ふくちゃん先生の11月10日
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NPO「持続可能な社会を作るげんきネット」の方:地域でのリサイクル活動。事務局長。古い歴史。市民と行政の間の緩やかな関係を作ることを目指している。イデオロギーには参加しない、政策に生かされるように、を目指す。ゴミ問題からさらにCO2、化学物質など…6年前から放射性廃棄物問題へ。
2012-11-10 22:36:472001年から地域の市民活動を応募いただき後押し。600近いプロジェクト。2007年から地層処分に関する問題のワークショップを50回ほど。一方向の講演でなく、双方向の対話としてやっている。
2012-11-10 22:37:10この1年、知らないことは学ぶ姿勢でやってきた。行きつ戻りつ。自分で考え、自分で納得。気軽に参加し、質問出来る場があって、普段からこういったことを話せることが大事。不安が大きくとも、整理し、自分なりに評価出来るかは、近くにすぐに訊ける人がいるかどうかが大切。
2012-11-10 22:38:00渡邉先生:問題は複合的。1つに、ベースの知識の不足がある。2つめ、情報がたくさん出ても信頼できなかった。いかがでしょうか?
2012-11-10 22:39:05斗ヶ沢さん:データで示すしかない。幸いにしてWBC、陰膳、ガラスバッジなどはやっている。低いことは示されつつある。しかしこういったことを話してどう受け取られるか?KEKの先生どうでしょう?
2012-11-10 22:39:44KEKの先生:福島の方はそれを分かっている方も多いと思う。逆に外に出ると、その意味がよくわからない方が多いようだ。それをどのように伝えていくかが自分の課題。数字の一人歩きではなく、放射線の基礎知識をしっかり。時間をかけて。
2012-11-10 22:40:15渡邉先生:そういった科学・基礎情報に基づいても、「間違っている」と思う人もいれば、「ああ、安全だ」と思う人もいる。その波及がさらに周りにも影響を与える。
2012-11-10 22:41:06伊達市の方:事故前より線量が高いことには間違いがない。ではどのくらい高いのか、を理解することが大事。今ならば、(自分は)健康への影響は非常に低い、と思っている。それでも高いところがあるわけで、それに対処していくことが重要か。
2012-11-10 22:41:49伊達市の方:信頼。渡邉先生からの講演を聞いたとき、そこにいた専門家がみな同じ考え方だった。それで自分は納得したが、それをさらに周りに無条件で伝えることは出来ない。徐々に地域で醸成したい。
2012-11-10 22:42:36田内先生:自分は当事者。近所の人。そういう意味で信頼を得た部分もある。ひどいメールにも返事をしっかり書いた。態度で示すことは重要。大丈夫だ、と言う人が信頼されるかどうか、態度で示すことは重要。
2012-11-10 22:43:02会場:江東区の方。強制避難で福島から1500人。自分達が、福島産の野菜を提供しようとしたら、避難の方は喜ばなかった。きっちりコミュニケーションが取れてないのか?これをどうしたらいいのか?
2012-11-10 22:44:32会場:科学者のはしくれ。北海道で避難民支援の勉強会。福島についての放射線不安が強い方々。そのコーディネーターも不安を強調。正しいデータでお話しするが、精神的支柱の方に結局ひっくり返される。その方は寄り添っていてコミュニティの中心。それが現実。
2012-11-10 22:45:20渡邉先生:事実はきっちり伝える努力はするべき。しかし、環境、状況、情報のバイアスなどは強い。個別の対話が重要。あきらめてはいけない。信頼が於けるデータは、毎日ひっくり返ってしまうようなものではない。
2012-11-10 22:45:57田内先生:福島のものを食べない、というお話し。そこから浮かび上がる問題の顕在化が重要なのかもしれない。そこから始まるコミュニケーションが必要かもしれない。
2012-11-10 22:46:25会場:江東区の方。福島県で普通に生きる、ということがどういうことか。それが汚染があることが不安なのではないか。(イノシシ、野生の作物などなど)
2012-11-10 22:46:51KEKの先生:原子の話しからしても難しい。しかし子どもの受け入れ力はすごい。リスコミと科学コミュニケーションは別だと思っていたが、子どもには必要なこと。まず測ってみることが重要かと思う。
2012-11-10 22:47:40渡邉先生:福島では、知りたい気持ちはあっても、誰に頼んだらいいかわからない。人の足りなさでカバー出来ない。今日は時間切れ。こういった会をこれからも継続していきたい。(了)
2012-11-10 22:48:12斗ケ沢さんのツイート
今日はサイエンスアゴラの一環として開催された「福島の活動経験から習うリスクコミュニケーション」というパネル討論会に発表者として参加しました。主催は日本放射線影響学会・福島原発事故対応委員会。リスコミの問題点を探り、今後に生かすことが目的です。
2012-11-10 18:12:42茨城県で地道に講演・対話活動をされている茨城大学理学部の田内広教授(放射線影響)、福島で同様の活動をされている福島県立医科大学の長谷川有史助教、伊達市諏訪野町内会の馬目与市さんのお話を聞き、たいへん勉強になりました。やはり、リスコミは面と向かって語り合うことが大切だと思いました。
2012-11-10 18:16:56