13:47:03自分が廃村を撮るとしたら、いまよりもっと人工物の写真が増えるだろう。家の内部も撮るだろうし家の周囲の「かつて生活があったしるし」を探すだろう。周囲の山や元田んぼとかはあまり撮らないでしょうね。いまは圧倒的に山や田んぼの写真が多い。「これはうちの田んぼだ」と思う人のことを思いつつ。
2012-06-24 14:01:14それは写真を撮る技術の違い(プロとアマの違い)ではない。どういう写真を撮りたいかという関心の違いだ。同じ所で写真を撮っても、心に残る風景を写真にしたいという旅人と、そこで暮らしている住民とでは、どういう写真を撮りたいかが違ってくるという話だ。
2012-06-24 13:14:42そのことは、僕が住んでいる「棚田」の村に写真を取りに来る人たちからも感じる。彼等、旅人が目にする景色と僕が目にする景色はあきらかに違うものであった。大急ぎで言うが「だから駄目」と言うつもりでは全然ない。
2012-06-24 13:23:13棚田写真家、青柳健二さん。 棚田写真集「オリザ館」 http://t.co/Fr7ueuIw アジアの棚田について http://t.co/8ixxVprZ 長い文章ですが、非常に面白いです。
2012-06-24 13:31:55青柳「人の死と同じように、文化にも尊厳死が認められていいのではないかと思いました。あるおじいさんは言いました。「あと5年もすれば棚田もなくなっちまうよ」と。その言い方はさばさばしていて、そこでは(あくまでもその地域では)、棚田の「大往生」といってもいいのではないでしょうか。」
2012-06-24 13:35:23青柳「どこの棚田だったか、耕作者から言われたことがあります。「棚田は残らないかもしれない。だから、きれいな棚田を記録しておいてください」と。私のやるべきこと、私にやれることは、やっぱり棚田を記録することなんだろうなと、そのときあらためて思いました。」
2012-06-24 13:38:57写真家はこうでなくっちゃならない。僕が暮らしている村が青柳さんの写真に滅び行く村として写されたとしても、全然かまわない。むしろ、そのことを正直に打ち明ける青柳さんのスタンスを高く評価する。 - 「棚田を撮る私の立場」 http://t.co/8ixxVprZ
2012-06-24 13:46:50先日、台風で近畿地方の各地に避難勧告・避難指示が出たときのこと。テレビで「○○県○○町、○○世帯○○人」と、対象となる世帯数と人数を列挙していた。中に「17世帯17人」という所があって、思わず笑ってしまった。だいたい、1世帯あたり2人ぐらいだった。
2012-06-24 14:00:25日本の田舎は、どこもかしこも、「廃墟」の気配が濃厚になっている。特に、山の中の村は、みんなそうだ。二階建ての立派な家があっても、その二階は、ほとんど全部、物置と化している。だって、平均すると、一世帯に二人しか住んでいないんだもの。
2012-06-24 14:07:24前田さんの飯舘村の写真について述べるときに、「廃墟」ということばを使ったのは良くなかったかもしれない。政治的な話が好きな人は、このことばを喜んで誤解し、誤用するだろう。
2012-06-24 14:21:27@Mseimei すみません。どうも、前田さんの写真を自分の関心に引きつけて強引に解釈しすぎたところがあるようです。人物の写真を載せることが出来ない、という事、なるほど、そうですね。
2012-06-24 14:30:36@softark 写真は本来そういうものですから。撮影者の意図と関係なく見る人が自分の体験の中で自由に解釈するもので、そこに「正しい」「間違い」というものはありません。今回は「自分はあなたの村を“廃墟”だと思って通って撮ってるのじゃありませんよ」という村のひとへの言い訳です(笑)
2012-06-24 16:05:13新たな復興支援 被災地ツーリズム- Y!ニュース http://t.co/ii0MJXhY ちゃんとマナーを守ってくれるならいいんですが。。 立ちションや所構わずのカメラ撮影は絶対にやめていただきたい。
2012-06-24 15:59:59↓RT:撮った写真をなんでもかんでも公開していいわけではないということもね。日本では死者の写真を公開しない、悲惨さを隠すためだ的なことを言われますが(今般の津波報道でもあった)「死者への思いやり」という日本人の心性も関係してると思いますよ。それが報道としていいか悪いかは別として。
2012-06-24 16:17:006月24日(追加)
【飯舘村2012/06/23】長泥コミュニティセンター。長泥小学校の校門石柱がそのまま残っている http://t.co/R57xsx1o
2012-06-24 19:27:44【飯舘村2012/06/23】長泥コミュニティセンター。ふたつのトーテムポールは長泥小学校の卒業記念か。奥のはまだ色が残っている http://t.co/LWep8p5X
2012-06-24 19:28:17