20130203 #ETV 特集「音で描く賢治の宇宙~冨田勲×初音ミク 異次元コラボ」
#ETV 特集。キラキラと輝く宇宙。賢治の物語には強烈な光があったという。「レールが延びていく先っていうのは、宇宙だろうが地上だろうが関係ないからね。遠くへ連れてってくれる。それに対する夢みたいなものは、小さい頃からあった」
2013-02-03 22:37:56#ETV 特集。南十字星の場面。「死者を運ぶ列車だとそこでわかった。賛美歌を歌うのが印象に残っていて。それをまだ憶えていてね、子供の頃のことを」
2013-02-03 22:38:49#ETV 特集。軽井沢の別荘。これまでも数々の名曲がここで生み出された。また1年後にこちらに?「うーん…まあ、この荷物をもってくるのは、ちょっとしんどくなってきたね。オーケストラはこれがギリギリかな」ここでオーケストラを書くのはこれが最後?「ええ」
2013-02-03 22:42:00#ETV 特集。「もう自分の宿命というか、これはやらねばならぬ」作曲のきっかけは、10年前の約束。「西澤潤一さん(東北大学の元総長)がね、10年前に『これ(雨ニモ負ケズ)に曲をつけてくれんか』って言ってこられたのが、この発端だったんです」
2013-02-03 22:43:25#ETV 特集。コンサートのひと月前、岩手に旅をした富田さん。5年ぶりの東北。迎えたのは、佐々木民夫さん(岩手県立大学副学長)。西澤さん(富田さんの親戚でもあった)からの頼みで、かつて富田さんに賢治のふるさとを案内した。「雨ニモ負ケズ」が書かれた手帳。
2013-02-03 22:45:19#ETV 特集。東日本大震災のあと、再び注目されている「雨ニモ負ケズ」。その言葉が、いま東北の人々の深い共感を集めている。震災字、冨田さんは、少年時代の地震の記憶が蘇った。今こそ「雨ニモ負ケズ」を曲にしなければ、と強く思ったという。
2013-02-03 22:46:41#ETV 特集。西澤潤一さん(86歳)を訪ねる。冨田さん「ずっと頭から離れなかったんですよ」西澤さん「やっと安心したという感じですね」リハーサルの様子を一緒に見る。西澤さん、「雨ニモ負ケズ」には、厳しい自然と戦う東北の人々の心が描かれていると感じている。
2013-02-03 22:48:24#ETV 特集。東北の旅でどうしても訪ねたかった、岩手山。理想郷・イーハトーヴの象徴。学生の時に列車の窓から見ていた冨田さん。「最初は何がなんだかわからなかった。地元の人が『ああ鷲だ鷲だ』って。鷲が今にも飛び立とうとしている」山頂に現れる鷲の模様を見て、春が来たと知る。
2013-02-03 22:53:11#ETV 特集。「岩手の人たちの気持ちの支えというかね」「東北に震災が起きて、僕も奮起しなくちゃバチが当たるって思った。岩手山に、イーハトーヴの人たちのエネルギーの根本が、そこにある気がする。であれば、東北の人たちがこの曲を聴いて…頑張ってくれたら、嬉しいです」
2013-02-03 22:54:40#ETV 特集。少年時代から憧れ続けた、賢治の異次元の世界。そこから色彩豊かな音の世界を紡いだ冨田勲さん。人生の集大成としての「イーハトーヴ交響曲」。
2013-02-03 22:58:25#ETV 特集。コンサートから2週間。「終わったときは、もうこんな大変なこと二度とやらないって思うけど、しばらく経つとまたやってみたいって思ってくる。これはもう一生治らないね」
2013-02-03 22:59:17