想像して欲しい。1Kのアパートで若いカップルが一つのカップヌードルを分けあって「美味しいね」と頷きあっている風景と冷えきった熟年カップルが無言で高級フレンチを食べている風景を。明らかに前者の方がリッチである。
朝日の耕論欄に映画監督の富田克也のインタビュー記事。見出しは「社会を変える意識、金の魔力で封じるアベノミクス」。富田は疲弊する地方都市で在日外国人への暴力に走る派遣労働者を描いた「サウダーヂ」という映画で知られている。そこにはネトウヨに通じる貧困の問題が横たわっている。
2013-06-28 06:29:05貧困問題を考える時、我々は世帯あたりの年収で考えてしまうけれど、実感としての「貧困」は別のレベルにあるように思える。一千万の年収があろうと貧しい人は貧しいし、例え二百万の年収でも豊かさを感じる人はいる。それは豊かな中間共同体に属しているか否かに大きく作用している。
2013-06-28 06:38:33考えてみれば簡単なことで四人世帯における一人あたりの生活費と単身者のそれを比較すればはるかに前者の方が安上がりである。耐久消費財を共用できるし、食材だってまとめ買いすれば安くなる。或は近隣住民と申し合わせてまとめ買いして分配すれば安くなるのだから。
2013-06-28 06:45:42私見ではあるが現在日本の貧困の問題を「社会的貧困」という概念で考えると本質が見えてくるようになると思う。定義は「中間共同体を維持、形成するためのコストより中間共同体が分断されたために必要となったコストが上回る事態を社会的貧困と呼ぶ」としたい。どうだろう?
2013-06-28 07:03:48想像して欲しい。1Kのアパートで若いカップルが一つのカップヌードルを分けあって「美味しいね」と頷きあっている風景と冷えきった熟年カップルが無言で高級フレンチを食べている風景を。明らかに前者の方がリッチである。お金がないと幸せに暮らせないという信憑は貧困の証左である。
2013-06-28 07:17:44富田の話に戻そう。彼は疲弊する地方都市の現状から豊かな中間共同体を形成することが現代的な「貧困」から個人を救い出す方策になると、特に震災以後に意識化されてきたのにも関わらず、アベノミクスは「金さえあれば幸せになれる」という幻想で無効化しようとしていると論じているのだ。
2013-06-28 07:25:06アベノミクスは「社会的貧困」を拡大し、分断され、生存のためのコスト(物理的にも精神的にも)を最大化することで資本に奉仕し、傀儡として国家の枠組みを保持しようとする方策に過ぎないのだ。
2013-06-28 07:29:32その後の発言
「お金がないと〜できない」という発想自体が社会的貧困によってもたらされるということを言ってるんだけどね。全体像を読んで欲しいね。
2013-06-28 12:52:42豊かな中間共同体を維持形成する基本動作というのは「お友達に優しく」とか「お友達と仲良く」という幼稚園、保育園で習うことだけど、みんな忘れちゃうのね。おじさんは力不足を感じるよ(T_T)。あと、「人の話はちゃんと聴こう」とかね。
2013-06-28 18:07:29主な反応
てめえがまず半個のカップラーメンで暮らしてみろ。許さん。正式な祈祷方法で呪詛してやる https://t.co/BmRf2hdtLI
2013-06-28 11:51:28朝飯だか昼飯だか・・・。いかになか卯がリーズナブルかがわかる。直ぐにお腹空きそう。 http://t.co/YnNHu9CM
2012-07-15 10:43:31想像して欲しい。どうして若いカップルが1つのカップヌードルを分け合わなければならず、熟年カップルが高級フレンチを食べているのかを。ここにあるのは世代間の格差。高齢者寄りの政策が、そしてデフレが若い世代から中高年世代に富を移動したことの証左である。
2013-06-28 11:53:34“お金がないと幸せに暮らせないという信憑は貧困の証左”なんてのはごく個人的なシバキ主義に過ぎないわな。お金はあったほうがいいに決まってる。 たぶんこのカップルはほどなくどっちかあるいは両方が身体壊して病院にもかかれず終了。お金がないので。
2013-06-28 12:08:10だいたい「若いカップル」を幸せそうだとする方におく時点でイメージ操作する気満点である。小汚い中年夫婦がカップヌードルを分け合いおいしいね、と言っているという絵にしてはいけないのか(いや見たくはないが)?
2013-06-28 12:14:12