高橋健太郎×津田大介「音楽の値段はいくらか？」

木村元｜『音楽のような本がつくりたい』『音楽が本になるとき』｜アルテスパブリッシング @kimuragen

高橋健太郎×津田大介TS開始。津田「なぜ健太郎さんはツイッター上では“議論マシーン”なのか（笑）」

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高橋「『ポップ・ミュージックのゆくえ』を書いた20年前に起こっていた著作権上の問題は、インターネットが普及して以後の問題をすべて孕んでいる」

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津田「この本以後に“価値観を変えてくれた音楽”に出会ったか」 高橋「各論としてはあるが…。インターネットによって生まれたスタイルはない」

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津田「送り手と受け手の関係が固定化してない音楽のことを書かれているが…」 高橋「インターネットが出てきて、関係性が変わったのではない」

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津田「ロングテールの経済でミュージシャンが幸せになったかというと、まだそういう状況ではない」

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高橋「ロングテールは嘘。いま残ってる60年代のロングテール作品だって、その当時はヒットを狙っていた」

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高橋「ototoyの発想はYouTube。YouTubeは映像をエクスキューズにして音楽をアップしている。レコミュニは合法的なP2Pが作れないかと始めた」

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高橋「ototoyはiTunesがやらないような雑誌的な発想から」

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高橋「いちばん大きいのはYouTube。自分も含めてYouTubeにリンクを張る人間は、原盤権をしっかり守れとか言えない」

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鈴木「原盤権とは何か、あらためて説明を」 津田「昔はレコード製作に資本がかかった。資本投下した人になんらかの見返りをという考え方」

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ドミューンとかustの話は自分がわかってないので、うまくまとめられません。

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津田「ドミューンだって、処理ができれば払うという姿勢はある。リストはあるけど、処理の方法がない」 高橋「グレーだけれどどこからも文句がきてない、というYouTubeスキームが現実的では？　リスクマネジメントとして、どこまでうまくわたっていけるか、でいくしか」

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津田「ドミューンは音楽業界にとても貢献している。放送でないという一点において著作権上の特権を享受できない。だからスポンサーからお金をもらって運営しているのに、権利者からは抗議される」

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高橋「津田さんの活動見てると、経済というより政治の分野だね」

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津田「mixiラジオでmixiはそうとうな金額をレコード会社に払っていたと思うが、どれだけミュージシャンに還元されたのか」

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高橋「日本のミュージシャンにとって、ネットでこれだけ収入があるべきだという基準がない。それで食っていけるという感触すらない。逆にそんなていどの収入しかないのに、グレーだといっている」

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高橋「30年後、音楽がすべてクラウド上にある状況を想定すべき」

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高橋「音楽で食える人がどれだけいるのが社会にとっていいのか」 津田「出版も同じ」

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高橋「80-90年代、レコード業界が右肩上がりでミュージシャンが増えた。この人たちをみんなくわすことはできない」

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津田「ファンクラブ・モデルは？」 高橋「成立するが、固定層にたくさんの商品を買わせなきゃいけない」 津田「たこつぼ化は予想できるが、twやustによってハイブリッド化して変質するのでは？」

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津田「TLでの出会いが、ファンクラブとつながって、ハイブリッド化する」

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高橋「ライヴハウス。ノルマ、ブッキングのモデルはデカいカラオケにすぎない」 津田「七尾旅人さんのiPhoneでの試みは、ライヴのイメージを変えた」

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高橋「リアルタイムの即興はインターネットから生まれる。サッカーで日本が勝ったときに、サッカーファンのミュージシャンがその場で歌ってくれるとか」

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津田「ファンは金を払いたいときに払いたい。ペイパルじゃなくてYahooがいい。USTの画面の下に投げ銭受け付けるボタンを置いて」

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高橋「自治体の役割は大きい。クラシックにいっちゃうのは経済を見てない」 津田「インターネットはムーヴメントを起こせる。ノウハウがわからなかったら、その場で専門家にツイッターで聞けばいい」