吉田隆一 (hi_doi)が語る「ドルフィー、アイラー、ブロッツマンの奏法共通項の話」 (〜「阿部薫の話」)
(続き)そしてアイラーですが、意外なことにあごを引いてます https://t.co/pVPUzuCwKb かつて梅津和時さんが「アイラーはグロウル(のどを鳴らす)ではなくオーバーブロウだけでアノ音を出していた」と指摘していましたが私も同感です。コレはどういうコトかといえば(続く
2013-03-01 02:49:59(続き)ホースをイメージしてください。強い圧力の呼気を気道に送り込み筒先で息をコントロールしていたのでしょう。筒先を絞れば息の速度は段違いに上がります(林栄一の奏法がそうです)おそらくあごの位置を柔軟に変えたりもしたと思われます…そうしたコントロール方法だと私は推測してます(続く
2013-03-01 02:54:52(続き)以上です。まだ研究途上なのですが、ハリー・カーネイがスタンドに立ててあごを突き出してバリトンを吹いていた効用もコレだった気もします。何かの参考になれば幸いです。長文連続ツイート失礼しました。(おわり)
2013-03-01 02:56:54【追記:阿部薫の話】
昨夜の「ドルフィー、アイラー、ブロッツマンの奏法共通項の話」 http://t.co/5IQZXUkviG 関連まとめに「吉田隆一が語る阿部薫~ケニーG 」 http://t.co/QTBvaAwqze が表示されてるので阿部薫の話を追記しますね。間章もまた話題ですし(続く)
2013-03-01 12:40:32(続き)阿部薫の有名な写真の一つですが http://t.co/GI9hY9dSpp コレだけ観ると昨夜の話の流れからすると(阿部はドルフィーを尊敬してましたし)「タバキンポジション」のようですが、映像を観ると印象が異なります(続く)
2013-03-01 12:43:26(続き)阿部薫の映像を観ると https://t.co/GwrfXiyDOG 音色の使い分けと共に首のポジションが微妙に変化します。どんなに身体が動いても首のポジションが固定されているブロッツマンの映像と比べて観てください https://t.co/iQ98RLHL6U (続く)
2013-03-01 12:46:30(続き)昨夜ツイートしたように、アイラーは気道の「筒先」で息の流量、速度をコントロールしていたと思われますが、阿部薫の奏法も同様と思われます。阿部と一緒に練習をした方の「阿部から口の中の形の変え方(アイウエオの発音で)を教わった」というコメントを読んだ事がありますが(続く)
2013-03-01 12:51:09(続き)そうした逸話や映像から推測するに、おそらく阿部薫は息の使い方、口の容積の変え方、喉の使い方を相当研究していたものと思われます。結果アイラー的なコントロールを身につけるコトになったのでしょう。阿部はアイラーの演奏には興味がなかったようですが。(続く)
2013-03-01 12:54:09(続き)間章と共にドルフィーの飛翔した世界を目指した阿部薫ではありましたが、阿部の印象はむしろ「アイラー的なフリークトーンを用いた破壊的サックス奏者」になってしまいがちです。その印象を生む原因の一つが奏法の研鑽の結果だったのはある種の皮肉なのかも知れません。ではまた…(終)
2013-03-01 13:00:18@amiyoshida 大学のジャズ研の部室に置いてきた『阿部薫覚書』を回収してこなきゃ…ただ現役ジャズ研部員誰も知らないので、今行ったら「不審人物が部室に不法侵入して本を窃盗」になってしまうのがツライ…
2013-03-01 13:13:51ポストを見たらSax&Brass magazine vol.26の献本が届いていたぜ!やっとカウント・ベイシー特集が読める!学生ビッグ・バンド出身としては…ベイシーには特別な思い入れがあるのですよ! http://t.co/GgjK1drGEL
2013-03-01 13:33:09私が学生バンドでベイシーを演奏していた頃に、あの伝説の阿部薫特集@深夜TV(『プレステージ』/大友良英さんの「阿部薫に捧ぐ」の演奏も放映された)が放映されジャズ研でも話題になったものです。翌日ベイシーを練習してる合間に友人が「騒恵美子という女性がムカついた!」とぶちきれてました。
2013-03-01 13:39:49【参考】