バ官僚だの天下りだの給料泥棒だのと官僚を罵ったことのない者だけが、クソ左翼と罵った官僚に石を投げなさい。
2013-06-13 23:38:10官僚がまともに育ってない世界(アフリカや中南米)ではどんな失敗が生まれているか、また官僚が生まれる以前の世界ではいったいどんな統治が行われていたかを知らんやつだけが官僚を気軽にサンドバッグする
2013-06-13 23:45:11官僚=役人が嫌われる理由は国という権力の威を借りているところなんだろうけど、じゃあ、「威を借りないとはどういうことか」っていうのを真面目に想像してみるといい。つまりそれは権力そのもの、主権者そのものが権力を振るう世界、つまり、「領主」のことなんだな。
2013-06-13 23:51:40官僚が育たずに失敗国家になっちゃった国を見てみなよ。漏れなく、純粋にして根源的なる権力、すなわち暴力、軍事力を握った大統領や軍人や国王や部族長が自らの裁量で土地を治める、「領主」になっちゃってるでしょ。無制限の官僚バッシングの行きつく先はあそこだよ
2013-06-14 00:10:20で、官僚っていうのは、古代~中世に出現した「領地を貰わずにサラリーを貰い、領主から権力/権威を委任される形で統治を請け負う」人を官僚とか役人とか呼び始めたのであって。「威を借りて好き勝手しやがって」と恨むのは勝手だけど無制限のバッシングの権利を得ていると錯覚しちゃだめだよ
2013-06-13 23:55:09官僚も暴力もないけど世の中が平和に治まっている世界っていうと、あれだな。堯舜の時代ですね。ファンタジー。
2013-06-14 00:16:38ワイマール共和国は官僚とその制度があまりにも高度に発達していたがためというのがナチスドイツを生む一因にもなってしまった、という世界史的にも珍しい「失敗国家」です。(失敗国家の定義を厳密にやると微妙だけど)
2013-06-14 01:36:29@MyoyoShinnyo 最終的に(1945年ですが)行政・治安機構が完全に崩壊して、連合軍の事実上の直接統治になりましたので、失敗国家と言っていいと思います
2013-06-14 01:39:431945年のドイツ、行政・治安機構が完全に崩壊していて、連合軍は軍政と併せて警察再建も行わなきゃならんかったので、官僚機構・警察組織がまんま生き残ってた日本はまだ幸せな方
2013-06-14 01:41:29カップ一揆を起こしたヴォルフガング・カップ、条約の目を逃れて官僚組織(軍)の保全を図ったり「友軍を撃たない」とか抗弁して下命に従わなかったゼークト、大統領内閣でほいほい国会を解散したヒンデンブルク、密室政治好きのシュライヒャー、この人たちみんな官僚か元官僚
2013-06-14 01:42:31で、かつてはちゃんと働いていた彼らとその制度がなんであんなふうになっちゃったかっていうと、彼らの元締めとして忠誠を捧げられていたヴィルヘルム2世がなんもかんもほっぽりだしてとんずらしちまったのがそもそもの原因じゃね? っていうのにどうしても辿りついちゃうんだよねワイマール共和国
2013-06-14 01:46:30職業軍人は立派な官僚の一種ですよ。官僚の意味するところの「領地を貰わずにサラリーで国の仕事をする」という言葉にもっとも純粋に近いと言ってもいい。なにせかつて武を司る仕事は、領地(封土)と引き換えにのみ任されたのだから
2013-06-14 01:53:00でも官僚って当たり前すぎて腐敗部分だけ目がつきがちでもある気はします。自分がミリタリーという巨大な官僚組織に興味を持たなかったら大差ない認識でしょうし
2013-06-14 02:05:08官僚組織がない世界は日本で過ごしていて意識できることって多分ないですもん。アフリカとかに興味が出て調べるとその退避からどんな底辺大卒でも高等教育を受けた人間の層が分厚い組織が運営しているのがどれだけすごくいことかはわからないですしねxd
2013-06-14 02:07:08警察機構がまともに機能させられるだけの人材がなくて全裸でアルコールとドラッグをキメキメな民兵が街の暴力を掌握しようとするんだけど対立する民兵と撃ち合いとか、システムから絶対想像できんですよ
2013-06-14 02:09:26法に従い警察機構が機能して暴力を独占できるまで持ってくのは、ここだけ見てもすごく大変ですけどやっぱるわかりにくいですよねぇ 暴力の独占の概念もなかなか理解するのには回り道が必要な気がしますし
2013-06-14 02:11:47自分の手から武力を手放して、見ず知らずの他人に自分の安全を保証させ信頼させることの大変さですよ
2013-06-14 02:13:26官僚組織がどうあるべきか、どのような方向性をもたせるかは永遠と試行錯誤が繰り返されて、それを巡って争いは続くでしょうけど やや極論ですが官僚そのものの否定はちょっとあれですよねぇ 木を見て森を見ずみたいな
2013-06-14 02:16:40@futaba_AFB 私は「カラシニコフ」読んでやっと少しだけ理解できました>官僚組織がない世界。日本にいる限り空気と同じで、人間生活に必須なのに意識されることはあまりないという感じがします
2013-06-14 02:10:20@89sikin カラシニコフはまだ読んでいないのですが、なかなか意識できないですよね混沌としたカオスな日本って
2013-06-14 02:22:02@futaba_AFB 銃の名前を冠してますが、秀逸な失敗国家のレポートで面白かったです>カラシニコフ。日本じゃ意識しないけど、官僚制の大切さが凄く解りました
2013-06-14 02:24:51@futaba_AFB 官僚制度も分業化の一形態だろうし、官僚制否定はパティシエに自分で使う鍋釜は自分で作れって言うようなもんだと思う
2013-06-14 02:18:45@nekoguruma 僕が話すきっかけになった人は官僚そのものの否定ではなくて、腐った役人どものパージ程度のニュアンスだとは思いますが 僕からみるといい方が乱暴な気がします。
2013-06-14 02:20:44@futaba_AFB うーん、組織なんてもんは、どんなに効率追求しても一定数は腐った部分は出てくるし、ついでに外部からは腐ってるように見えても、組織の内部ではどうなんだろって部分もあるからなー
2013-06-14 02:25:33@nekoguruma 切り口次第でいくらでも変わっちゃう話だと思いますが、そうはいっても時代が下ればより高度なレベルを要求されるのは当然ですし、常に同じ基準でと言うのもやっぱり納得されない気もします。
2013-06-14 02:35:09