『類別克服法』編集会議(身体均整師会)

身体均整師会三浦会長の発案で「類別克服法のビジュアル化現代語訳版」出版のためTwitter上で編集会議を開始!(2012.6.1〜)類別克服法の記事は、http://blog.goo.ne.jp/ruibetuを参照ください。
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【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu それによるとまず蒐集(文献的研究)、整理、立証、観察へと進むとされます。「すべての理論を事物そのものから直接に見出す」という科学的な方法の前提(※これがフッサールの超越論的現象学)にたって立証は「行為にのみよる」点が強調されています。

2013-01-04 12:33:22
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 亀井先生は、科学的な療術のあるべきについて厳しく自己規制しています。『第四回中四国療術学会』(1952)には、科学的な療術は操作並びに操作点を獲得する方法そのものが科学的でなければならないとして、7つの段階を規定しています(『亀井師範と身体均整法』p.95~)。

2013-01-04 12:33:03
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu また器官の栄養血管と機能血管については『各器官の血管の均整法』に記す構造になっています。「均整法」は症状とか特定の矛盾から独立した中庸なものと位置づけられていると思います。一見、分かりにくい構成ですがそこには意図があるのであろうと思われます。

2013-01-04 12:32:34
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 論述の仕方にも注意を払うべきでしょう。たとえば『眼』や『耳』では「矛盾克服上の参考」で星汒神経節に言及していますが、それがどのように「操作並びに操作点」に関わるは明示されていません。別途、『自律神経中枢の均整法』を見るとそのことが分かるという構造になっています。

2013-01-04 12:32:08
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 「克復法」と「均整法」の違いに根拠があるのでしょうか?おそらく「均整法」は『骨格均整法』、『筋肉均整法』などの系列に連なるもので、一方、克服法は類別克復法の冒頭で「特殊なる克服法を別冊にした(特殊奏法)」とあるように異なる位置づけにあるものでしょう。

2013-01-04 12:30:40
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 『各器官の血管の均整法』『自律神経中枢の均整法』『脊髄分節の均整法』の3つは、「矛盾克服」ではなく「均整する類別操法」「類別均整法」「均整上の参考」などの用語があてられます。直接的な矛盾の克服ではなく、矛盾克服の手段との位置づけではないでしょうか。

2013-01-04 12:30:31
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 類別克復法では、『脳髄』、『眼』、『耳』など、いちいちに「矛盾を克服する基礎」「矛盾を克服する類別操法」「矛盾克服上の参考」の3つに、さらに「矛盾を克服する基礎」は、①脊髄神経の基礎操作、②経絡の基礎操作、③両立せぬ克服上の基礎の3つの小項目に整理されます。

2013-01-04 12:30:15
さとゆり @yuri21a

類別のデータ化を試みてますが大変だ、これ。

2013-01-03 12:26:00
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 類別克復法の記述方式は、きわめて数学的な形式によっています。あまりに完成されいるので、わたしたちは自明の、それ以外にありえないもののように受け止めがちだと思いますが、この独特な記述の形式のなかには、注意深くみると一貫した類別克復法ならでは特徴があります。

2012-12-31 11:50:20
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu テキストの内的な世界を記述に即して詳細に分析する作業が、その自由さを生み出す鍵ではないかと思っています。類別克復法には、一見して独特なリズムがあります。ある人にはとっつきにくさを生んでいるでしょうし、ある人には普遍性や信頼感を与えていると思います。

2012-12-31 11:49:07
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 前回予告したフッサールの超越論的現象学とのかかわりも実はこの点にあります。年末年始にかけて、すこし精力的に書き込んでゆきたいと思います。わたしは、古典の読解は人それぞれの立場や問題意識でできるだけ自由であるべきという立場です。

2012-12-31 11:48:08
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 類別克服法の冒頭には「本書の完成には苦労しました」との記述があります。児玉林太郎『脊髄神経反射法』、さらにこの時期にまとめられた亀井先生のテキストの行間から、この「苦労」のなかみを可能なところで明らかにしてしてみることは、今後の作業にとっても有益だと思います。

2012-12-31 11:47:40
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 国立国会図書館のライブラリーで児玉林太郎『脊髄神経反射法』が公開されることも大きな発見でした。月刊『手技療法』に復刻された横書きのテキストでは文脈が読み取りづらかったのですが、臓器の拡張収縮についても原本でかなりくわしい説明がなされていることが理解できました。

2012-12-31 11:47:13
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 2012年も余すところわずか、6月にビジュアル版『類別克復法現代語訳』の編集会議を立ち上げ、活発な書き込みや貴重な資料の紹介いただきましてありがとうございました。入手困難な古い資料の閲覧についてよい方法がありましたので、年明けに事務所の方に完備したいと思います。

2012-12-31 11:46:46
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 手による身体への働きかけという行為は、深い研究するに足るすぐれた価値を持っています。このことをしっかり見つめてゆくことがわたしたちにとって必要なことだと思います。

2012-10-22 16:45:06
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu おそらく身体均整法を学んだ多くの方が、さまざまな機会に個別に類別克復法を開くと思います。その営みを孤立させず散逸させず、大きな建設に向けて一つ一つ積み上げてゆくことが研究の目標です。

2012-10-22 16:44:51
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu しかし、亀井先生が必要だと考えられた「科学的療術」という構想は、まだ道半ばです。「人類に価値在る療術を明らかにする」という遺志を継いで、息の長い研究的姿勢を根付かせてゆくことが大切だと思います。

2012-10-22 16:44:32
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 書物はその時々のぎりぎりの要請に応じて著されるものです。学会向けに一般向けの論述をしても意味がありませんし、その逆もまたしかり。療術の発展的継承のために、具体的な読み手(一般の療術師)の胸に響くように著作がまとめられてきたのは必然です。

2012-10-22 16:44:19
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu じつは亀井先生の著作も、ご自身が提起された科学的な手続きが省かれています。結論だけが列記され、もとになる事象が省かれているのです。このことは、亀井先生ご自身よくご存知のことだったと思います。

2012-10-22 16:44:01
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 具体的な研究方法については触れられていませんが、そのとき亀井先生は、当時の客観科学がかかえたアポリアをよく理解したうえで、超越論的現象学とプラグマティズムを土台とした科学的療術を構想されたのです。

2012-10-22 16:43:45
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 亀井先生が存亡の淵に立たされた療術を前に、なにをなすべきか、近代医学の合理性を十分に認めたうえで、なおかつ療術の価値は失われるものではないこと、そのことを合理的に主張したのが「日本療術学」です。

2012-10-22 16:43:24
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 議論の進んでゆくと、それぞれのアイデアの背景にある知識や事実をより厳密に見てみようということが生ずると思います。「事象」とそこから導かれた「結論」との関係をより厳格に見ようという主張が、フッサールの超越論的現象学の中心テーマです。

2012-10-22 16:43:11
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu 浅薄な議論を奨励するわけではありませんが、ある人にとって浅薄と見えるものが別の人には真剣な議論であるということも生じます。議論をおそれずに、よい研究のために熱意をもって内容に踏み込んでゆく人が一人でも増えることが大切だと思っています。

2012-10-22 16:42:58
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu dその意味からも議論はさまざまな角度から、自分の着想と思いつきに任せて自由におこなっていただきたいと思います。ある時は言い過ぎが生じたり、ある時は舌足らずだったりすることもあるでしょうが、深く考えるよりもどんどん表明していただくことがよいと思います。

2012-10-22 16:42:40
【均整】やすらぎ創健堂 @atagoyama505

#ruibetu しかし、類別克復法は、まとまった研究書の一つもまとめられずにきました。いわばフリーズ状態といってもよいでしょう。小さな石でも一つ一つ積み上げてゆかないと、いつまでたっても学問的といえるほどのしっかりした建設にたどりつくことはできません。

2012-10-22 16:42:27
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