最近は滅多にないですが、稀に「好きなことは、どうやって見つけるの?」と聞かれることがあります。これを言葉にするのは簡単ではないのですが、大きく分けると「外側からの刺激がきっかけになるもの」と、「内側から沸き起こるもの」と二つ、あるように思います。
2013-05-30 18:26:28「外側からの刺激」に代表されるのは、有名人がやっていて楽しそうだから、家族や友達がやっていて楽しそうだから、または誘われてやってみたら面白かったとか、テレビや雑誌をみて始めたくなったり、流行など。「内側から沸き起こるもの」は、自分の感覚が掴んで離さないような感覚だったり、心から
2013-05-30 18:32:44感動したこと、ふと思い立つこと、突然、「これだ!」と思うものを発見する、など。 「好きなこと」「夢中になれること」というと、「これだ!」と、カミナリに撃たれて電気が流れるような印象を持つ方もいるかもしれないのですが、私の場合は、そこまで熱に浮かされるような劇的なものは少なくて、
2013-05-30 19:03:04「気がついたら、始めていた」というような事がスタートで、そこから吸い込まれるようにして道の中に入っていくようなことが多いです。 例えば音楽の場合。好きなミュージシャンのアルバムを聞いて、バックのピアノの演奏が気に入ったら、誰が演奏しているのかチェックして、その人のソロアルバムを
2013-05-30 19:14:28聞いたりとか。そこから色々たどっていくと、他のミュージシャンと共演していたりして、また世界が広がっていきます。 (因みに、私を様々な音楽のジャンルに導いてくれたのは、スティングの音楽でした。元々、CD屋でのアルバイトや学生時代に放送研究会に所属していたので、多くの音楽を聴ける環境
2013-05-30 19:23:23にいましたが、スティングのバックで演奏しているミュージシャンのソロアルバムが素晴らしいものが多かったので。ブランフォード•マルサリス、マーカス•ミラー、ケニー•カークランド、、たどればたどる程、素敵なミュージシャンの音に出会えます)
2013-05-30 19:28:02音楽に限らず、好きなことを見つけるとき。一番最初のきっかけは様々でも、共通しているのは、自分が「ハッ」とする何かを感じているかどうか。誰かの影響ではじめた事でも「ハッ」とする何かを感じたものは、その後の道標になりそうなものが見えたり、点と点を結ぶものが見えたりします。
2013-05-30 20:03:36「ハッ」とするものは、人それぞれ違います。自分で感じることも、脈略が無かったりすることもあります。けれども、後で過去の「ハッ」としたことと、何かが結びついて考えの幅が広がってくるように思います。
2013-05-30 20:26:41日々をなんとなく過ごしていたり、忙しいと、なかなか気づけないのですが、出来るだけ「ハッとする」=「小さくとも、自分の心が動かされる何か」に気づけるようにしたいものですね。それは、きっと。自分の好きなことを見つけることに繋がると思います。 ■
2013-05-30 20:43:36