現役自衛官の副赤氏が某経歴詐称ラノベ作家にトドメを刺した件

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

篠山さんの新設定について話をしようと思います。具体的には「1年未満で退職」の辺りを。

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先日公開した「パンダ先生で学ぶ我が社の階級制度」において、私は篠山さんの自衛隊歴についていくつかの仮説を立てました。 その仮説の一つ「予備自衛官(技能)で入隊」に、現在予備自衛官である三ツ木村さんから指摘を頂きました。

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途中で挫けたという発想が自分には出来ず、この指摘を受けた時に自分の視野の狭さに愕然としました。

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しかしながら、多分これについてわざわざ長文作って公開するバカは私くらいですし、一般の方にも是非知って頂きたいという思いもあるので周回遅れ感丸出しですがやらせて頂きます。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

篠山さんの新設定は「入隊後1年未満で退職。後に予備自(語学)で採用」となっています。 1年未満というのは、前期、後期の教育を受けた後、部隊配置されて大体半年くらい、その間に退職したということ。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

元自衛官、しかも上級者を装ったあのパンダにあれこれ言われた身である私としてはこの時点で軽くイラッとしてますが、とりあえず「部隊勤務実績あり」の可能性は残されています。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

私を含めこの件に関わる自衛官の皆様の統一見解に「篠山さんは部隊配属の経験がない」というものがあります。その根拠について普段は自衛官同士でごにょごにょと推察めいた事をやってますが、私としてはこの理由をどうにか一般の方々にも周知できんものかと思っていました。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

そんな時に新設定の発表。自分の設定をある程度固めてくれたのは実に有難い事です。 この新設定に内包される部隊勤務実績の可能性は如何様に判断するべきか。我々の見解の根拠を提示する絶好の機会です。 更に三ツ木村さんの指摘はこの見解を補強し、尚且つ一つの疑問を氷解させてくれました。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

その指摘が如何なる形で私に作用したのか、また我々自衛官がパンダを見て「部隊経験がない」と主張する理由は何なのか。 今回はその辺をお話したいと思います。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

「がでがで」と「わたしの〜」の両方を読んでいる奇特な方が何人いるかは存じませんが、この2つの作品と篠山さんのツイート、これらを見ていると知識、情報の偏りが存在する事が伺えます。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

結構一杯あるのですが、頻出するものだけを挙げると ロケーションでは「武山」。 装備では「64式7.62mm小銃」 …さて、これが篠山さんの自衛隊歴とどう絡む

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

武山駐屯地は神奈川県横須賀市にある陸上自衛隊の駐屯地です。敷地内には海自の教育隊や空自の防空陣地などもあり、陸の緑、海の白、空の灰色、の戦闘服？を一度に見ることのできる、なかなか不思議な駐屯地です。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

篠山さんは「がでがで」の中で武山駐屯地を結構細かく描写しています。また、ツイッターにおいても武山駐屯地内部の写真などをアップロードしています。

はんがー＠横鎮霧島提督 @signal_army81

@ATOR86 補足事項：パンダ先生は秘密保全に関する達第１２条（論文等の外部への発表）を違反してます。条文：隊員は、防衛省以外に発表する記事、論文その他の著作及び写真等で、自衛隊に関するものは、あらかじめ管理者等の秘密保全上の承認を受けなければならない。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

その中には2010年を以て廃止となった少年工科学校の隊舎の写真もあり、少なくとも2010年3月以前は、武山駐屯地内をパンダが闊歩していた事が推測できます。 ここで一つの仮説。篠山さんが任期制、もしくは一般曹候補生として武山に居た。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

この武山駐屯地、第117教育大隊という大きな教育隊が入っています。任期制自衛官、一般陸曹候補生の前期教育を担当し、後期教育を行う部隊へ新隊員を送り出す事が任務。 故に篠山さんがあの武山駐屯地に居たとしても何の不思議もありません。問題は「後期教育部隊の存在」です。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

前述の通り、第117教育大隊は自衛官育成の前期教育…自衛官の基本的素質の教育を担当する部隊です。後期教育については職種に応じた部隊に新隊員を配置し、そこで専門的な仕事の内容を教育します。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

つまり、前期教育期間の3ヶ月間を超えて武山駐屯地に居る事はできませんし、武山駐屯地で後期教育を行う事もありません。必ず別の部隊、別の駐屯地に異動になります。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

しかし、私は篠山さんが自身の発言、作品で「後期教育部隊」または「配属部隊」「武山以外の駐屯地」の話をしているのを見たことがありません。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

以前の書評で述べたように、私の持つ篠山さんの印象は、「出し惜しみをしない人」(オブラートに包んだ表現)です。一度機会を与えられれば知ってる知識を全力でひけらかすタイプの人間だと思ってます。それが小説だろうがツイッターだろうがお構いなしに。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

その篠山さんが、何故後期教育、配属部隊、駐屯地の話を一切しようとしないのか？機会はいくらでもあったのです。篠山さんがツイートしてる横で我々自衛官ズがそれぞれの部隊の話に華を咲かせてるなんてシチュエーションは割と沢山ありました。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

それなのに、何故か篠山さんはその話の輪に入って来る事はありませんでした。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

そこで三ツ木村さんの指摘です。後期教育、配属部隊を語れない。つまり前期教育でドロップアウトしたのではないか。後期教育、部隊配属はされていないのではないか。 前期教育を受けたか否かという違いはありますが、これが私達の見解の理由その1です。

副赤@9/24 ぱんあ43 C-20 @ATOR86

補足その1。武山には第31普通科連隊という部隊も居ますが、これは予備自衛官を主力とする部隊で、新隊員の後期教育などを行う部隊ではありません。