千野帽子×枡野浩一「詩歌は誰に書く手紙?」(最初から読む用)

「千野帽子×枡野浩一 初トークへの道」の時系列版です。 最新順はコチラ☞ http://togetter.com/li/343422  8月5日(日曜日)@荻窪ベルベットサン  千野帽子×枡野浩一「かんたん短歌とマッハな俳句(仮)」 続きを読む
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千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→教条主義者(しばしば教養主義者でもある)と衆愚とは互いにバカにしあっているが固定した状態が好きという大きな共通点がある。マイルズ、プルーストなり産業ロック、宮部みゆきなりをありがたがっていれば済むのだから教条主義者も衆愚も同じ安定した地盤の上にいる。知識量の違いしかない。→

2011-11-26 15:59:03
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→「モダンジャズvs.産業ロック」「プルーストvs.宮部みゆき」の図式は息苦しい。「モダンジャズ/産業ロック/アシッドジャズ(テクノ、ミクスチャー…)」「プルースト/宮部みゆき/長嶋有(高見順、プラセンシア…)」「豈/お〜いお茶/マッハ(かわずくん…)」のほうがマシ。→

2011-11-26 16:06:38
枡野浩一(歌人さん)▼8刷『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』 @toiimasunomo

千野帽子 @chinoboshka さんの連続ツイートが、風邪でぼんやりした心身にしみる。たくさんの人を敵にまわしている。でも的を射ているとしか思えない。俳句はいいなあ。千野帽子さんがいて。

2011-11-26 16:11:56
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

13年前「短歌はいいなあ。ますのさんがいて」と思ってた。RT @toiimasunomo 千野帽子 @chinoboshka さんの連続ツイートが、風邪でぼんやりした心身にしみる。たくさんの人を敵にまわしている。でも的を射ているとしか思えない。俳句はいいなあ。千野帽子さんがいて。

2011-11-26 16:19:36
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→プルーストも宮部みゆきも好きじゃないけどそれ個体で嫌いなんじゃないの。プルースト(宮部みゆき)が小説の理想であるかのような物言いが嫌いなの。プルーストも宮部もいろいろあって小説が生んだ結果のひとつでたまたま持ち上げる人が多いってだけの話。→

2011-11-26 16:22:58
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

(私はおもいっきりアシッドジャズとかデトロイトテクノの世代なんで逆に説得力に欠けるかもな。いま18歳くらいの子がアシッドジャズの譬喩で同じこと語ったほうが「おおっ若いのにアシッドジャズのこと熱く語ってる。コイツはモノホンの思考だ」ってなるよね。ごめんねオッサンで。続けます)

2011-11-26 16:25:26
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→俳句の中の人に的外れな批判たら倍返ししてきたし今後もするけど私は無知怯懦を憎んで人を憎まずです。私を叩いたりバカにしたりする中の人は俳句にかんする知識はあるかもしれないけど自分が立ってる地盤の成り立ちを構造的にとらえていない。だから叩きかた自体に壇臭がする。→

2011-11-26 16:29:04
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→なにかにたいして反感を抱いたら自分が反感を抱く原因をさぐってみると自分が立ってる地盤の成り立ちが構造的にわかる。モダンジャズ教条主義者や俳句の中の人はやってみたらいい。5年前はミステリの中の人にやってもらった。→

2011-11-26 16:31:17
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→文藝ガーリッシュはフェミ的に言えば女の連帯(対「男」の)を分断し女子文化を簒奪する男社会の回し者以外のなにものでもありません。女子とか男子とか関係なく本好きの人たちと仲よくなって本の話するためなら(対「男」の)女の連帯なんてものいくらでも分断してやる。→

2011-11-26 16:35:03
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→男がガチでガーリッシュ文藝を語るにしろ壇に無関係の人がかわずくんの選者や東京マッハの司会やるにしろ「中の人(壇、女子)が言葉の通じる人たちだけで秘教的に囲ってきた小説や俳句のおもしろさをバラす」作業で、中の人がそれらの小説や俳句を愛する流儀は私が同じものを愛する流儀と違った。→

2011-11-26 16:41:32
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→山田露結さんのツイートからわかった。中の人が『第七官界彷徨』や俳句を愛する流儀と私がそれらを愛する流儀が違ったのは、ジャズの中の人が"So what"や"Milestones"を愛する流儀とJTQやコーデュロイがそれらを愛する流儀とが違ったのと同じってことですね。→

2011-11-26 16:45:15
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→ヤッピーや日本の恫喝的マニアの慰みものだったジャズがロンドンのDJに解釈されるとダンス音楽になった。当時はDMXやLynnみたいなジャストで太くて揺れないリズムが主流だったからアシッドジャズとデトロイトテクノ(顧みられてなかった808を掘り出した)がいかに変だったか。→

2011-11-26 16:55:05
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→ウェブや同人誌で俳壇の現状に「問題提起」してる20代から40代の俳人はそのいっぽうで俳壇の賞に応募してる。ダダの捏ねっぷりを親に評価されて取り立てられたいのか? つまり俳句の世界の若手ってそんな2ちゃんねるの文学系の板のコテハンみたいなもんなの?→

2011-11-26 17:13:00
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→そろそろ資料読みに戻りますんで結論なく終わりますが気が向いたらまたいつでも再開します。フォローしてくださるかたが1時間ちょっとで90人くらい増えたらしくビビってます。すぐリムーヴなさるとは思いますが初めまして。→

2011-11-26 17:17:35
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→小説も音楽も俳句も厄介な人がいっぱいいますが小説も音楽も俳句も好きです。だからみなさんも好きになってください。すでに好きな人はあなたの愛を教条主義から守り抜いてください。小説(音楽、俳句)より「小説(音楽、俳句)を愛してる自分」を好きになったとたんに人は教条主義者になります。→

2011-11-26 17:19:25
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

→ヒントとなった「千野帽子アシッド俳句説」の山田露結氏に感謝しつつ、百讀やその他の時間に本について私に話をきかせてくれた京都造形芸大文芸表現学科1年生の何人かの女の子たちにも深々とお辞儀いたします。

2011-11-26 17:27:10
koji murai(村井康司) @cosey

同感です。新興俳句系、戦後前衛俳句系にいわゆる旧派と関わりがある人々がいたことと、フリー・ジャズにディキシーランド・ジャズから始めた人がいたことはパラレルなのかも。RT @chinoboshka 俳壇の人が俳句の運動する精神に気づかないのは勉強不足としか言いようがない。

2011-11-26 16:02:04
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

ジャズの専門家であり俳句に明るい村井さんに言っていただけて勇気づけられました。RT @cosey 同感です。新興俳句系、戦後前衛俳句系にいわゆる旧派と関わりがある人々がいたことと、フリー・ジャズにディキシーランド・ジャズから始めた人がいたことはパラレルなのかも。

2011-11-26 21:29:21

2012年1月ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

わからない言葉があるからこの本は好きじゃない、などと辞書も引かずに決めつける人は読書なんかしなくていいんだよ。あなたが本から得られるものなんてないから時間の無駄。

2012-01-24 10:32:41
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

芸人がどんなに素敵な「自我」を抱えていたとしても、私たちは彼の芸を通じてしかその自我の姿を垣間見ることはできないし、芸が素敵なら彼の「自我」とは無関係に彼は素敵な芸人なのだ。

2012-01-24 10:46:08
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

「文章とは自己を表現するものである」という国語の授業的な思いこみは、「自分」というちっぽけな器のなかに自分の文章を囲い込んでしまう枷にしかならない。「自分」なんて全員同じだ。「自分以外」は無限だ。

2012-01-24 10:48:33
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

私は俳句を作ることを「俳句を詠む」と言わない。俳句は歌ではない(厳密には詩歌ですらない、というのが私の持論)。「詠む」はニュートラルな「作る」よりちょっと風流ぶった言いかた。

2012-01-24 11:16:46
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

「詠む」は俳句を始める前に私が勝手に空想していたような、宗匠頭巾をかぶって、金箔を散らし裏打ちをした短冊に筆で俳句を「したため」ているようなイメージ。「したためる」という表現もいい加減風流ぶりだが。

2012-01-24 11:17:29
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

俳句って、そんな風流なものではない。俳だから私は「俳句を書く」と言っている。池田澄子さんもそうだって。  なお、俳句を「ひねる」と言う人がいるが、風流ぶりの極みである。俳句を「ひねる」とかいう鈍感な奴は俺がひねり潰してやるからそのつもりで。

2012-01-24 11:18:06
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