反レイシズムのもうひとつの形「まずは知ろうぜ」

「仲良く」するためには、最低限相手のことを知ることも必要。ということで「まずは知ろうぜ」というメッセージを提言します。
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ぐるぐる(ふざけんなばかやろう) @gurugurian

もう一冊だけ、強制連行関連本。山田昭次、古庄正、樋口雄一『朝鮮人戦時労働動員』(岩波書店)。鄭大均『~神話』や新しい教科書をつくる会、自由主義史観研究会などの強制連行否定論への反論を意識して書かれた本。その意味で前に挙げた外村本より読みやすいかも。

2013-06-19 12:07:54
ぐるぐる(ふざけんなばかやろう) @gurugurian

その山田昭次さんの『関東大震災時の朝鮮人虐殺―その国家責任と民衆責任』(創史社)。最近この事実さえ一部右派によって否定・正当化されようとしているので、今こそ #まずは知ろうぜ 。また昨今のヘイトスピーチやヘイトデモと共通する面も多々あるので、その意味でも現代的意味を持つテーマ。

2013-06-19 12:20:35
ぐるぐる(ふざけんなばかやろう) @gurugurian

「そもそもここから始まった」ということでやはり外せない「韓国併合」。ここは海野福寿さんのそのままズバリのタイトル『韓国併合』(岩波新書)にご登場願おう。「日韓併合」でないことがミソ。

2013-06-19 12:24:50
ぐるぐる(ふざけんなばかやろう) @gurugurian

在日コリアンのいわゆる通名。そのルーツを辿るとたどり着くのが「創氏改名」。ここでは二冊。宮田節子・金英達・ 梁泰昊『創氏改名』(明石書店)、水野直樹『創氏改名―日本の朝鮮支配の中で』 (岩波新書)。

2013-06-19 12:32:18
ぐるぐる(ふざけんなばかやろう) @gurugurian

「表向きは自発的、実は強制」という、強制連行や特攻隊にもあった(そして今なおその残洟が残る)ある意味日本の「伝統文化」を反映してるのがこの創氏改名。なかなかややこしくて、当初の目的とその手段と結果がこんがらがっていて面倒なのだが、反面日本の植民地支配の独自性の象徴とも思える。

2013-06-19 12:41:21
ぐるぐる(ふざけんなばかやろう) @gurugurian

あと二冊…迷うけど、やはり「帰国事業」も戦後の日本政府の在日コリアンに対する政策を知る上で重要。ここではテッサ・モーリス・スズキ『北朝鮮へのエクソダス』(朝日新聞社)を挙げる。不謹慎かもしれないけれど、まるでミステリー小説を読んでいるかのように引き込まれる内容。

2013-06-19 12:46:59
ぐるぐる(ふざけんなばかやろう) @gurugurian

最後はこれかな。「百萬人の身世打鈴」編集委員『百萬人の身世打鈴(シンセタリョン) 朝鮮人強制連行・強制労働の「恨」』( 東方出版)。「身世打鈴」とは「身の上話」の意。ちなみに朝鮮語の「恨」は日本語の「恨み」とは違う概念なので誤解のないように。

2013-06-19 12:54:12
ぐるぐる(ふざけんなばかやろう) @gurugurian

ということで合計二十冊の本を紹介しました。中にはやや高額・入手困難な書籍もありますが、たぶん各都道府県の公立図書館に一冊ずつはあるはず。そういう本は地元図書館に取り寄せたりできるはずなので、もし興味を持った書籍があれば、是非読んでみて下さい。

2013-06-19 12:59:17