吉田隆一 (hi_doi)が語る「ドルフィー、アイラー、ブロッツマンの奏法共通項の話」 (〜「阿部薫の話」)

(2013/03/01 20:00 JST) 阿部薫の話を追記しました。 【参考】 サックス&ブラス・マガジン volume26 | リットーミュージック http://www.rittor-music.co.jp/magazine/sbm/12215026.html 続きを読む
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吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

Sax&Brass Magazine vol.26 当方『偉人の肖像』エリック・ドルフィー奏法論寄稿しました! http://t.co/Lk8EHtddEB RT @SaxBrassMag サクブラ最新号、本日発売です http://t.co/ADmRKZzlq4

2013-02-28 14:09:02
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Sax&Brass Magazine @SaxBrassMag

サクブラ26裏話。「偉人の肖像」は、前号の編集が終わるころに「次はドルフィーだな」と編集部内の意見が一致していて、漠然と吉田隆一さん @hi_doi にお願いするのがいいんじゃないかと思っていたところに、このツイートを見つけたのです https://t.co/dShO9CM8WG

2013-02-28 20:28:55
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

@poljazzwriter @kazz16 (続き)しかし私はドルフィーはもちろんアイラーやブロッツマン等のミュージシャンは「批評」に対し圧倒的に「研究」が不足していると思っています。私のトーク企画『SAXの変な音』はそこを補完する目的で始めました。 @Elis_ragiNa

2012-06-05 00:28:46
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

なるほど、では(今、電車で帰宅中なので)帰って…今夜のアニメ見終えたあたりで補足というか、ドルフィー、ブロッツマン、アイラーの奏法の共通項についてツイートしようと思います!>公式RT @SaxBrassMag

2013-02-28 23:48:48
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

なのでさっき予告した「ドルフィー、アイラー、ブロッツマンの奏法共通項の話」書きます。その前に画像集めたりするのでちょっと待ってください。30分くらい。

2013-03-01 02:02:15
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

ドルフィーとブロッツマン、そしてアイラーの奏法上の共通項…それは「気道の使い方」です。正確に言えばアイラーだけ意図的に逆を行ったのですが、「気道」に自覚的であったという点において共通します。救命救急の手段としてまず習う「気道の確保」…寝かせた上であごをくいっと持ち上げます(続く)

2013-03-01 02:29:19
吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)このブロッツマンの写真 http://t.co/NzOWGKWdW2 ブロッツマンをよく知る人なら彼が演奏においてあごを突き出しているのを思い出せるでしょう。アレは救命救急時の気道確保同様のポジションを、首を前に出すことで立ち位置で実現しているのです。(続く)

2013-03-01 02:32:08

Peter Brötzmann

吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)映像でも確認できます https://t.co/iQ98RLHL6U 実はこの首の角度は同様の理由で用いる奏者が多くいます。現役プレイヤーではまずルー・タバキン http://t.co/tRFpZHOqNZ 極端な例 http://t.co/blnqJW5lLZ (続く)

2013-03-01 02:34:38

Lew Tabackin

Lew Tabackin

吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)ルー・タバキンに師事した方の話ではこの首の角度を「タバキン・ポジション」と呼ぶ人もいるそうです。タバキンは意図的にこの角度で吹いています。さらにデヴィッド・サンボーンもそうです http://t.co/n6UQsmVFLN (続く)

2013-03-01 02:37:48

David Sanborn

吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)デヴィッド・サンボーンと http://t.co/n6UQsmVFLN ブロッツマン http://t.co/NzOWGKWdW2 が完全に一致!共に「タバキン・ポジション」と言えるでしょう(続く)

2013-03-01 02:38:59

David Sanborn

Peter Brötzmann

吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)ドルフィーです http://t.co/UzP0MEuzjG 同様のポジションです。映像で観るとテーマを吹くときは普通のポジション、ソロではあごを突き出し気道を確保します http://t.co/K93PiPCSPm タバキン・ポジションは繊細なコントロールが難しい(続く

2013-03-01 02:41:39
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Eric Dolphy

吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)ジョン・ゾーンもドルフィーとサンボーンの奏法の両方をカバーしています(ジョンはサンボーンファンで、ドルフィーについての発言も『ジャズライフ』でしており相当研究していると思われます)サンボーンとジョン・ゾーンの共演映像で http://t.co/0EzexIYPov (続く

2013-03-01 02:45:00
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吉田隆一/SF音楽家 @hi_doi

(続き)ボブ・バーグは独特で、あごを前に出しつつ前を向くために腰を折ってます(映像 https://t.co/CYeYA2EfiJ )腰を折ることで呼吸のコントロールを容易にしてたのかも知れませんが、絶対腰にキます。そのためか晩年はまっすぐ立ってました。(続く)

2013-03-01 02:47:12