福島県産のコメをめぐる話題

試験栽培から米飯給食用のコメ検査、小規模栽培のもち米が基準値越えする理由まで。 その後追加した話題: 福島市教育委員会の米飯給食用市内産米(来年1月以降会津産から切り替え予定)の検査手順 本宮市の学校給食用米の検出限界越え割合と使用差し止め率の検証 続きを読む
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nao @parasite2006

【訂正】福島県の平成24年度産玄米26検体中、福島の市民測定所の測定で全袋検査のスクリーニング基準25 Bq/kgを上回ったものはゼロhttp://t.co/1mXVZLcj 総セシウム量5 Bq/kgまで19検体、10 Bq/kgまで4検体(続く)

2013-01-20 02:08:34
nao @parasite2006

【訂正】(続き)15 Bq/kgまでと20 Bq/kgまで各1検体、20 Bq/kg以上25 Bq/kg未満1検体。本宮市の学校給食の使用差し止め基準10 Bq/kgを超えたものは26検体中3検体で、いずれも福島市内産でした(松川町、泉、庭坂町)。

2013-01-20 02:09:49
nao @parasite2006

やや細かい事になりますが、福島市民測定所の24年度産米の測定結果http://t.co/1mXVZLcj を見るときは、使用機種によって±の後の「不確かさ」の表示形式が違う事にご注意下さい:応用光研FNF-401、3σ;ATOMTETX AT1320、2σ;HPGe、σ

2013-01-19 20:56:04
nao @parasite2006

また検出限界の計算方式も現在3σ(日本国内で一般的に行われ、厚生労働省が採用している方式。計算が簡単)と3.29σ(欧米で使われ、輸入品の測定装置で多く採用されている方式。誤検出の確率が3σより小さい)の2通りがあり、FNF-401とAT1320は前者を採用、HPGeは不明

2013-01-19 21:08:17
nao @parasite2006

さらに細かい事になりますが、Cs134とCs137の検出限界値から総セシウムの検出限界値を出すには、それぞれの検出限界値を2乗して足しあわせた後(平方和)、さらに平方根を取ります。

2013-01-19 21:18:25
nao @parasite2006

(食品用測定装置の中にはこの計算を自動でやってしまうものもあります。結果レポートの総セシウムの検出限界値が2つの検出限界値の単純合計より小さい場合、装置が平方和の平方根として自動計算した値が出力されています)

2013-01-19 21:23:25

福島市の学校給食用米の産地切り替え実施後の波紋と福島市民測定所の玄米地図

津田💉フルチン💉和俊 antibody complete @kaztsuda

学校給食、地元産に根強い不安 (読売新聞) http://t.co/HDKOcZSE 福島市内の小学生約14400人と中学生約8000人中、給食を完全に拒否しているのが小学生2人中学生2人、福島市産米を拒否が小学生41人中学生5人、牛乳を拒否が小学生203人中学生1人

2013-02-07 02:06:46
津田💉フルチン💉和俊 antibody complete @kaztsuda

食物を避ける際の「コスト」としては、給食全部>ご飯だけ>牛乳、ですね。以前に比べるとかなり減ったけど、牛乳が多いのは気軽にできる措置ということかなぁ。給食のおコメが会津産から福島市産に変わったのに従って、ご飯を家から持参に変えた46人をどうケアするかが課題ですかねえ。

2013-02-07 02:15:55
nao @parasite2006

@kaztsuda 福島市産の米を拒否する人がいるのは、玄米が精米所の抜き取り検査(抜き取り率非公表)で検出限界が20 Bq/kg(結果は非公表)、精米後の白米も福島県給食会の抜き取り検査(抜き取り率非公表)で検出限界10 Bq/kgでもっと検出限界を下げた測定結果がないから

2013-02-07 02:19:49
nao @parasite2006

@kaztsuda 福島市産のコメで炊いたご飯だって、スクリーニング基準25 Bq/kgの全袋検査をパスした玄米から出発しているのですから、ゲルマで2 L、30分測定すれば検出限界総セシウム量1 Bq/kg割れぐらい証明するのは簡単でしょうに。

2013-02-07 02:29:40
nao @parasite2006

@kaztsuda TEAM二本松が測定した二本松市の給食のご飯の測定結果http://t.co/JQXAan6I 応用光研FNF-401使用。検出限界Cs137 1.66 Bq/kg、Cs134 1.51 Bq/kgでどちらも検出限界割れ。写真を見ると二本松市教育委員会の依頼

2013-02-07 02:25:15
nao @parasite2006

@kaztsuda それに福島市産のコメだって、どこもかしこも会津産より汚染されているとは限らず、このスライドhttp://t.co/DKAhePAp p.10にあるように土壌中の粘土鉱物の含有量が極端に低いとか、雲母由来の粘土鉱物が検出されないとか特別不利な場所は限られている

2013-02-07 02:43:52
nao @parasite2006

@kaztsuda 福島の市民測定所が福島市産のコメの給食使用に否定的で、ご飯をゲルマで持ち込み測定して検証できるところが他に見当たらないのもちょっと頭が痛い。

2013-02-07 03:08:40
nao @parasite2006

@kaztsuda もっとも、事故後2年経った今の時点で給食を拒否する人には、どんな検出限界の低い測定結果を持って行ってもそれで納得してもらうのは難しいかも知れないなとこのごろ思い始めました。そもそも給食は使う材料を自分の一存で選べない、だから嫌だと言われたら議論はそこで終わり

2013-02-07 03:32:05
nao @parasite2006

福島の市民測定所が平成24年度産のお米(玄米と精米を合わせて100検体以上)を測定し、結果をGoogle Map上に表示http://t.co/YA7h7O5F 玄米の地図を福島県と農水省作成のスライドhttp://t.co/DKAhePAp p.10の土壌中粘土鉱物の地図と比較

2013-02-07 03:47:09
nao @parasite2006

福島の市民測定所による玄米の測定値のGoogle Map http://t.co/Vvgou7uW と福島県と農水省作成のスライドhttp://t.co/DKAhePAp p.10の土壌中粘土鉱物の地図を見比べると、似ているようないないような。

2013-02-07 03:57:29

(↑市民測定所の玄米地図の色分けは青が1 Bq/kgまで、水色が2.5 Bq/kgまで、緑が10 Bq/kgまで、黄色が25 Bq/kgまで、赤が100 Bq/kgまでです。緑以下なら本宮市の学校給食用米の使用差し止め基準10 Bq/kgをクリアしています。奥羽山脈の西側の会津産のコメが青か水色なのに対し、福島市内産は大部分が緑色。これを見て「やっぱり福島市内産は会津産の4倍汚染されているからもとに戻せ」と思うか、「何だこの程度の差なのか」と思うかは人によるでしょう。

平成24年度産米の全袋検査で基準値越えのコメが出たところ(@tsokbda さんのブログ記事http://bit.ly/SF85r7 に一覧表があります)のうち、福島市内は旧平田村、旧水原村、旧福島市旧松川町、旧立子山村、旧下川崎村の6つの旧町村で、太字4カ所は全域(旧福島市の場合は作付け制限がかかった渡利、小倉寺及び南向台を除く)が事前出荷制限区域(平成23年度産米で100 Bq/kg以上が検出され、かつ平成24年度の作付け制限がかかっていない地域。一覧はこちらhttp://bit.ly/VNHmGv 全袋検査で地域の結果が確定するまであらかじめ出荷制限が出され、基準値100 Bq/kg以内が確定した袋に限り出荷できる)。
市民測定所の玄米地図の黄色の点5カ所の所在地は南から順に旧松川町旧平田村、旧庭坂村(山形新幹線沿線)、おそらく旧清水村(2カ所)。赤い点の所在地は旧野田村(測定値はCs137 19.16 Bq/kg、Cs134 9.73 Bq/kg)。
太字の旧野田村は全域が事前出荷制限地域です。太字になっていないところのうち旧水原村、旧立子山村、旧庭坂村は一部の農家で平成23年度産米が100 Bq/kg越えし、平成24年度産米の生産管理の対象となっているところ。
(旧町村の位置の確認には市町村変遷パラパラ地図の福島県版http://bit.ly/11S15wB を1946/11/20現在で見るのが便利)

仮に
1)全域が平成24年度産米の事前出荷制限区域になっているところ
2)平成24年度産米に基準値100 Bq/kg越えが出たところ
を旧町村単位で福島市の学校給食用米の産地からはずすことにすれば、黄色以上のコメに遭遇する可能性を相当に減らすことができるのではないでしょうか。平成25年度産米が給食に登場するまでにはまだ時間がありますから、今からでも間に合います。ただし、1が福島市内のコメの主要産地で、ここを全部はずすと必要量が確保できなくなると言われるとこの案は成り立たなくなりますが)

nao @parasite2006

ただ中通りの北部、福島市東部から伊達市、桑折町、国見町にかけてセシウム保持力の強い雲母由来の粘土鉱物が土壌中から全く検出されない場所(赤い球が表示されている所)が集まっている。こういう場所ではたとえ土壌中のセシウム濃度が低くても移行阻止対策が必須。粘土鉱物の含量が低い緑色の場所も

2013-02-07 04:08:02

(↑中通りの北部にはもともとセシウムの移行阻止対策がやりにくい土壌があったところに、2011年3月15日に奥羽山脈の東の麓を南から移動してきた放射性物質の雲が福島盆地の北の端に行き着いたところで雨が降った結果、南で低く北で高い放射性物質の濃度分布の一番高いところがちょうど重なってしまったことになります)

nao @parasite2006

福島県と農水省作成のスライドhttp://t.co/DKAhePAp p.10にあるような土壌中粘土鉱物の地図を、今からでも遅くないから宮城岩手の両県に加えて栃木群馬でも作ってもらいたい。できたら酸性土壌の分布地図も。

2013-02-07 04:58:59
nao @parasite2006

農業環境技術研究所の土壌情報閲覧システムhttp://t.co/6egrqoJ9 の土質図で、特定の土質だけを選んで画面上に分布を表示させることができるようになっていれば一件落着なのだけれど。

2013-02-07 05:09:34
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