個人情報保護法について(鈴木正朝教授の連続Tweet その2)

個人情報保護法について(鈴木正朝教授の連続Tweet) http://togetter.com/li/415180 の続き。
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鈴木 正朝 @suzukimasatomo

産業の振興策よりも市場環境の整備だといいつつ、何がその最低限のルールであるかの勘所をはずす。国際化の重要性を説きつつ世界の孤児に向かう。弱り目の企業の頭の弱い要望に惑わされ、全体が祟り目になる。余計な仕事の一つにならなければいいが。

2012-12-02 14:51:02
鈴木 正朝 @suzukimasatomo

社会的権力による民間個人番号は、国家権力による公的個人番号であるマイナンバーに依存せずに一定の機能を果たすことができます。民間においては法規制を呼び込むマイナンバーと連携するメリットはあまりありません。その意味で両者に通じる問題点をクリアにすることは重要です。

2012-12-02 16:08:47
鈴木 正朝 @suzukimasatomo

マイナンバーは会社にすれば顧客番号のようなもの、それだけあっても利便性もなくリスクも限定的。推進派も批判派も番号を過剰に捉えすぎている。便益と危険性の評価要素はもっと大きく捉える必要があるし、番号の性質の精査も必要。怖い番号とは何かを突き詰めなければ効果的規制はできない。

2012-12-02 17:12:36
鈴木 正朝 @suzukimasatomo

基礎年金番号はかつて省令事項であった。法律事項か否かを決する事由はなにか。また年金不払問題では年金のデータ管理と番号制を推進する意見が大勢を占めた。推進と批判を分けるものは何か。また、プライバシーの権利とは?その理論的基礎は何か。印象論のままだから健全な批判勢力にならない。

2012-12-02 17:17:08
鈴木 正朝 @suzukimasatomo

議論を詰めていくこと、応分の対応を施すことを条件に連結可能匿名化の法改正での対応には賛成である。しかしそれは医療等ID及びマイナンバーの利用のあり方にも影響を与えるだろう。条件が変われば評価も変わる。個々の議論の広がりを踏まえながら検討すべき。ビジネスだけに閉じてはいけない。

2012-12-02 17:21:24