NHKラジオ第１ 私も一言！夕方ニュース 夕方特集 「どうあるべきか 復興予算の使い道」

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田中「必要性を説明するのは役人の得意技。今回について言えば、財務省はむしろ各省に予算を持ってこいと言ったと。増税するために」　片山「今回増税したが、それが余ったとなるのではなく、足りなくなる方が。無謬主義といいますか」

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田中「削ろうとすると批判される可能性もある。とにかくベクトルは、復興にかかるものであればどんどん予算として、使いましょうとなっている」

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片山「企業であれば余らせようとするが。平年度の予算であっても、年度末までに全部使おうとする。そこを変えないといけない。今回の復興予算も、全部使わなければという発想が根っこにある」

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片山「原点にかえって、被災地のためにまず使う。被災地以外ではごくごく限定された、被災地に恩恵がかえってくる事業に。査定を行うべき。おかしいですよ」「役人のみなさんが、おかしいと思わずに堂々と説明するんですよ。それが悲しい」

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田中「そもそも予算委員会で審議すべきものだった。国会議員のみなさんには猛省していただきたい」

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田中「執行しているものは、契約をもししてしまっているものは、違約金の請求などの可能性もあり、執行をとめるのは難しい。しかし、現在は予算を抑制的に執行しているので、止められる予算も。区分を」

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田中「使ったお金がどういった効果をもたらすか、検証する制度はあるが、重視されていない。責任も、新聞等に書かれるが、しばらくがまんしていれば」

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片山「どうやって是正するか。できるだけ多くの人の目が入るようにするのがよい。予算編成の段階から、マスコミや国民にオープンに。国防や外交を除き、ほとんどオープンにしても問題ない。密室作業で、やり出してから変なものがあると、後手後手に回る」

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昨年度と今年度の復興予算の使い道を考えてきましたが、すでに来年度の概算要求もまとまりました。一般会計の総額は、今年度の当初予算と比べ７兆円あまり多い、９８兆円となっています。

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復興予算は別枠として、今年度から復興特別会計に計上されていますが、来年度の復興予算の概算要求は、今年度をおよそ２０％上回る４兆４７９４億円となり、これを一般会計に合わせると、総額１０２兆円を超えて、過去最大になります。

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片山「鳥取県知事時代の事をいいますと…予算て本当にわかりにくい。わかりやすい資料を作る、それで物を言いやすくなる。密室化されていた会議を透明化。県議会でもきちんと審議をしてくださいと、これまであまりやっていなかった」

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片山「野党のみなさんが、与党をどうやっておとしめるかになっている。これは重要なことだが、予算委員会でやらなくてもいいこと」

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田中「これまでも、こういったことはさんざんあった。その結果が今の赤字につながっている。予算は切ることが難しい。予算編成のあり方にメスを入れなければ永遠にいたちごっこ」　片山「対症療法としての事業仕分け。構造的な問題。結局根本を治していないから」

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田中「イギリスでは予算の効率的・効果的に使う責任は、各省の次官。厳しい説明責任を求められる仕組みになっていれば、それなりの抑制効果はあったかも。スウェーデンではインセンティブを」「日本では地方ではある程度進んできたが、中央ではまだまだ」

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片山「復興交付金、原点にかえって、現場で何が必要かはわかりますから、自由に決められるようにした方が良かったですね」