篠山さんの予備自詐称疑惑についての追加考証

総括

「ヘルニアや精神病を患っている状態で予備自衛官になるのは不可能」説について

• 篠山さんのお話によると、予備自衛官となった後、患ったもので、届け出ていれば問題ない。
• 「予備自衛官の任免、服務、服装などに関する訓令」（昭和37年1月12日）第2章第12条に書かれている免職の条件は「心身の故障のため、職務の遂行に支障があり、又はこれに堪えないとき」というのがある。
• 第3章第17条の休暇の規定には「予備自衛官が負傷又は疾病のため両用する必要があり、その勤務しないことがやむを得ないと認められる場合　必要と認められる期間」休暇を与えることが書かれている。
• 第3章第17条の休暇を申請する場合、第4章第20条に定められた通り、「長期療養（心身障害）届」を出す必要はあるであろうが、これを出せばおそらく免職の条件を満たしていても予備自衛官でいられる可能性は高いと思われる。

「予備自衛官手帳を持っていない」説について

• 手書きの署名と一緒にスキャンされた予備自衛官手帳の中身の2ページ分を確認。
• ページ数についても当初は齟齬があったがその後、肯定する証言が出たため、疑う余地があまり残っていない。
• それが篠山さんのものとは証明されていないが、予備自衛官手帳は身分証明でもあり、予備自衛官以外のものは持ち得ない（辞去する際は返却し処分することが定められている）
• 以上のことから、提示された予備自衛官手帳は篠山さんのものである可能性は高い。

「辞令書のフォーマットが違う」事について

• 篠山さんがアップロードされた辞令書は自衛官本職への辞令書であり、予備自衛官に出されるものではない。
• 篠山さんはこのフォーマットに違いについて「予算不足により、印刷の版を減らしているため、本職と同じフォーマットを使っているのではないか」と推測している。
• 菅原さんは、書類の印刷は早くに手続きをしなければならない問題から予算の都合に合わせて変更が利くものではないとの見解で反論している。

結論

• 辞令書の書式が違うことは疑問として残っているが、予備自衛官手帳がアップロードされたことから、篠山さんが予備自衛官であることは八割方間違いないと思われる。

結論

その直後からの篠山さんとの対話