篠山、教官やってなかったってよ。

予備自衛官で京都大学法学士の篠山半太さんが予備自教育で「教官」だったという主張に関するまとめです。

今回は篠山さんの主張に見られる特徴 --所詮篠山文学-- を読み解くきっかけになるよう、適宜解説を入れています。

AOTR86さんからの問い合わせ

きっかけは副赤さんからの照会でした。

元々は海軍用語のようですね。慣用表現として現在も使うことはあるかもしれませんが、陸上自衛隊が利用しているかはわかりません。

こういう蘊蓄話を現職の人に向かって何度もするから余計怪しく見えるんです。

さておき、蘊蓄話を織り込むことによって、さも「ホンモノ」であると錯誤させることは、詭弁の初歩テクニックとして有用です。

'少なくとも' という言葉が出てきました。
多くの人は、'ああ、5つある曹教のうち、2,3で教務を行ったんだなぁ'と思ってしまうかもしれません、が、ここは字面通り、'1以上'と理解しなくてはなりません。

つまり、第4曹教以外では教務を行っていなくても、'少なくとも'は成り立つと考えなくてはいけないのです。

このように、文脈からのニュアンスと字面との乖離から読者に錯誤させようとしている発言を'あぁ、篠山節健在だな'と思えるようになると、篠山文学をより楽しめるようになってきます。

あたかも、篠山さん自身も中混団経験があるかのような発言ですが、この振りは不発に終わりました。
もちろん、この場合は只の蘊蓄ネタとして流しましょう。決して本人が中混団だったと早とちりしてはいけません。