そういう非現代科学的な改良ってのは、無意識のうちにダーウィニズム的な自然選択を人工的に行う、みたいな営為と言えるのかも。言わば、疑似進化というべきか。
2010-08-06 23:32:03因みに、品種の確立は、「様々な特色を持つ諸種の雑種的配合→成功した個体の近交による固定→近交の緩和による擬似雑種強勢化」的な道を辿るかと。
2010-08-06 23:37:44よくこの辺りの近交の強さは「種馬場への移動手段の制約」とかが背景に挙げられるが、20世紀のQHとか見ると、いずれ改良には必要だった気も。
2010-08-06 23:40:43@Mahal 先日ちょこっと話した和牛のように繁殖個体自体の能力を測定できない場合、どのように進化させてきたのかは興味あるところ。
2010-08-06 23:40:46競馬で雑種強勢は、その「第一段階」が永遠に有効かのように囚われていること。@Mahal 品種の確立は、「様々な特色を持つ諸種の雑種的配合→成功した個体の近交による固定→近交の緩和による擬似雑種強勢化」的な道を辿るかと。
2010-08-06 23:42:10近代化によって大陸間の移動が可能になったことや、競走馬の単純増もあって、20世紀後半以降は、ほぼアウトブリードによる馬産の時代になった、と言えるかと。
2010-08-06 23:44:54多分、ベストトゥベストも、配合に配慮せずに野放図にアウトブリードを行った場合、「下り坂の父系/牝系」を引いてしまうことが、馬産の長期リスクとして抱えることになるのだろう。
2010-08-06 23:48:53@niftyheart 配分、という意味では、St.Simon的なチートな「改良のピーク」が、「配分」に適した時代に出現したのは、競馬史の幸運かなぁ、とか思ったり。
2010-08-06 23:50:15@Mahal 繁殖に供することを考えなければ、多種の良質遺伝子を取り込む余地があることからアウトの方が有利な気がする。でも、サラブレッドだとあまりに均質化しすぎてそうとも言い切れないかもしれないけど。
2010-08-06 23:51:38ブサックがCitationを「引いて」しまった罠、とか、そういうベストトゥベストでアウト化した「弊害」の例なのかなと。配合を誰より考えた希代の生産者に降りかかった運命としては、皮肉すぎるけれど。
2010-08-06 23:52:08