思い出の中の飯舘村・山津見神社
情報誌や旅行ガイドブック、webメディアなどに寄稿する代書屋。 福島県福島市出身。
3. 先月3月11日の月曜、私は新地町の鹿狼山に登った後、山津見神社に立ち寄り参拝した(帰福した折りは必ず参拝することにしている)。 http://t.co/MMwRHwtj24
2013-04-01 23:24:404. 拝殿から出ると、社務所から園枝さんがお顔を出し、社内のストーブの前で閑談。缶コーヒーとお菓子を頂いた。お返しに、南相馬で買って来たキムチを差し上げるた。「今晩のおかずにします」と仰っていた。 http://t.co/TbFyvr9kWH
2013-04-01 23:25:436. 虎捕山の伝説を話しているうち、新たなお話をお聞きした。頂上まで登った男性が、鎖場の近くの1mもある枯葉の山の中から突然子犬が飛び出してきて、とても驚いたと言っていたのだとか。 http://t.co/nkX99tzxQk
2013-04-01 23:29:527. 奥様の園枝さんは南相馬の原町出身。訪れた前日の10日が東京大空襲があった日で、話は戦時中のことに。線路伝いに歩いてきた人(顔が火傷で膨れていたという)に「水をくれ!」と言われたご経験があったらしい。
2013-04-01 23:30:458. その後、見回り隊の二人が加わり、ストーブを囲み4人で閑談。見回り隊の方々に虎捕山伝説についていくつか質問してみたが、そもそも伝説自体ご存じではなかった。園枝さんが悲しい顔で(と私には見えた)話に割って入られた。
2013-04-01 23:31:199. その後二人がお帰りになり、社務所は再び私と園枝さんの二人きり。境内が薄暗くなり始めた頃、園枝さんは夕暮れ時が恐いと仰った。全村避難の指示が出ていても、実際には各家庭に一人ぐらいは自宅に泊まっている。それでもやはり心細かったのだろう。美しい春が大好きだとも…。
2013-04-01 23:31:5810. おいとまする際、記念にと思い、園枝さんとツーショットを撮らせて頂いた。もしかすると最後の1枚かもしれない。この写真はいつかご家族にお渡ししようと思う。
2013-04-01 23:32:3511. 今更出火原因を考えても仕方ないかもしれないが、園枝さんは足腰がしっかりしていらしたし、火の始末には十分気を使っておいでだった。社務所のストーブも普段は消されている。なぜだろう…。
2013-04-01 23:32:5813. 恐らく、原発事故は、地方文化の荒廃に輪を掛けた、或いは加速させたと言った方が適切なような気がする。「山津見神社は氏子で成り立っている神社ではなく、全国の山好きの方々が数多くいらっしゃる」、園枝さん御自身から直接聞いた言葉だ。
2013-04-01 23:36:0014. 園枝さんに体験談を綴ってみられてはいかがと薦めてみたが、書き出しが難しいと仰っていた。悔やまれる。私たちはまた一人、貴重な語り部を失ってしまったのだ…。品があって、とても優しいお方だった。御霊安らかに鎮まり給え…。 http://t.co/4aUS3lgIWM
2013-04-01 23:36:50福島県飯舘村の「山津見神社」で撮った画像の一部を公開しました。飯舘村の方々にご覧頂けましたら幸いです。 http://t.co/q4ZBnLywTD
2013-04-02 01:26:44山津見神社で撮った写真を数多くの方々にRTして頂き、誠にありがとうございました。下記のリンク先に、拝殿内部を録画した動画がおいてあります。久しく参拝していなかったという方はどうぞ! http://t.co/M2NBmPomTY
2013-04-02 23:54:49新聞によれば、福島県飯舘村の村長・菅野典夫氏は、山津見神社の氏子だったそうだ。しかも、村長のお父様は、同社の総代だったらしい。ひょっとして、この狼狛犬(吽形)を寄進したのも、村長の血縁かも…。 http://t.co/YR2sdPXyeM
2013-04-03 00:14:341. 以下、飯舘村の山津見神社拝殿に置かれていたリーフレット「虎捕山鎮座 山津見神社(やまつみじんじゃ)」より転記。 ●鎮座地・福島県相馬郡飯舘村佐須字虎捕二六六 ●御祭神・大山津見神(大山祗神)
2013-04-04 01:49:11