ライスのアニメ感想.Ex #8：2012年第4クール開始アニメ一口感想録。

テリー・ライス @terry_rice88

やっぱり何かしらの段階でそういう操作が施されているんだろうけど、まだまだ先が読めないな。後半で倫理委員会が出てきたが、覚の祖母が委員長という事実自体、覚本人が知らなかったっぽいし。一体どんな会話が繰り広げられるかに注目だよなあ。あと早季周辺の記憶も結構気になる。姉？の存在とか。

テリー・ライス @terry_rice88

どちらにしても早季の真実にたどり着こうとする精神性の高さと強さは、どうやら彼女の生きる時代には得がたいもののようである。一方でそこまで人の精神が脆弱なのは、お互いの恐怖とかを愛情行為で慰めあっているからなのか？まだまだ世界の全容が見えない。これからどこへ進んでいくのだろうか。

テリー・ライス @terry_rice88

新世界より12話。覚の祖母、富子と早季の邂逅。そして悪鬼と業魔のエピソードを交えて、倫理委員会の委員長の後継者として、早季が見出されていた事が判明するエピソードと一番弱い部分である守が失踪してしまい、班で探しに行くエピソードの二本立てだった。いやあ、相変わらずのいい緊張感だ…。

テリー・ライス @terry_rice88

早季の精神耐久力が半端なく高い事を示す都と同時に悪鬼と業魔の違いもきちんと明確に。悪鬼は殺意衝動を抑えきれない個体。業魔は感情性格関係なく、呪力が図らずも暴走して、周りに影響を与えてしまう固体のことを言うと。瞬の失った記憶に涙する早季が非常に哀しい。けど、犀は投げられているな。

テリー・ライス @terry_rice88

人一倍メンタルの弱かった守が失踪したのも富子との会話における、鎖の一番弱い部分であるから早季は守に対してどのような行動を取るのか。迷う彼女にはあまり選択の余地はないが、倫理委員会のことも含めて、少女がどのようにこの新世界において、成長を重ねて行くかがこの作品の肝かも。さてどうなる

テリー・ライス @terry_rice88

新世界より13話。守を追って、1部序盤で瞬の助けたバケネズミに再会する早季たち。しかし、その一方で守がネコモドキの標的になっており、彼を連れて帰る事が叶わず、途方に暮れる回。前回の弱い鎖から排除される云々の判例がそのまま、守に適用されているって言う事がもういろいろと辛辣な展開だな

テリー・ライス @terry_rice88

多分、真理亜と共にネコモドキを目撃してしまった事実によって、処分されるのではなくて、自らの犯した事へのマイナスイメージで精神のもろさが露呈する所が守の排除される要因か。つまり作品世界ではメンヘラも生きる価値を与えられてないという、弱者も強者も排除されるというディストピアそのままだ

テリー・ライス @terry_rice88

そういった事実を突きつけられる中、早季のみがこのショッキングな事実をうろたえずにきちんと把握している所がミソなんだろうな。覚も真理亜も結構精神的ショックが大きそう。特に真理亜は感情の捌け口が守だから、人一倍ショックがひどそうだな。予告も嫌な予感しかしないし、目が離せなくなってる

テリー・ライス @terry_rice88

新世界より14話。山内重保絵コンテで守と真理亜と別れ、瞬の後を追った早季が教育委員会の査問会に窮地に立たされた所を富子に助けられる。そして早季が富子の後継者たる由縁、そもそも一班の面々がイレギュラーなケースで、その波紋が現状に至っており、その為に二人を連れ戻す猶予を与えられる回か

テリー・ライス @terry_rice88

富子の呪力にリンクしような才覚だから早季が選ばれたというのと、そもそも早季たちが新世界における運命の子供たちだったというわけね。危険な賭けだが、この閉鎖社会を永らえる為に必要な変化だったと。それが思うように行かないのが人間の「脅威」なのね。必然的に真理亜と守がそうであるように。

テリー・ライス @terry_rice88

とはいっても山内コンテという豪腕使っての圧縮展開だった感じでもあるので、映像のカットバック感が半端なかった。もうかなりの荒業で話成立させてるっぽいよ、これ。ギリギリのバランスで成り立っているんだなあと凄みを感じた。情報量も詰め詰めで密度が結構あったし、ホントようやるなあｗ

テリー・ライス @terry_rice88

新世界より15話。猶予を与えられた早季と覚が真理亜と守を探しに雪原を捜索する。かまくらがなくなってしまったので、一緒にいたバケネズミのスコンクを手がかりに探すうちに、スクィーラとも再会する。しかし彼の不穏さとコミュニティの発展におぞましい何かを感じ取る二人だった、という流れ。

テリー・ライス @terry_rice88

権力者を民衆の力で制圧して、民主主義として村が成立している様は旧社会の縮図を見るようで非常にグロテスク。そこにスクィーラの食えない対応がより一層拍車を掛けている。なんかもう人間の行動連鎖を傍から見ているようで非常に痛々しくもあり、怖くもあるなあ。舞台設定のおかげで面白い感じがする

テリー・ライス @terry_rice88

バケネズミの醜さ＝人間の醜さにもなってるからというのもあるんだろうな。それはそうと最後の最後で見つかったスコンクに預けられた手紙。その内容がそのまま次回予告の内容となっていて上手い仕組みだなあと感じる。が、コレは見つけることが絶望的になったくさいなあ。次回はこの内容からどうなるか

テリー・ライス @terry_rice88

新世界より16話。手紙と色鮮やかな回想で綴られる真理亜との今生の別れ。幼い頃からの親友、恋人だった早季の静かな慟哭を覚が支え、受け入れた。そして一線を越える───という流れ。ここで第二部終了というのもまたストーリーテリングとして更なる段階へと向かうステップでしかないのが恐ろしい。

テリー・ライス @terry_rice88

いやはや、大切な存在を失った時の喪失感がひしひしと伝わるエピソードだったんじゃなかろうか。一方でスクィーラの権力誇示に利用され、翻弄される。ただ友人（恋人？）の捜索に来ただけだと言うのにあからさまに現実を突きつけられるのがただただ辛辣。そして真理亜が語る新世界の異常性。

テリー・ライス @terry_rice88

真理亜の語るようにディストピアである事実は免れようがないが、そのに生を受けたものとして、１班の面々は大人になって、世界をどう見つめていくのかが今後の展開かな。受け入れるのか、刃向かうのか。いよいよ次回より第三部。27歳編か。しかし、今回の回想と手紙が反則技だったかと。凄く面白い。

テリー・ライス @terry_rice88

新世界より17話。第三部開始でED変更＆崩壊の序章。主要キャストの演技がやはりきちんと大人のそれになっているのが凄いと思う。ちゃんと早季のまま、大人になっている。バケネズミの管理をする仕事についた彼女の周辺できな臭くなるバケネズミの争いが歴史的俯瞰の位置に立たされるのが悪趣味だ。

テリー・ライス @terry_rice88

やはり塩屋虻コロニーの野狐丸（スクィーラ）の政治家、支配者振りがとっても不穏。奇狼丸率いる大雀蜂コロニーと比べても、武家社会と近代社会くらいの文化の差が見えてしまっているのがまた卑怯だよなあ。翻って、現代を風刺されているようにも見えるのがSF小説らしい所でもあるなあと。

テリー・ライス @terry_rice88

EDにも現れているように、ここで起こっている出来事の数々の裏には真理亜の影がちらついているが、どうなんだろうかなあ。バケネズミ達が何者かに呪力によって操られており、扇動されているとしたら。大雀蜂コロニーも飲み込まれている危険性も孕んでそう。オセロゲームな様相に早季は何を見るのか。

テリー・ライス @terry_rice88

新世界より18話。バケネズミたちの反逆、夏祭りの悲劇回。なんだか一気にきな臭くなってきたと言うべきか。やはり不穏な動きをしていた野狐丸率いる塩屋虻コロニーが反旗を翻してきたかあ。しかし反逆する術をどこで手に入れてきたのかと言う所で謎は残るが、やはりミノシロモドキなのだろうか。

テリー・ライス @terry_rice88

早季の方は真理亜たちの死亡確認をあっさり告げられて、精神的に耐え切れなくなっているか。フラッシュバックされる想い出がただただ辛い上にこの状況。人間界のトップにも死者が出てしまった以上、血を血で洗う殲滅戦がいよいよ始まりそうな勢いだ。鏑木肆星が普通にハンサムではあったが。

テリー・ライス @terry_rice88

それにしても最後の真理亜の映像がやはり気になるというか、あからさまに仕掛けてきているのが非常に演出的にあくどいと言うか切れていると言うか。予断を許さない状況なので、何が起こっても全く不思議じゃないのが怖い所。あっさり死んだとも思えないし、もう二、三ほど爆発しそうだな。期待したい。

テリー・ライス @terry_rice88

新世界より19話。五人一組で行動することになった覚と早季が合流した三人組とたどり着いた病院で野狐丸の奥の手である悪鬼？と遭遇する話。今回は普通にホラーだったなあ。そして、出会った三人組がやっぱり息絶えていくキャラだったのは予想通りというか。状況が少しずつ垣間見えてはいるか。

テリー・ライス @terry_rice88

野狐丸がここまで強硬に反逆してくる一端というか、神を神とも思わない手段に入ってくるのは逆説的に人間がかつて行ってきた愚かな行為のリフレインなのでなんともいえない感じになってくるなあ。呪力で圧倒できない相手がいる事で絶対優位じゃないのもまた切迫感があって、ざわつくものがあるなと。