2012.11.11.福島人権宣言シンポジウム

11月11日午後1時半から福島テルサにて開催された、 「福島人権宣言シンポジウム」富山大林衛先生によるレポート 福島人権宣言を考える会ホームページ http://home.v05.itscom.net/ans-law/nomuralaw/toppu.html
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林 衛 @SciCom_hayashi

福島人権宣言を考えるシンポジウム会場。ぎっしり詰まって,椅子が不足。ネット中継は回線の関係でライブはなし。録画がアップされるそうです。

2012-11-11 13:35:42
林 衛 @SciCom_hayashi

福島県民は,東京電力だけでなく,行政からも人権を侵害されているといってよいのではないか。(野村吉太郎弁護士)

2012-11-11 13:42:38
林 衛 @SciCom_hayashi

福島人権宣言(http://t.co/2thKWSNP)から一、 私たちには、憲法で保障された幸福追求権があります(憲法13条幸福追求権から。一、 避難する、しないを自分で選択する自己決定権があります。一、 放射線被害について、私たちが納得いくまで情報を得る、知る権利があります。

2012-11-11 13:46:36
林 衛 @SciCom_hayashi

憲法に保障されているといっても,それだけで権利が認められるわけではない。人権は,多年にわたる人類の獲得の努力のたまものだが,穴のあいた風船のようなもの。息を吹き続けないと萎んでしまう。立ち上がる努力と理論武装が必要。(野村弁護士)

2012-11-11 13:48:23
林 衛 @SciCom_hayashi

福島人権宣言(続き)一、 差別のない、自由かつ平等な社会を求める権利があります。一、 健康な身体を持ち、福島の自然を愛し、楽しむ生活を送る権利があります。一、 財産が放射能汚染により侵害された場合には完全な補償を求める権利があります。

2012-11-11 13:49:34
林 衛 @SciCom_hayashi

福島人権宣言(続き2)一、 私たちが愛した元の福島を返してほしい。そう主張する権利があります。何も考えずに水が飲みたい。おいしい米、野菜、果物、魚、肉、これらを何の不安もなく食べることのできる、元の福島に戻してほしい。

2012-11-11 13:50:50
林 衛 @SciCom_hayashi

(続き3)子どもの笑顔を見守りながら、家族や近所の人たちが笑顔を交わして仲良くできる、昔の福島に戻してください。一、 元の福島に戻すことが無理ならば、私たちが納得のいくまで、その償いを求める権利があります。私たちは立ち上がることをここに宣言します。本当の笑顔と人権を取り戻すため。

2012-11-11 13:53:02
林 衛 @SciCom_hayashi

近藤香苗さん:福島でパティシエ。地元の果物を使えないのが許せなくて,修行した大阪のつてを頼って避難。大阪の人たちは,収束したという政府プロパガンダを簡単に信じていた。

2012-11-11 13:59:15
林 衛 @SciCom_hayashi

近藤さん:関西では,知られていない。大阪,京都の集会で発言を求めると,福島の生の声をおっしゃってくださいといわれる。講演会にも呼んでもらえる。しばしば福島に帰省。いろいろな声を聞くけれど,いったいこれから何を訴えたらよいか,わからなくなる。賠償,保養,復興,…どんどん複雑に。

2012-11-11 14:02:53
林 衛 @SciCom_hayashi

郡司真弓さん(NPO法人理事 チェルノブイリ視察報告)。地元が汚染されたことを信じたくなかった。チェルノブイリの経験を語ろうかどうか,迷った。先輩たちにいわれ,福島だけのNPOを立ち上げないとならないと考えた。NPO法人ふくしま支援・人と文化ネットわーkを設立。

2012-11-11 14:05:49
林 衛 @SciCom_hayashi

代表者は,社会派講談師,神田香織。「はだしのゲン」「チェルノブイリの祈り」。いわきでシンポジウム開催。情報を広く知らせる。首都圏でも福島が遠い。空きや活用リフレッシュハウス。キャンプは小学生以上。定数も限られている。乳飲み子や園児のいる家族ぐるみできてもらおう。湘南などに。

2012-11-11 14:08:19
林 衛 @SciCom_hayashi

9月の上旬に,ウクライナに行ってきた。子どもの現場をみて,背筋が寒くなった。チェルノブイリ原発から70kmのところ。半分が批判先から帰ってきた。第2エリア(戻ってきてもよい)。幼稚園のこどもたち,走り回っていない。座っているだけ。140人のこどもがすべて病気。

2012-11-11 14:10:38
林 衛 @SciCom_hayashi

免疫力低下,ヒザや足首に痛み。こどもは,複数の病気を持っている。朝からだるい,走れないほど足首がいたい。チェルノブイリから26年。日本が同じにならないとはいえない。福島だけの問題ではない。放射能は関東にもきています。

2012-11-11 14:12:07
林 衛 @SciCom_hayashi

電気を享受してきた関東にも居住した経験があるものとして,生まれ故郷福島の声を首都圏に届けたい。福島でも叫んでいる人がいる。その声を関東の人たちにキャッチしてもらいたい。

2012-11-11 14:13:27
林 衛 @SciCom_hayashi

石田葉月さん(福島大学):同僚の後藤忍が文科省副読本よりもフェアな副読本を発行。評価も受けたが,危険とは書いていない「わかっていないのに」あおっていると,おしかりも受けた。安全キャンペーンが巧妙になってきた。放射能汚染をしているというとネガティブになると,発言しにくい。(地震だ)

2012-11-11 14:16:46
林 衛 @SciCom_hayashi

石田さん:保養の手伝いに世田谷に行ってきたが,保養の権利すら十分に認められていないことがわかった。1mSv/年の場所にいるのならば,保養は当然の権利だが,抽選ではずれる。5人以上集めないといけないなど,使いにくいプログラムが多い。

2012-11-11 14:18:25
林 衛 @SciCom_hayashi

安全なのに,なぜ保養にいかないとならないのと,周囲の壁がある。旦那や学校の先生を説得して保養に行くのがたいへんなストレス。リフレッシュのしくみがまだまだ足りない。母親のリフレッシュをよく考えた世田谷の保養プログラム。これは地元の福島市民の役割でもある。ご協力もよろしくお願いします

2012-11-11 14:20:30
林 衛 @SciCom_hayashi

せめて,手をあげた母親には保養に行けるようにしてほしい。

2012-11-11 14:20:59
林 衛 @SciCom_hayashi

近藤さんどんな支援が必要なのか聞かれるが,福島のひとりひとりの家族構成や職業によってもぜんぜんちがう。一次産業なのか,公務員なのか,転勤可能な仕事なのか。200万人のニーズは多様。浜通り,中通り,会津と3県分。京都大阪兵庫あわせたくらい。東京埼玉神奈川など集めたくらい。

2012-11-11 14:25:15
林 衛 @SciCom_hayashi

近藤さん:手に職だったので,避難しやすかった。手当は8万円だけ。子どもさんの年齢にもよる。農家をやっていてお子さんが大きい場合は避難といっても。当初は,避難したことに対して,故郷を捨てるのかと批難された。大阪で故郷を思い一人食事をとっているのに,いいね避難できてねといわれたことも

2012-11-11 14:28:04
林 衛 @SciCom_hayashi

じゃあ避難を諦めようという気持ちもでてきてしまう。日本中が被害者。福島は被害の筆頭にあるので,人権宣言に賛同したが,賛同しただけで福島が変わるわけではない。どう活動したらよいか,悩んでいる。

2012-11-11 14:29:40
林 衛 @SciCom_hayashi

郡司さん:チェルノブイリ視察報告を兼ねて。旧ソ連でも,半年ぐらい学校単位で避難があった。乳飲み子には徹底して輸入ミルク。強制移住者には住宅。1家庭に6万ルーブル?。日本のほうが権利が認められていない。夏休みには子どもたちが避難。ソ連でできたことが,なぜ日本ではできない。

2012-11-11 14:31:38
林 衛 @SciCom_hayashi

チェルノブイリを徹底的に勉強した日本政府,専門家。現地でも,賠償を減らそうと政府は必至,教育の中でも教科書から消えそうになっている。避難の実現をめざし裁判。福島の33万人の子どもの数と同じ署名を集めたい。

2012-11-11 14:33:47
林 衛 @SciCom_hayashi

憲法とは,元々国家権力の暴走を抑えるためにできたもの。それを私たちは使ってこなかった。憲法に基づいた福島人権宣言。福島から憲法の精神に目覚める市民。福島から首都圏に発信していきたい。

2012-11-11 14:35:09
林 衛 @SciCom_hayashi

石田さん:被ばくを避ける権利は当然こちら側にある。費用は,一義的に加害者東電が払うべき。みなさん,線量計は自分で買いましたか。おかしいですよね。東電が買って配るべき。自主避難のために年間80万円使った。しかしたった8万。補償される権利の根拠として人権宣言がある。使ってほしい。

2012-11-11 14:37:09
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