じわじわ・遮蔽なしの椅子型ホールボディカウンターの出る幕はもうない
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あ、これって、水がある程度遮蔽するという意味ね。RT @Mihoko_Nojiri: またわけのわからない人が、でもそれがあるから汚れた服はぬいではからないといけないわけです。でかい校正計数かけてる @anhebonia RT**** 水の遮蔽はすごいですね。
2012-07-29 09:00:47はい、了解です RT @Mihoko_Nojiri あ、これって、水がある程度遮蔽するという意味ね。RT @Mihoko_Nojiri: またわけのわからない人が、でもそれがあるから汚れた服はぬいではからないといけないわけです。でかい校正計数かけてる
2012-07-29 09:02:42(あきれてばかりもいられないので検証開始)
WBC で汚れた服でカウントが出るというときは、1) 服の汚れがNaI に近い 2) カウント数を体全体から放射線がきたと仮定しているので校正計数がでかい(NaI から遠くで体内からきたものが係数に入っている)3) 福島のように内部被曝が少ないのでそれとの比率で効いてるという意味
2012-07-29 09:02:55γ線を1/2.8にするのにまあ10cm は必要。。風呂場に沈めてもあんまり減らんのだよね。WBC を補正するのに体の吸収は重要で、まさに去年末はそれをやっていたんだが、、、、
2012-07-29 09:08:23すると 5cm だとその√で 0.59 2.5cm だとそのさらに√で 0.768 (ここで30% 減衰)とか必要なはずで、この動画の人はほんとに線源なに? http://t.co/A9LLAQFq
2012-07-29 09:15:04.@Mihoko_Nojiri @hayano 質量級数係数なら、http://t.co/LdGNN5sx にあるのですが。
2012-07-29 09:03:06引用の図の縦軸μ/ρを質量吸収係数と言います(単位cm2/g)。このうち、分子ρが遮蔽に使われる物質(ここでは水)の密度(単位g/cm3)、分母μが線吸収係数(単位 /cm)です。水の密度を1とすると、図の縦軸の値はそのまま線吸収係数に等しくなります。強度I0の入射γ線が厚さx(単位cm)の水の層を通り抜けたあとの強度をIとすると、Iは次の式で表すことができます(http://kotobank.jp/word/質量吸収係数 )。
I = I0 x exp (-μx)
expは指数関数です。
さらにI/I0 = exp (-μx) ですので
両辺の自然対数をとるとln (I/I0) = - μx
例の動画の主の言葉を信じて3 mm =0.3 cmの遮蔽層で半分すなわち0.5まで減衰したとすると、I/I0は1/2に等しいので
ln (1/2) = - ln (2) = - μ x 0.3
これよりμ = ln (2) / 0.3
自然対数表
を調べるとln (2) = 0.693と出ますので、 対応する線吸収係数の値μは0.693/0.3 /cm= 2.31 /cmとなります。さらに水の密度を1g/cm3とすると対応するμ/ρの値は2.31 cm2/gということになります。この値に対応するグラフ上の点の横軸座標、すなわち入射γ線のエネルギーを読み取るとおよそ10-2 = 0.01 MeV。1 MeV = 1000 keVですから、0.01 MeVは10 keVに相当。
実物のγ線スペクトル http://twitpic.com/abws2k
(NaI検出器入りのホールボディカウンターでとったもの)
の横軸はkeV単位で、図の縦線は50 keV間隔で引いてあり、10 keVといえば一般的にγ線スペクトルで検出される放射性物質がピークを出す位置よりもはるかに低エネルギー側にはずれています。より正確に言えば、一般的にγ線スペクトルで検出される放射性物質のピーク位置はどれもkeV単位で3桁または4桁であって、2桁のものはないのです(実例として、「緊急時におけるγ線スペクトル解析法」http://bit.ly/nYpjjn p.88-89の一覧表に出ている物質別のγ線のエネルギーの欄をご覧下さい)。
逆に、引用のグラフを使ってCs137の出すγ線を半分の強度まで減衰させるのに必要な水の遮蔽層の厚さを計算することもできます。Cs137はγ線スペクトル上で661 keVの位置に1本だけピークを出します。グラフの曲線(他の物質を含まない水の場合は実線の方を使用)上で横軸座標が600 keV=0.6 MeVから700 keV=0.7 MeVに相当するあたりの縦軸座標は0.1程度。
すなわち水の密度を1とすると、この時のμの値は0.1程度ということになります。従って
ln (1/2) = - ln (2) = - μx = - 0.1 x
従って50%減衰させるのに必要な水の遮蔽壁の厚さは
ln (2) /0.1 = Ln (2) x 10 = 6.93 cm
ということになります。
注:グラフの縦軸・横軸座標を肉眼で読み取るには限度があるため、上の計算結果は必ずしも正確とは限りません。
密度1だからこれでいいんじゃ?RT @Kaneta: .@Mihoko_Nojiri @hayano 質量級数係数なら、http://t.co/J4s0qbH2 にあるのですが。
2012-07-29 09:16:34.@Mihoko_Nojiri @hayano そうですよね。(ところで一つ前の自分のツイートは s/級数/吸収/g 。series じゃなくて absorption でないと。。。)
2012-07-29 09:19:22OK.10keV程度か. @Mihoko_Nojiri: 密度1だからこれでいいんじゃ?RT @Kaneta: .@Mihoko_Nojiri @hayano 質量級数係数なら、http://t.co/7qjriDyI にあるのですが。
2012-07-29 09:30:42そんな線源ないし、NaI も普通そこまで拾わないから、まあなんなんでしょうね。RT @hayano: OK.10keV程度か. @私 密度1だからこれでいいんじゃ?RT @Kaneta: 質量級数係数なら、http://t.co/J4s0qbH2 にあるのですが。
2012-07-29 09:31:38@mkuze @Mihoko_Nojiri 核物理では原子核起源がγ線、原子起源がx線。ただ業界によって定義が違う
2012-07-29 11:43:55いいけどALOKA の線量計そんなところまで拾う?RT @mkuze: @Mihoko_Nojiri どのエネルギーをどう呼ぶかは任意性が。
2012-07-29 11:23:11@Mihoko_Nojiri γ(X)線ならばエネルギー低すぎたって強度さえあればいくらかは鳴らすんじゃない?電離さえできればいいんだから。
2012-07-29 11:28:11うーん、どうなんだろう。X 線源はたしかに医療系だと手にはいりやすいんですかね。でエネルギー依存性とか理解せずにああいう動画アップしてるのかな。RT @mkuze: γ(X)線ならばエネルギー低すぎたって強度さえあればいくらかは鳴らすんじゃない?電離さえできればいいんだから。
2012-07-29 11:30:17(確かに問題の動画を見直すと、線源は白い円盤状に見える放射性物質のまわりに透明な部分がついていて、どうも既製品のように見えます)
この日は相馬野馬追本祭り、様子はまとめ「早野龍五先生の相馬野馬追ツイートまとめ。」http://bit.ly/OAEjzd でご覧いただけます