TARI TARI五話 と情報圧縮の視点

前半はTARI TARI 五話視聴後にあらぶったRUIさん。 後半はペトロニウスさんにおすすめしたことから広がった情報圧縮の視点の会話の流れ。 それぞれを入れときました
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ペトロニウス @Gaius_Petronius

@rui178 いまの時代は、逆に言うと「省略化され理解しやすい形にパッケージングされた」受動形式で理解したい、という意識も強いです。これは、先ほど指摘した「修練系でその視点を学ぼうとする姿勢(=教養)」と「自然に子供のころからの物語体験で実感する(=受動形式)」に分かれます。

2012-07-31 03:02:03
哲学 @Tetsugaku

ペトロニウスさんとルイさんの話を肴にして夜食のハヤシライスをむしゃむしゃ食う哲学さんであった

2012-07-31 03:02:18
ペトロニウス @Gaius_Petronius

@rui178 基本的に同じ視点ですが、修練系とナチュラルボーン系では、生態系も生きる生き方も全く違うので、真逆の感想が生まれやすい気がします。

2012-07-31 03:02:47
ペトロニウス @Gaius_Petronius

@rui178 修練系だと、あまりにパッケージング化が記号省略のバロック化が過ぎると、それなら歴史本体を学ぶ方がコストが低いし、価値があるじゃん、と教養としての合理性に意識が行ってしまう気がします。それは、「その背後」を探すという意識があるからでしょう。

2012-07-31 03:03:59
ルイ @rui178

先日少し触れたけれど【セカイ系】にも様々な構成要素があって、その中に中間想像(知識)の欠如なりという部分も完全に排除する必要はないのだけど、純粋に「圧縮できるから」という部分もまた抜かしては片手落ちになりかねないですね。技術は、使った先…「使って何をする(描く)」かが問われると。

2012-07-31 03:04:00
ペトロニウス @Gaius_Petronius

@rui178 しかしながら、ナチュラルボーン系にしてみれば、「その背後を探索する」という意識がそもそもない(=受動的)なので、それは、あるがままにあるので、「学ぶコストや合理性」を言われると????となる気がします。

2012-07-31 03:04:52
ルイ @rui178

@Gaius_Petronius ナチュラルボーンの選択肢は、近代まではそもそも存在しなかったでしょうね。修練なしで積み上がるほどの情報を得られる時代。けれど2つを止揚すればより愉楽を…って、海燕さんが以前仰っていたおたく世代論の話でもありますか。

2012-07-31 03:07:40
哲学 @Tetsugaku

@Gaius_Petronius @rui178 んー、「今の時代」は確かにすごく情報圧縮の発達してる時代だと思いますけど、日本に限っていえば、昔もそんな文化だった気がしますね。平安時代の貴族達は、和歌を詠う時に即座に漢詩からの引用を行って5・7・5・7・7に情報圧縮してたかと

2012-07-31 03:06:14
ペトロニウス @Gaius_Petronius

@rui178 @Tetsugaku うん。この話は世代論になりやすいけど、そうじゃないというのが最近の実感。世代の境界は確かにでかいけど、それは時代の問題であって、修練系とナチュラルボーン系は、比率で確実にいつもいるものに思います。また「見立て」の文化があるかどうか?にもよる。

2012-07-31 03:11:39
ペトロニウス @Gaius_Petronius

@rui178 ナチュラルボーンの選択肢は、たぶん、ヨーロッパの貴族層を除けば、この30-50年ぐらい特有の新しい現象で、文字が活版印刷で大衆化したヨーロッパと同じくらいの感じだろうと思います。そもそも、一世代を超えて平和が継続して、かつ都市文化が成熟して大衆化しないと、

2012-07-31 03:10:03
ルイ @rui178

@Tetsugaku @Gaius_Petronius そう思います。元々が再構築、体系化の人種という側面はありますよね。それが膨大な「物語」という単位で共有されはじめたと。そう、TVアニメ24分なりもまさにその圧縮がスタートだったり。映画や1時間ドラマありきですしね。

2012-07-31 03:09:44
ルイ @rui178

現代の物語の記号やらフラグやら含めたガラパゴス化が普遍性の見地から物申される事もあると思います。ハイコンテクストすぎっぞ、と。個人的には退廃芸術、「今を生きる者の贅沢」として活用し愉しみたい気持ちが強いです。その先だからできる事。「推理小説」の世界はその縮図を突っ走ってますよね。

2012-07-31 03:15:58
哲学 @Tetsugaku

@Gaius_Petronius @rui178 和歌の本歌取りについても、「これパクリじゃね?」「いや、パロディという立派な表現方法だ」(http://t.co/Ino8xbdL)みたいな議論が藤原定家の時代くらいから起きてたりして、時代は繰り返すものだなぁ、と思ったりします

2012-07-31 03:16:11
ルイ @rui178

@Gaius_Petronius @Tetsugaku 世代以前に、そもそも「最近」でないとナチュラルボーンは可視化されるほど生まれ得なかったと言う事なのでしょうね。対立論ではない、と。ああ、だから【うた恋い】で描かれる歌人に尊敬と共感を覚えるんだ。

2012-07-31 03:18:25
哲学 @Tetsugaku

@Gaius_Petronius @rui178 確かに今の時代は、小学校から中学校くらいまでの十年近くの幼年期をボンボン・コロコロ・ジャンプ・サンデー・マガジン等を読んで過ごしてた人が多くて、オタクじゃなくても「漫画の文法」「物語の文法」を知ってる人が沢山いるすごい時代ですよね

2012-07-31 03:18:52
ルイ @rui178

ふむふむ。 RT @toki_holy: 物語のハイコンテクストすぎってのは、結局の所、何かの文脈を利用しないと読めないラノベ全般の問題とまあ重なってしまうのだが、それとは別に、TRPG界では冬の時代の反省から、とにかくローコンテクストに徹している。

2012-07-31 03:19:42
堀井とき @toki_holy

続き。それをベテランが物足りないと言うのは簡単だけど、TRPG自体が他人を必要とする遊びなので、新しい人の為の間口を絶対に否定してはならない、というユーザー視点がそれを可能としている。つまり、作り手と受け手が鏡合わせな以上、作品の質を維持するのはユーザーの責任でもあると思うのだ。

2012-07-31 03:21:28
ルイ @rui178

@toki_holy TRPGが「先端」から降りた、今の物語の地盤のような扱いになったから、と言う視点は通りうるでしょうか?>ローコンテクスト ラノベ作家達が遊び、奈須きのこがバックボーンとして語るように。

2012-07-31 03:24:19
哲学 @Tetsugaku

@rui178 @Gaius_Petronius 日本の豊穣なる物語の大量生産がガラパゴス化を促進し、オタクじゃなかろうともある程度のナチュラルボーンな「情報圧縮」に対する教養を身につけさせ、平安時代や元禄期のような文化のカンブリア爆発を起こしてる、て感じます

2012-07-31 03:26:18
ルイ @rui178

ふむ。もちろん人は飛べないのでwローからハイに積み上げるわけですしね。 RT @knkmayumi: うむぅ:ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化の違い http://t.co/JQp8tML0

2012-07-31 03:26:24
堀井とき @toki_holy

@rui178 答えになってるか解りませんが。TRPGで遊ばれるのは個人が考えた、みんなが共有しやすい物語である場合が多いので、基本的にベタになります。それがローコンテクストな地盤となりうるというのは肯定しますが、何分狭い業界ですので、現在の物語文脈に対しての影響は難しいかと。

2012-07-31 03:29:19
ルイ @rui178

@toki_holy 結果的に地盤となるケースもある、と言う位で、基本は役割の違いや住み分けの話なのでしょうね。その手法にハイコンテクスト化が合わなかった、というのがおっしゃる所の「冬の時代」でしょうし。まあ、ハイがローを完全凌駕するという関係性ではありませんからね。

2012-07-31 03:33:06
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