3.11後の福島県下での原子核実験物理学者たち
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@kazooooya pic.twitter.com/BiauNUnu5E 表はBG差引き後のサーベイメーターの読みの正味値0.2 μSv/hに対応する甲状腺等価線量の年齢別想定値を右端に表示。IAEAによるOIL8値(7歳以下0.5 μSv/h、7歳以上2 μSv/h)を考慮して7歳以下なら2.5倍、7歳以上なら10倍すると、1歳で270 mSv、5歳で160 mSv、15歳でも160 mSv。
2018-10-11 19:36:06@kazooooya IAEA文書www-pub.iaea.org/books/iaeabook… p.114ではさらに、この論文ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… の最終ページの表を根拠に「胎児の甲状腺等価線量は母親とほぼ等しい」と述べて、OIL8値の適用範囲を胎児にまで拡張しています。
2018-10-11 19:47:49@kazooooya 確かに7歳以下の子ども用のOIL8値は0.5μSv/hよりもう少し小さくしたいとか、1歳児用には別の値を設定したい気がするもののtwitter.com/parasite2006/s… IAEAとしては短時間で多数の人を測定する必要上、数字の覚えやすさや少々BGが高くても確実に測定できる値であることも考慮して決めたのでしょう
2018-10-11 20:26:13@parasite2006 ふむ、1歳児の計算方法がよく分からないけど、OIL8値(0.5μSv/h)は、7歳以下の子供と胎児を含むすべての年齢層の甲状腺等価線量が100〜200mSvと書いてあったので、最高でも200mSvになると思う。 OIL8値は、測定時期が被ばく後1~6日後の話なので、福島での甲状腺サーベイとは条件が違うからまぁいいか
2018-10-11 22:52:03@kazooooya 確かにIAEAのOIL値は被曝後1-6日後の測定を前提にしていますし、ひょっとすると摂取シナリオも慢性摂取でなく急性摂取を使っているかも。(もっとも福島の甲状腺スクリーニングからの線量評価も、あとでWBC結果のCs137量からI131量を比率で推定するために急性摂取シナリオでやり直されましたよね)
2018-10-11 23:06:33(↑2013年12月25日に開催された環境省の「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」第1回会議に提出されたこの資料
https://www.env.go.jp/chemi/rhm/conf/conf01-02/mat01-1.pdf
のスライド番号17と18には急性摂取と慢性摂取の2通りのシナリオで評価した甲状腺等価線量の分布図が出ています)
@parasite2006 まとめ更新お疲れ様です。これも追加して頂けると有難いです。 →twitter.com/kazooooya/stat… こんな測定風景だとは思わなかった…意外とアナログなんですね…^^;
2018-10-11 23:25:26ほう、節子も読み込んでたのか^^ ・normal BG:0.05μSv/h ・elevated BG:0.5μSv/h ・Net signal:0.2μSv/hは1歳児甲状腺線量で100mSv相当 RT 首とBGの測定値の差を順に並べた結果(下欄は拡大図)。点線源はランダムに入れ、NO.11と12には線源を入れていない。BGの違いによる差は小さいようですね… pic.twitter.com/phVJTCp3A6
2018-10-10 15:00:17ほう、節子も読み込んでたのか^^ ・normal BG:0.05μSv/h ・elevated BG:0.5μSv/h ・Net signal:0.2μSv/hは1歳児甲状腺線量で100mSv相当 RT 首とBGの測定値の差を順に並べた結果(下欄は拡大図)。点線源はランダムに入れ、NO.11と12には線源を入れていない。BGの違いによる差は小さいようですね… pic.twitter.com/phVJTCp3A6
2018-10-10 15:00:17おまけ RT こんな感じでマネキン頭部の首に点線源を入れて、首の前とスタンドの腿にあたる部分での測定値(BG)を測定し、比較。BGは~0.05 μSv/ と ~0.5 μSv/ hの2通りで、BGはマネキンの1m後ろに置いたCs-137線源。 pic.twitter.com/wcKX3Gee0L
2018-10-10 15:01:25マネキンを置いた台の高さのほぼ半分の位置(立ってスクリーニングを受ける人の大腿部に相当する)でバックグラウンドの測定を行っているのは、2005年に公表されたIAEAの文書
https://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/EPR-MEDICAL-2005_web.pdf
のp.110に、原子炉事故の際の甲状腺スクリーニングでは(放射性ヨウ素以外の放射性元素、たとえばCs134やCs137の影響を回避するため)バックグラウンドを大腿部付近で測定するよう指定されているためです。