「白昼夢—松本俊夫の世界」@久万美術館のまとめ
- MatsumotoToshio
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作品解説:『OLD/NEW=気配』(つづき)やがて松本俊夫は、自らの青春におけるスターリン主義体験についての記憶を語り始め、過ぎ去っていった古いものたちに現在の自分を重ね合わせる。
2012-11-10 22:52:55作品解説:『ディシミュレーション=偽装』(1992年/ビデオ/カラー/20分)電話連絡を受けた松本俊夫が山中に赴くと、そこには松本自身の死体がある。虚構の松本俊夫、現実の松本俊夫、幼少期の松本俊夫、青年期の松本俊夫、老年期の松本俊夫が、
2012-11-10 22:53:18作品解説:『ディシミュレーション=偽装』(つづき)作中において多層化されて、偽装されてゆくという作品。作中ではインスタレーション『ナラトロジーの罠』の様子も捉えられている。60歳の松本俊夫が、ぼやきながら老人に変装するシーンはある意味必見。
2012-11-10 22:54:07現在、上映可能な松本俊夫の記録映画/実験映画/ビデオアート/劇映画等々を、可能な限り集めたプログラム構成になっています。しかも、作家が著作権を持つフィルム作品についてはHD化したうえで展示しています。
2012-11-10 23:01:15松本俊夫のフィルモグラフィーは、領域横断的で多面性を持つものとなっていますが、こうやって通して観て見ると、松本俊夫の一貫した創作の姿勢に気が付くのではないでしょうか。
2012-11-10 23:02:54松本俊夫の作品や言説のなかにある豊かな可能性を、ステレオタイプな松本俊夫像に凝り固まってしまうことなく、観にきて下さったお客さん一人一人に、様々なかたちで引き出してもらえれば幸いです。
2012-11-10 23:10:05そしてこの展覧会で経験した眩暈が、それぞれのお客さんの中で、少しでも何かを変えてゆく切っ掛けになれば望外の幸せです。
2012-11-10 23:10:25と言う訳で、明日11月11日は『松本俊夫の蟷螂の斧』の、本展における最終上映の日です!上映時間は午後2時から午後5時までで、第1部「見るということ」、第2部「記憶巡礼」、第3部「万象無常」が続けて上映されます。
2012-11-10 23:14:23第1部はさまざまな映像作家のオムニバス作品です。そして、第2部もオムニバスなのですが、松本俊夫が思いもよらないかたちで持ち寄られた作品に編集を加えています。最後の第3部は、松本俊夫が持ち寄られた作品をさらに過激に編集することで、極めて匿名的な作品となっています。
2012-11-10 23:18:30後になればなるほど松本俊夫の介入度が増して、混沌化してゆく感じです。会場で展示上映されているデビュー作『銀輪』と一緒に、最新作『蟷螂の斧』三部作を是非ご覧になって下さい!
2012-11-10 23:21:19回顧展としてではなくて、齢80歳にして現在進行形の映像作家である松本俊夫のいまを観にきて頂けたら幸いです!
2012-11-10 23:23:28【NEW】「白昼夢-松本俊夫の世界」:愛媛・久万美術館で開催の展覧会カタログ販売中です。日本における実験映画の先駆者・松本俊夫の映像資料、グラフコンテ・絵コンテ・台本、参考資料、さらに映像理論解説等充実の1冊。装丁は羽良多平吉。 http://t.co/XKEIeSGF
2012-11-14 19:53:12ナディッフモダンでも販売中です!“@NADiff_apart: 【NEW】「白昼夢-松本俊夫の世界」:愛媛・久万美術館で開催の展覧会カタログ販売中です。日本における実験映画の先駆者・松本俊夫の映像資料、グラフコンテ・絵コンテ・台本、参考資料、さらに映像理論解説等充実の1冊。
2012-11-15 13:29:01もちろん、フィルム作品はフィルムで上映するのがベストです。そういう考え方は映画方面の方々なら同感だと思いますが、美術方面では予算の都合もあって、既存のDVDで済ませることも少なくありません。しかし、本展は与えられた条件のなかで、可能な限りクオリティを上げることにこだわりました。
2012-11-15 14:47:39展覧会という環境なのでサウンドはショボいんですが、映像については是非とも会場で確認して頂きたい出来です!
2012-11-15 14:50:21サウンドのショボさは悔しかったのですが、それについては川崎さんと能美さんにお願いして、完璧な環境で「松本俊夫の映画音楽」コンサートを開催して頂くことでリベンジしました!
2012-11-15 15:03:10展覧会の記録写真を、タンブラーで少しずつアップロードしていきます。よろしくお願いします。http://t.co/TPokK80z
2012-12-13 18:38:48