上山「軽率な診断発言について」を巡って:20121121-20121124

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上山和樹 @ueyamakzk

「~について」というような、メタを気取る言説構造に居直れると思わないでほしい。論じることは、すでに一定の動詞を生きている。「観察」をやめ、あなたが別の動詞を生きれば、状況は変わるかもしれない。

2012-11-23 23:22:59
上山和樹 @ueyamakzk

「フリーター」「ひきこもり」など、調査対象を名詞形で扱う社会学は、差別に加担している。調査者たちが威圧的なのは、あれは差別の実行行為なのだ。▼直接の語運用だけでなく、概念枠として《相手を名詞枠で》扱っていないか。

2012-11-24 08:36:36
上山和樹 @ueyamakzk

研究言語じたいが、語運用としてどのような形をしているか。

2012-11-24 08:37:19
上山和樹 @ueyamakzk

調査対象者じしんが、自分たちを名詞形で理解している場合がある。――「人間を名詞形に還元する」という、この理解パターンそのものを問題にしなければならない。

2012-11-24 08:38:09
上山和樹 @ueyamakzk

「当事者」という概念が、名詞形であることに注意。――名詞形の当事者概念を当たり前に使っている研究言説は、すでに誤りを犯している。

2012-11-24 08:42:23
上山和樹 @ueyamakzk

名詞形は、行政書類の言葉にすぎない。(そのような書類は、人間の名詞的分類で成り立っている。) ▼民族名や性別もふくめ、名詞的分類は、行政用語にすぎない。そんなものに、意識や関係のやり直しを支配されてはならない。

2012-11-24 08:46:32
上山和樹 @ueyamakzk

秩序を秩序として話題にするだけでは、《動詞を問題にしなければならない》というモチーフは出てこない。つまり、単なる秩序論は、論じている自分(という動詞)だけは、絶対だと思い込んでいる。

2012-11-24 08:47:41
上山和樹 @ueyamakzk

精神科の診断名は、名詞的分類の強力な装置になっている。▼身体の医学は、名詞を処理すればよい。しかし「精神の医学」は、動詞を扱わねばならない――みずからが動詞として。

2012-11-24 10:06:59
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