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書き起こし
最初につっこんでおく
- 分類法
【市長】それともう一つが、図書館っていうのは、あの十進法に基づいて、例えば総記とか哲学とかこう分かれてるわけですね。で、例えば勝谷さんが好きな「うどん」であるとか、或いは北杜夫さんであるとか、そういったのが、実はばらばらばらばら置いてあるんですね。
2012-07-23 00:16:35【市長】で、これをあの利用者本位で、使用者本位でやっぱりこうある程度まとめて置くというのは、僕はこうTSUTAYAのノウハウを借りたいなと思いました。
2012-07-23 00:16:49テレビでこう語った人物のように、たとえ図書館の分類法について何も知らなくても、誰であれ学ぶことができます。図書館で調べられますし、見当がつけられないなら司書さんに相談することもできます。
ひるがえってTSUTAYAのノウハウとやらによる分類法は、何かにまとめられているのでしょうか。どこで調べられるでしょうか。
どちらが利用者本位でしょうか。
- 図書購入費
【市長】で、私は本の書籍代購入、あの年間で1億4500万流してます、教育委員会に、その中でたったの1300万しか使ってなかったんですね。そうなんですよ。それを我々は6年前からずっと増やしてます。
2012-07-23 00:19:09この6年間の図書購入費(予算額と決算額、「佐賀県の生涯学習・社会教育」より)は以下の通りです。
さらにもっと前も見ておきましょう。
こういうのを「6年前からずっと増やしてます」と言うのでしょうか。
- 選書委員制度
【市長】それはまあ、あの、それはうちはね、それでうちは選書委員というのはもともとやってるんですよ。だからよく言われるのが、CCCが全部支配するんじゃないかと、本の中身や売れ筋とか、うちはそんなことやりません。10割あの、うちの司書であるとか、
2012-07-23 00:19:43「もともとやってる」も何も、今年度から始めたばかりです。
【市長】あの、まああの、あとなんちゅうんですかね、有識者であるとか、書評委員って書評ああ、選書委員ってのを作ってますので、そこが月間600冊のうちの9割を選ぶということにしてます。その、あとその置き方とか見せ方を代官山蔦谷書店のノウハウを……
2012-07-23 00:19:53まずこの選書委員制度、最大50人が年間50冊を推薦します。推薦された本がすべて購入されるのではないとされていますが、すべて購入したとして年間2500冊、月あたり約208冊となります。
7月現在まで確認できる選書委員は20人。6月に掲載されたのは44冊、7月は28冊(全集12巻、随筆集全5巻をそれぞれ12冊、5冊と数えました)。
テレビでしゃべっていた人物は計算ができないようですが、「600冊のうちの9割」は540冊になります。
- 木下敏之氏の発言
【木下】あの、それで民間委託の話がありましたよね。あの公務員の人件費って大体年間に700万ぐらいかかるんですよ。で、武雄市だとおそらく働いてる方って平均年収たぶん300万切るくらいでしょう? 公務員でやった方がいいっていうのはたぶんみんな納得はしないですよね。
2012-07-23 00:21:09木下氏が何をどう言ったのか覚えておくと、後で面白いことがわかります。
- 司書の公募
【勝谷】だったらね300万円ね、300万円で、全国から、この武雄図書館をうまくやってくださいっていうね司書をね公募すれば来ると思いますよ。
2012-07-23 00:22:31【市長】今ね、3200の図書館があって、今武雄がね、こうやりますっていってもそりゃ誰も来ませんよ。そうじゃなくて、このCCCの運営ノウハウを活用して、そうすると司書がね、優秀な司書を公募すると僕は来ると思いますよ……
2012-07-23 00:23:10【勝谷】いやあ! CCCを活用しなくても、武雄市が誇りを持ってやるって、武雄市は図書館の町だってやれば来ますよ。
2012-07-23 00:23:18勝谷氏に正論をぶつけられてタジタジ。焦ったのか、その場しのぎの口からでまかせなのでしょうが、「今度そうしようと思ってる」とした点にご注目。