思い出の中の飯舘村・山津見神社

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さてと晩酌。今宵は、福島の母から今日届いた手作りイカニンジンと、いわき在住の叔母の紅白なますが肴。酒は、長野県飯山市・田中屋酒造店の「水尾」をやる。御嶽山や長野県北部など今年災害に見舞われた他県の方々に、思いを馳せながら…。 pic.twitter.com/lcLhalfRMe

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てなわけで、今宵の酒は、近所の酒屋で見つけた郡山市・渡辺酒造本店の「雪の磐梯吾妻」。 pic.twitter.com/e2OMfEUvjd

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来週土曜の17日で、阪神淡路大震災からちょうど20年だという。もうそんなに経つのか。ついこないだの事のような気がするのに…。 東日本大震災で被災した人たちの中で、阪神淡路地域からの援助や励ましを受けた人は少なくないはず。その恩を忘れるようでは、もはや人ではない。

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@Kan_G: JR中央線車輌内の吊り革広告「福島・企業立地好適地」。内堀さんが拳を握るも、乗車客は皆、スマホと睨めっこ…。 pic.twitter.com/cqs9zQatbu pic.twitter.com/xNk51LYwlK

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七日、飯舘村の山津見神社へ初詣。奥に見える山が、頂上にその本殿が鎮座する虎捕山（とらとりやま）。 pic.twitter.com/Q3pyrAOdCR

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手水舎は氷が！ pic.twitter.com/Zjf1jXSvE4

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元旦から一週間も過ぎているだけに、さすがに境内には誰もいなかった。再建中の拝殿は、かなりそれらしくなっていた（後で権禰宜さんに伺ったところでは、契約では拝殿は五月末に完成のはずだったが、諸事情により六月末まで延期されたという）。 pic.twitter.com/vrmGhnzkwS

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頭貫や海老虹梁も出来ている。古びた社が好きだけど、こうした白木の建築も清々しさがあっていいもんだなぁ。 pic.twitter.com/sGmj0aeJ5W

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この天井部分に、復元された眷属（狼）絵画がはめ込まれるのだろう。 pic.twitter.com/WDZrW78Rgl

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参拝後に仮社務所を覗くと、権禰宜さんがいらした。そこで思いもかけぬことをお聞きした。 pic.twitter.com/FQOJqyGhPj

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禰宜でいらしたKさんが昨年10月末にお辞めになったというのだ。先月参拝した時もKさんはおられなかったが、単に外出なさっていたのだろうと思っていた。まさか、いなくなってしまうなんて…。

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お辞めになった理由は分からない。放射能をご心配なさってのことではないことは明らかだ。そうであれば、原発事故後すぐにお辞めになっていたはず。一番大変な時期をお一人で頑張ってらしただけに、せめて新拝殿が出来るまではと思わなくはない。だが恐らく、ご家庭に深いご事情おありなのだろう…。

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亡き奥様が可愛がり、その後は禰宜さんが面倒をみてらした猫のハック。相変わらず仮社務所の中で微睡んでいたが、彼女も禰宜さんの姿が見えないことを不思議に思っていることだろう…。 pic.twitter.com/Xn58zluiI8

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1月7日（水）、飯舘村・山津見神社の様子。飯舘村では8日は「おようか」と言い、山仕事を休む風習があるらしい。8日に参拝する予定でいたのだが、急遽7日に繰り上げた。 youtube.com/watch?v=NoQkix…

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母から、祖父の遺品のひとつ、鰐皮の財布をもらった。中には、母が集めた古銭が入っている。祖父は最初にこの財布を見た時、5,000円ぐらいと値踏みしたそうだ。ところが、値を聞くと桁が一つ足りなかったのだとか。 pic.twitter.com/VMICWV00Rb

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しかも、財布に付けられている瓢箪型の根付だけで、その値段だったという。それでも祖父は、何も言わずそのまま買ったのだそう。宮大工らしい気風を感じさせるエピソードだと思った。

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そういえば山津見神社の権禰宜さんは、眷属絵画が焼失してしまったことよりも、「祖父の軍服が焼けてしまったことの方が残念」と仰っていたなぁ…。

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46ヶ月

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さてと晩酌。今宵は、福島県喜多方市・ほまれ酒造「会津ほまれ華吹雪仕込純米酒」を、宮城県産の「ちぢみゆきな」のおひたしでやる。 pic.twitter.com/gS9eEmmuSn

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福島第１原発事故から、もうすぐ4年が経とうとしている。断片的なニュース情報しか入ってこず、ましてや日常の仕事や些事に追われていると、ややもすれば過去のこととして認識してしまいがちな自分が怖い。

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どこにあるかすら判然としないデブリに対し、水をドバドバ注入するという状況は、あの時と全く変わらないのに…。