魔法少女まどか☆マギカについて もう2年以上という月日が経ったため,「あえて」語ってみる【ネタばれ】
最後に愛(藍)と勇気(悠木)が勝つストーリー まどか「何もしない私は卑怯かな」→命を危険にさらすのは必要のある人のみが行う。
2013-06-09 20:07:33人魚姫:溺死の王子を救い出した人魚姫→王子に恋をする。 人魚姫は救った出来事を話せず,王子は人魚姫が命の恩人である事に気付かない。 王子は偶然浜を通りかかった娘が命の恩人と勘違い。愛する王子を殺せない人魚姫は海に身を投げて泡に姿を変え,空気の精となって天国へ昇っていった。
2013-06-09 20:17:28それゆえにさやかは自分の体(肉体と魂の関係)について異常なまでの執着心を持っていた。思春期の少女のコンプレックス・アイデンティティー問題とも言えなくもない。(個人的にはゾンビという大きな問題よりも,他者にとって小さくとも本人にとって深刻な問題であるべきだと思う)
2013-06-09 20:51:48利己主義者として生きる事を決意した杏子は祈り(杏子の父の果たせなかった願い)と純な自己犠牲(さやかの果たせなかった願い)によってさやかと共に死を選ぶ。杏子は死ぬ必要(必然性)が全くない。その気になれば魔女を倒せるが,死を決断した。(父,さやかの)絶望と(杏子の)救いの釣り合わせ。
2013-06-09 21:00:33第十話 もう誰にも頼らない (第1回:作中の回数)ほむら「何もできない」「死んだ方がいい」 ワルプルギス戦後「彼女に守られるのでなく守る」
2013-06-09 21:37:45(第2回)明るいほむら→戦力にならず まどかの魔女化 (第3回)QBに騙されている→仲間割れ(マミ発狂) まどか「こんな世界(悩み恨み絶望など)だけど,守りたい。」→QBに騙される前の馬鹿な私に…
2013-06-09 21:47:09(第4回)髪を結わない(女性が髪型を変える→新たな決意) もう誰にも頼らない。魔女をすべて倒す。 【一話のまどかの夢の中の戦闘シーン】結局まどかは最悪の魔女となる。 (第5回)一話へ戻る(ほむらの心情であるOP歌詞)演出
2013-06-09 21:54:31第十一話 最後に残った道しるべ さやかの葬儀→虚構(アニメーション)と現実(唐突な宗教行為)の共存 祈りに裏切られる→呪いになる 願い事をしない方がいい。
2013-06-09 22:45:48ほむらの家は時計型,まどかと違う時間を生きる比喩。ほむらは希望を持ちつずける限り,戦い続けなくてはならない。 ワルプルギスに勝てない。繰り返せば因果が増える→絶望による魔女化の道
2013-06-09 23:08:12第十二話(最終話) わたしの、最高の友達 まどかの願い「全ての魔女が生まれる前にする」 絶望を引き受け,希望のある世界⇔絶望も希望もない世界 まどかは前者を選択する。 また,絶望による呪縛が生じるより,死=無であり終わりの救いがある世界を創造。希望の象徴=魔法少女は残す。
2013-06-09 23:17:28全体の感想 まどマギは4つの区分に分かれているらしい。1~4話 巴マミ編。4~6話 美樹さやか編。7~9話 佐倉杏子編。10~12話 暁美ほむら編。
2013-06-10 21:46:53まどマギのwikihttp://ja.wikipedia.org/wiki/魔法少女まどか☆マギカが充実しているので解説とかはそっちを参照してください。いいたかったことが書かれている。wikiって便利だね。
2013-06-10 21:59:26では,wikiと重ならないように,庵野監督の某代表アニメによってアニメ界隈を彷徨う羽目になった私にとってのまどマギを話します。
2013-06-10 22:05:40やはり,過去に受けたエヴァの衝撃は大きく,良い意味でも悪い意味でもエヴァ基準にアニメを見てしまっている自分がいる。故に,エヴァか,まどマギかどっちが好きかと考えてしまい,結果としてまどマギと答えざるを得ない。
2013-06-10 22:08:50エヴァで衝撃を受けたのはあの20話以上の話の結論は「ここにいていいんだ」→「おめでとう」という承認の問題に関することである。ダメな自分(シンジ=視聴者)でも,ありがとうと言われる(必要とされる)と嬉しいということへの共感を持ってしまった。
2013-06-10 22:14:21これが,エヴァ最大のポイントであり,最大の問題でもある。シンジになるには怪しい組織から絶対的に必要とされ,安全(胎内)で凶暴(制御できない)なロボットに乗り込み,よくわからない(外部から襲来する)敵を倒す必要がある。で,結局最後に訪れるのはシンジへの承認のみ。
2013-06-10 22:23:40魔法少女になるということは,見えないもの(不安や悩み)が(魔女という形で)見えるようになる能力でもある。これは本当の敵は外部の敵(使徒)でなく内部から生まれる敵であるということでもある。
2013-06-10 22:29:23この世界でいくら待ってもネルフが「唯一の私」を必要としてやってくることもなければ,胎内に回帰して引きこもることもできないし,外部から全く分からない敵が訪れる事もない。しかし,人は不安や悩みを持ち,それが明確に敵と認識(まどマギ的)することができる。
2013-06-10 22:34:01魔法少女は承認に関してスルーしている。誰も「私は救世主」ともいわれないし,魔法少女同士でも「ありがとう」という機会は少なかったりする。 その代わりに少女たちは願いを持ち,その代償で魔女と戦う。ただ,代償と言いながら,魔女と戦うことと自分の願いをかなえる事を同一化している。
2013-06-10 22:43:29