ルネサンス芸術家Twitter列伝 其の弐 解説
あっ、ちょい戻るけど、パルミジャニーノを空目してる方々は実際にパルミと交流があった人とか同時期の画家とかにしてますが、そのうちのひとり16世紀の芸術理論家ロドヴィコ・ドルチェは、その著作でパルミに言及する際 il Parmigiano と書いている旨の指摘がありました。
2012-08-09 23:06:02ロッソ・フィオレンティーノもパルミと同時期の画家だぬ。名前が示す通り「赤毛のフィレンツェ人」。その風変わりな画風は、ヴァザーリ先生によれば、独特な制作方法に原因がある。というのも、彼は聖人を描くのもまずガシガシとラフに描き、後から色を足していくことで柔らかさを与えていくのだとか。
2012-08-09 23:14:15それがどこまで本当かは今となっては分からないが、残る彼の未完成作品とか素描とか見てみると、まあ確かに聖人とは思えないクリーチャーぶり。そのクリーチャーぶりが祟って、せっかく描いた祭壇画が受け取り拒否されたこともあるんだとか。TLではその流れを再現してみまんた。
2012-08-09 23:15:17レオナルドについては別にいいかな…ボッティチェリとは知り合いだったしちょっとライバル視してるような感じもあるのでつっかからせてみますた。
2012-08-09 23:19:38ロヒール・ファン・デル・ウェイデンとロベール・カンパンは北方の画家! ついにイタリア脱出。しかし15世紀の北方はイタリアと違って文書資料に乏しいのだ(ただ単にめりが無知ともいう)。とりあえずロヒールはカンパンのお弟子さん。
2012-08-09 23:25:23カンパンの代表作といえばアレですね、アレ。メトロポリタン美術館の中世分館にあるやつ。《メロデの祭壇画》。以外とちっちゃい。しかし実はこれがカンパン作かどうかは確定ではなかったりする。「フレマールの画家」作とも言いますし、このフレマールの画家とはカンパンのことだともいいますね。
2012-08-09 23:27:26《メロデの祭壇画》の右パネルにはお仕事ちうのヨセフと、その傍らにネズミ捕りが描かれていて、画家は「ネズミ捕りの画家」と呼ばれていたこともあるらしい。メイヤー・シャーピロとかこのネズミ捕りについて論考書いてますね。学部のとき読まされましたね。
2012-08-09 23:29:05そのシャーピロの論考から私が得た、画家についての唯一の情報が「この画家は浮気疑惑で訴えられたことがある」というものだったので、それからカンパンのイメージはすっかりお調子者のユルいやつ、北方のリッピです。それがTLにも反映されすっかりいい加減なやつに。違ってたら(´・ω・)スマソ
2012-08-09 23:30:48