慶喜の大政奉還に対して打ってきた、フィクサー岩倉具視の王政復古というのは、2500年前に戻すとか言ってますが、そんな伝説の大昔なんざ、誰も知ってるわけもなく、実情に合うわけもありません。あれはようは、「言ったもん勝ちにしたる」という一手であります。 #八重の桜
2013-05-12 20:56:05作中では一方的に徳川家が押しつぶされているように見えますが、実際のところ、明治維新が終わった後になってから、「最初から新政府側でした」と証言してほっかむりしている連中が、この時点でもけっこう多かったろうと思います。マルチゲーマー的にみて! 絶対! #八重の桜
2013-05-12 21:01:00慶喜が大阪に戻ったことで、そういう風見鶏な連中は、「慶喜を追いつめすぎたらあかんのちゃうか」「薩摩勝たせすぎたら、後が怖いで」と、勢力バランス取り始めたはずです。未来なんか誰にもわかりませぬ。両方にいい顔をしておきたい人間こそ、常に最大派閥であります。 #八重の桜
2013-05-12 21:03:58慶喜が会議をサボったのはお得意の引き伸ばし戦術で、一番でかい領地を持ってる徳川家が参加しない会議に実質はないと思わせておいて満を持して登場、しかも会議の場では他を圧倒して一度は主導権取るところまで行った、というくだりがばっさりカットされてたのはちょっと残念。
2013-05-12 20:46:41薩長が本格的に倒幕路線に切り替えてクーデターかましたのも、リードしてると思ってたのが危うく逆転されそうになったから。今回はその経過をばっさりカットしちゃったので、単にケーキさんがサボって下手打ったみたいになってた。
2013-05-12 20:49:07@itzk_k なるほど。なにやら駆け引きをしている、までは見当がつきましたが、どんな意図をもって仮病欠席したのか、までは説明がありませんでしたしね。
2013-05-12 20:49:36@Shunsk_X こんばんは。慶喜は(宮廷)政治家としてはかなりのもので、その上議論にも強かったらしいので、得意のその線で勝負をかけたのが大政奉還なんですね。それにやられそうになった薩長が腹くくって仕掛けたのが、さっきの王政復古クーデターというわけです。
2013-05-12 20:54:04とりあえず小堺岩倉のすげー腹黒で鋭利で、価値観がとっても権門体制なキャラクターの一番素晴らしいとこは、これで根っこがちっさいとこである。小堺さんは当たりだな。本当に。
2013-05-12 20:59:44@itzk_k ほんとピッタリです。これからどんどん薩摩のやることに振り回されていくわけなんですが、そういうキャラクターと不気味さが同居していていい。
2013-05-12 21:08:22@mknhrk 小人だからこそ怪物になりつつある西郷をどこか恐がってる、というのは面白いです。勝が目覚めさせ、岩倉が後押しした西郷がどんどん怪物になっていき、敵は容赦なく滅ぼされ仲間ですら恐怖を覚える、という展開はいいですね。そして彼もやがて滅ぼされる。
2013-05-12 21:14:03@mknhrk @kanekoiroha 西郷は武士の時代の象徴、つまりラスト・オブ・サムライなわけですね。
2013-05-12 21:22:46@itzk_k @kanekoiroha と、言うよりも、最後のモンスターかなと思います。みんな腹に入れちゃったモンスターの生き残り。浦沢のあの絵本の名前のない怪物
2013-05-12 21:25:28@mknhrk なんというか、むしろ革命とかそういう時代の節目に現れる化け物の1人って感じで。中国だったら皇帝になっているようなそういうタイプじゃないかと。<大西郷
2013-05-12 21:34:54@mknhrk 明治になってからの西郷に全然精気がなく見えるのも、単に守成に合わないタイプってだけじゃなくて、もう革命の怪物と化した自分をどうしていいかわからなくなっていたからかも、と思ったり。
2013-05-12 21:39:16個人的な西郷隆盛像は『世直しのことを知らないんだな』から始まるアムロの台詞に出てくるインテリ≒シャア像だな。世直ししても飽きたらず『 世間からも政治からも身を引いて世捨て人になる 』が、それすらもまた崩してやり直すしかなくなる、……ってつまり海音寺先生の西郷評なんだけどさ。
2013-05-12 21:36:19