【シューニャリアーナ】藤原妹紅と空海
- L_O_Nihilum
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「プレ(略)に変化した辺りのゲーム機の性能UPの時期」(永夜抄おまけtxt.より、プレ(略)とはおそらくプレイステーションの事だろう)以降のそうした世界観への関心の低下が引き起こしたツケは今の今まで、ずっと跡を引きずっていると言って差し支えない。
2012-08-13 17:42:58そんな中で、ZUNは現代に、そのようにゲームの面白さが低迷する前の、「世界観」があったころのゲームの作り方を、現代の「弾幕シューティング」という形式によって再演しようとしているのである。
2012-08-13 17:43:25同テクスト上での「21世紀の20世紀延長型STG」という彼の発言には、そうした“テレビゲームに対する強い想い”が込められているのである。
2012-08-13 17:43:37…さて、今のようなZUNの想いを踏襲しつつ、彼女の台詞を考えると、それはつまり、『私は東方でSTGを超えてやる』…つまり、テレビゲームの中の、そしてシューティングの中の「超人」になってやろう、という力強い宣言が込められている、とは思えないだろうか。
2012-08-13 17:43:53『死を知らない私は闇を超越する。 暗い輪廻から解き放たれた美しい弾幕を見よ!』。 永遠の、ゲームの死から解き放たれた真実の弾幕。それを、彼女はZUNの影を象りながら描いて見せようとする。
2012-08-13 17:44:46テレビゲームの「超人」に、現代ゲーム創作における「超人」たる表現者として、究極の弾幕を描いて見せる、とキャラクター越しにプレイヤー(しかも死者!)に語りかけているのではなかろうか?
2012-08-13 17:45:26http://t.co/79YsZzqZ …その弾幕に込められた思いは、たった一人によるものではない。その深みは、計り知れない。三界と四生の我々には、到底。生まれ生まれ、生まれ生れて…。
2012-08-13 17:48:33一つには、彼女の人生の重さそのものであったろう。 二つには、彼女の強さそのものであったろう。
2012-08-13 17:52:31三つには、蓬莱の薬を飲まなかった私たちへの、希望のエールだったろう。 四つには、蓬莱の薬を作りつつある私たちへの、警鐘の文句であったろう。
2012-08-13 17:52:48五つには、それが彼女の覚悟であったろう。 六つには、それがZUN…作者の目指す場所だろう。
2012-08-13 17:52:53然るには… これは、まさに『東方』という彼(ZUN)=妹紅の、永遠(Imperishable)の主題、目標なのかもしれない。 ―了―
2012-08-13 17:53:19