芝村裕吏氏による「続・モチベーション維持について」
部下や、場合によっては上司、友人、家族。それらのモチベーションをあげたいというのは、ありそうな話です。ただ、一つ注意をお願いしたいのは、他人のモチベーションアップは、広義の心理操作に当たる、ということです。
2010-01-31 13:42:04他人の心理を操るというのは、まあ、あまり感心すべき事ではありません。こういう技は、良く吟味し、よく考え、いよいよの時に行使してください。
2010-01-31 13:44:06ゲド戦記のオジオンが、雨に濡れてゲド少年と歩いているようなものです。 魔法も、技も、いよいよの時にだけ、使われなければいけません。
2010-01-31 13:46:09さて。他人のモチベーションをUPするには、基本原理として、個人のモチベーションUPと同じですから、その方法を教える、というのが手っ取り早い話です。本人が必要性を認めていれば、自分でやりだすでしょう。
2010-01-31 13:49:47ただ、実際問題で周囲の他人が気にしているのは、仕事能率ではなく、本人の心のありようだったりすることが、過半です。 モチベーションではなく、ただ単に、元気になって欲しい。というのであれば、方法はこれまた、全然かわります。
2010-01-31 13:50:461.その人の仕事の意義を説明させる。 2.その人の仕事を褒める(的確に) 3.好意を明らかにする。 4.ああでも、と、あくまで個人の心配こそをする。
2010-01-31 14:00:50意欲という物は、自分が何をすべきであるか、明確に意識したところから、生まれます。 そのためにはその必要性(意義)が、意識にあがらないといけません。 これは、他人から与えられても、意味はありません。これだけは、自分の心から、自分の言葉で思い至った時だけ、沸き上がります。
2010-01-31 14:03:53直接、貴方の仕事の意義って何?ときいてもいいんでしょうが、ケースによっては面倒くさそうだったり、ねえよで終ったりするので、これはこれで、手練手管が必要です。
2010-01-31 14:06:34ここで一つ、テクニック。 2.その人の仕事を褒める(的確に) にかぶりますが、的確に仕事を褒めるためにも、仕事内容の把握は、良く行っておかなければなりません。
2010-01-31 14:10:00ですから、最近面白かった/小さなことでもいいので気になった仕事の話をしてくださいと、きいて、そこから、情報収集。 そこから攻勢発起点(勝機)を掴むのが、いい戦い方です。
2010-01-31 14:10:33システム手帳の話を覚えていますか? 一度聞いて覚えられないと思うなら、メモをとるのもいいでしょう。 なぜ、ときかれたら、なんか、元気になってほしくてと、いうといいでしょう。そこで嘘は、つかないでいいです。
2010-01-31 14:13:28片手間で人の心を燃え上がらせることが出来ると、思ってはいけません。 もしその人の魂に火を入れようとするのなら、それは、難事業なのです。 難事業するに足りると思う相手に、向き合って真面目にがんばる。 その、火から火を移す行為が、人の魂に、再度火を入れます。
2010-01-31 14:14:31なんのことはない。小さな子供でもいいんです。がんばってと、心の底から言われれば、瀕死でも動こうと想い出す。 それが人間という、愚かだか愛すべき存在の本質です。
2010-01-31 14:20:55人にがんばれというなと言う、教えもありますが、そんなことは、たいした問題ではない。それはうわっつらの話ですよ。 心があるか、ないか、それが問題の本質です。心を、込める。まずはそこからです。 やるつもりなら、本気でかかるといいでしょう。
2010-01-31 14:21:49その上で、 3.好意を明らかにする。 これが重要です。最初のきっかけとしてね。 火を移すには、近づかないといけません。心に近づくためには、好きですといって、懐に入らなければなりません。
2010-01-31 14:24:27でも。世の中にはやり過ぎというものがあります。 火が入りすぎて大炎上では目もあてられません。 相手に冷静になってもらうためにも、 4.ああでも、と、あくまで個人の心配こそをする。 を忘れないでください。
2010-01-31 14:25:31私の言葉に心が入っているなら、きっとこのアドバイスも役立つでしょう。なに、難しいことではありません。 がんばって、ほしいんでしょ? それが本当なら、突撃すればよいだけのことです。 以上 説明終わり。
2010-01-31 14:28:53